7月21日(火)、神宮球場で行われたセ・リーグ公式戦、東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズ第12回戦。中日は6回に4番・阿部寿樹の勝ち越し3ランで逆転すると、8回にも阿部が2号2ランを放ち2試合連続のプロ初2打席連続本塁打を達成。11-4の快勝で2連勝を飾った。しかしゲーム中、田中幹也が6回の守備でダイビングキャッチを試み左肩を脱臼。22日に登録抹消される予定でチームに影を落とした。試合時間3時間49分、観衆26,801人。
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■ 公式試合記録
2026年7月21日(火) セ・リーグ公式戦
神宮球場 観衆:26,801人 試合時間:3時間49分
中 日 0-1-0-0-0-3-0-5-2 計11
ヤクルト 0-0-0-1-0-3-0-0-0 計4
【勝】松葉貴大(昨年6月以来の白星) 【敗】山野太一
【中日本塁打】福永裕基 2号ソロ(2回表)、阿部寿樹 1号3ラン(6回表)・2号2ラン(8回表)
【バッテリー】
中日:松葉貴大→清水達也→(複数継投)—木下拓哉
ヤクルト:山野太一→(複数継投)
■ 試合経過
中日は2回、福永裕基が2号ソロを放ち先制。しかし4回にヤクルトに同点、6回には逆転を許し1-4と苦しい展開となった。そこで反撃の狼煙を上げたのが4番・阿部寿樹だった。6回表、先頭から2者連続ヒットで1死満塁の好機を作ると、阿部が左中間スタンドへ1号勝ち越し3ランを叩き込み4-4に。さらに岡林勇希・細川成也・石川昂弥の連続適時打でこの回3点を追加し、4-4から一挙5点で7-4と逆転に成功した。
8回表には阿部が左中間への2ランをプロ初の2試合連続本塁打で確認。9回にも2点を追加し最終スコアは11-4。
しかし試合中に田中幹也が6回裏1死満塁の場面、古賀優大の二遊間ゴロへのダイビングキャッチを試みた際に左肩を脱臼。ボールはグラブに収まり本塁での失点は免れたが、すぐに2塁へ投げられず、トレーナーに支えられながらベンチへ下がった。井上一樹監督は試合後「(左肩)脱臼ということで22日(登録)抹消する」と明かした。
松葉貴大は6回途中3失点ながら、昨年6月以来の白星を手にした。
■ 全試合結果(7月21日)
★中日 11-4 ヤクルト(神宮球場 観衆:26,801人 3時間49分)
【勝】松葉貴大 【敗】山野太一
【本塁打】福永裕基2号ソロ・阿部寿樹1号3ラン・2号2ラン(中日)
巨人 11-5 広島(東京ドーム)
【勝】山崎伊織(今季初勝利) 【敗】床田寛樹
【本塁打】泉口友汰・大城卓三・浦田俊介(巨人)
※初回から8者連続ファーストストライクスイングの超積極打法で先手。今季初の2ケタ得点で巨人が3連勝
阪神 2-1 DeNA(甲子園 延長11回)
【勝】木下元秀(2勝目) 【敗】DeNA投手陣
※1-1の11回2死二塁から高寺望夢がサヨナラ二塁打。伊勢大夢が緊急降板するアクシデントも
西武 8-5 ソフトバンク(みずほPayPayドーム)
【先発】前田悠伍(ソフトバンク)、ワイナンス(西武)
【本塁打】正木智也10号ソロ・栗原陵矢22号2ラン・柳田悠岐9号ソロ・近藤健介18号ソロ(ソフトバンク)
■ 筆者の眼:田中幹也の「執念のプレー」が生んだ逆転劇
この試合の主役は阿部寿樹だが、物語の核心は田中幹也にある。
田中幹也の執念:6回裏1死満塁という最大の危機に、田中はダイビングキャッチで食い止めた。脱臼という重傷を負いながらも本塁への失点を防いだその精神は、試合後も神宮球場に残り続けた。チームメートがそのプレーに応えた6回の5得点逆転劇は、偶然ではない。
阿部寿樹の覚醒:2試合連続の本塁打・5打点は今季最高の阿部の姿だ。代打の切り札から4番スタメンへ。この男が定位置を手にした時、中日の後半戦は本当の意味で始まる。
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