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2007年05月08日
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カテゴリ: Movie(邦画)


アニメのルパン三世はもう原作とは全く違う物になっていますよね。
原作のルパンはもっとハードボイルド色が強いです。
しかももっと エロティック です。
平気で人を殺すわ、女は抱くわ・・・・
近年、山上正月という人がモンキーパンチの承諾を得て「アクション」でルパン三世を描いていました。
他にも二人ほど手がけている人がいますが、山上版ルパンは限りなくアニメのルパンに近い仕上がりになっていました。
コミックを読んでいたら山田康雄もしくはクリカンの声や あのテーマ曲
青年誌なので、若干のエロティックな描写もありますが、かなり抑えて描かれていました。
これは、私たちが持っているルパン三世のイメージ・・・つまりTV版第二期のイメージによって形成されているからだと思います。
山上版ルパンもそうだし、今のルパン(先日新作が放映されました)もそうだと思います。
しかし、アニメ版の第一期TVシリーズは別物です。
やや原作に近い内容ですね・・・
五右衛門の初登場なんて、 えらいこと になってますから・・・
ちなみにテーマ曲も唯一このシリーズのみ違います。
このシリーズは、明らかに子供向けのアニメではありません。
当時としては画期的だったのでしょうね・・・
実は放映時はあまりに時代を先取りしすぎて打ちきりになっています。

スポンサーが難色を示したという話もありますが、数年後に復活したルパン三世(第二期)はそう言った意味ではハードボイルド色を消して、よりポップな仕上がりになっていました。
原作とは一線を画すことになったということです。
それはジャケットの色や峰不二子のキャラデザインを全く変えたことでモンキーパンチと合意したのではないでしょうか?
「一度でいいから食べてみたい。あのスパゲッティ(笑)」

つまり、 ルパンであってルパンでない
あくまでTVアニメのルパンはそこだけの世界観であって、マンガとは別物だと言うことです。
ところが、この第二期のTVシリーズは爆発的にヒットしました。
ルパンの本家フランスでも放映され凄まじい視聴率をたたき出したようです。
シリーズ最長の3年にも渡って放映も続きました。
ちなみにこの第二期放映時に劇場用第一作「ルパンvs複製人間」が公開されました。(のちにウッチャンが マモー をパクリます)
この作品は興行的には成功したようですが、実はやや原作に近いルパンに仕上がっていました。
不二子のキャラデザインが第二期とは異なります。第一期や原作に近いと私は思います。
で・・・当時の(第二期しか知らない)子供達は 困惑 したと思います。
「なんだか・・・・話が難しくてよくわかんない・・・・」みたいな(笑)
しかし、興行的には成功していましたので劇場用第二作が制作されることになります。
それが「カリオストロの城」です。
ジャケットのデザインは第一期のグリーンに戻され、不二子のデザインもまた変わりました。
ルパンのイメージもハードさはなくなりやさしい「おじさま」になっていました。
さらに困惑です(笑)
こうまで翻弄されると、やはりファンは論争したくなります。

「どれが正当ルパンなのか?」・・・・と

「カリオストロの城」は公開当時(今でも?)は賛否両論でした。
映画としての出来は認めるが、これは本当にルパンなのか?・・・とか
次元のハードボイルドさもまったく出てこないし・・・とか
五右衛門はなんだかコメディタッチだし・・・・とか
不二子ちゃんもおばさんみたいでちっとも エロってない ぞ・・・とか(笑)
しかし、見直してみて改めて思いました。
この作品は一本の映画としても、ルパンの作品としても「傑作」です。
ただし、原作ではなくアニメのルパンとして・・・・です。
興行的にも成功して、後にTVシリーズの最終回を含む三話を宮崎駿は任されることになります。
ちなみにその時のルパンのジャケットはグリーンでした。
「カリオストロの城」でのルパンは原作はもちろん、第一期とも第二期とも違うルパンでした。
つまりこの時点でルパンは4つの「顔」を持っていることになります。
そしてしばらくして始まった第三期シリーズではルパンのジャケットはピンクになりました。
そして不二子ちゃんのデザインは(TVシリーズでは)もっとも原作に近い(私の個人的な意見ですが)ものになりました。
これで五つ目の「顔」です・・・・
そして、現在年に一回新作が制作されているルパンは・・・・やはり第二期のルパンがベースでしょうね・・・
多少第一期のテイストが見え隠れしますが・・・
ということはさらにルパンは違う「顔」を持っていることになる?

結局 どれも本当のルパン なんでしょう。
ただ一つ言えるのはアニメのルパンの中でやはり宮崎駿が手がけたルパンだけが「異質」だと私は思います。
しかし、最も愛すべきルパンであるかも知れません。
つまり、宮崎駿は独自の解釈で唯一ルパンの それまで見えなかった一面 を見せたのかも知れません。
未だに「カリオストロの城」はルパンファンの中では論争の的なのではないでしょうか?
実は私も不二子ちゃんのデザインや役まわりには不満をもっていますが・・・(笑)

しかしそれでもこの作品は「ルパン三世」の 最高傑作 と言わざる終えません
それは最後の 銭形の言葉 に集約されていると思います。
「あなたの心です!」くぅ~しびれるぜ とっつぁん!

本来の「ルパン三世」の世界観にはなかった台詞でしょう・・・・
しかし、あの言葉でこの映画は完璧な物になりました。
最高でした!

宮崎駿の とっつぁん
ルパンじゃなくてもいいからこういう台詞が出てくる映画をまた作ってもらえませんかね・・・
お願いします・・・

ルパン三世 カリオストロの城
1979/12/15公開(28年前!)100分
監督 宮崎駿
声の出演 山田康雄 小林清志 増山江威子 井上真樹夫 納谷悟郎 島本須美 石田太郎 宮内幸平 永井一郎

おまけ
藤原紀香が大の不二子ちゃんファンだということは有名です。
なんせ彼女の理想の女性像が不二子ちゃんらしいので・・・
それを聞きつけたモンキーパンチはイラストの不二子を藤原紀香の写真を見ながら描いたところ すっかり癖になって 、現在の不二子のモデルは藤原紀香になったそうです。
というわけのわからないことになっているようです(笑)
で・・・ハリウッド実写映画化にあたって彼女を不二子役で推薦したとかしないとか・・・
それで映画化が頓挫したとかしないとか・・・・まぁこれは噂ですけど・・・・

私だったらキャスティングは
ルパン・・・・クエンティン・タランティーノ(兼監督)
次元・・・・アンディ・ガルシア
五右衛門・・・・加藤雅也
不二子・・・・藤原紀香
銭形・・・ジャン・レノ
かな?
ちなみに藤原紀香が加藤雅也と付き合っていた頃に考えたキャスティングです(笑)
実際、ルパンはジム・キャリーが候補に挙がっていたそうです。





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最終更新日  2018年10月09日 19時41分50秒コメント(0) | コメントを書く
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