ラスタ・パスタのレレ日記

2006年01月07日
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テーマ: 中国&台湾(3309)


食事は非常に美味しかったですね。
中華料理とワイン、紹興酒。まさに絶品の味。

新年早々、新年会、気楽でいいな、と思われるかもしれないのですが、われわれのグループは昨年、忘年会が成立しなかったのです。

というのも、あるひとは中国出張、あるひとはロシア出張。あるひとは『南の島』へ逃避して(って、これ私です)
あるひとは、アフリカへ旅行、と、

全員の都合が合う日がなかったのです。それで、結局、新年会にしようということになったのです。

中華料理店で個室、ということは、年内にわかっていましたので、私は、にわか仕込みで、数曲、曲を練習していました。

ところが、個室ではないメインのフロアでは、本物の中国琵琶を中国の女性が演奏しているではありませんか。



これはやばい。ウクレレで盛り上げようとしていたのに、プロの中国琵琶の演奏家が来たのではかなうわけありません。

ということで、中国琵琶の前座ということで、かなり食事も進み、お酒もまわっていい気分になったところで、まずは、わたしのウクレレ演奏を2曲ほどしました。

1曲目は、『Sweet Leikani Medley』ハワイの曲です。

ぼくは、まだ楽譜なしでは弾けないのですが、左手の指使いが面白いところがあり、また、後半、半音ずつ調が上がっていくところがあって、好きな曲なので、楽譜をみながら弾きました。

今回は、僕が持っている中では一番いいコーラウのカスタム・メイドのウクレレを使いました。正月休みに、いろいろ自分のウクレレを弾いてみたのですが、このウクレレが結局、一番いい音がするのと、手に持っていて安定感があるので、これを使いました。

グループのメンバーの中には、この曲を聴いたことがある、というひともいて、

「パスタさん、着実に腕が上がっていますね」などと、嬉しいお世辞を言われました。

2曲目は、これもハワイの曲で、

『Hanalei Moon』

これこそ、ほんとうの一夜漬けではないですが、ほんとに練習時間が短くてひやひやしたのですが、なんとか弾き語りが出来ました。

これは、フラのひとにもよく好まれている曲で、


ゆっくりとウクレレで伴奏をしながら歌うと、とってもいい雰囲気の出る曲です。

参考にいくつかのCDを聴きましたが、Dennis Pavaoという一昨年なくなったハワイの男性ボーカルの歌が一番美しかったです。

彼は、2004年になくなって、なくなったあとの2005年にはハワイのナホク賞を受賞している実力派で、男性ですがとても高い音域でのファルセット・ボイスを聴かせてくれます。

当然、彼のキーはわたしには全然、歌えないので、キーをさげて弾き語りしたのですが、Dennis Pavaoの『Hanalei Moon』は、一聴をおすすめします。


ここで、しばらく食事をしていると、いよいよ北京出身(正確には徐州出身だそうですが)の中国琵琶の女性演奏者が個室に入ってきました。


全員で『中国の曲~ぅ!』と答えると、2曲弾いてくれました。

中国琵琶の演奏をこんなに真近で観るのははじめてですが、楽器は、ほぼななめというか縦に構えて演奏します。ウクレレと同じ4弦です。

右手のすべての指に、ピックをつけて、かなりはやいスピードで指を動かしながら、左手がフレット(というのかどうか知りませんが)をこれまたかなりはやいスピードでおさえながら動かしています。

非常にダイナミックな演奏で、一部、津軽三味線に系譜がつながるようなフレーズも出てきたのには驚きました。どこかで、いつの時代にか、中国から日本へ音楽の伝承があったのでしょうか。

2曲目に弾いてくれた『草原』という曲で、彼女は中国のコンクールで一番になったそうで、日本に来てまだ2ヶ月、これから日本でチャンスをつかみたいらしいです。

これはみんなお店のオーナーが言ったことなので、どこまで本当なのか、大げさな表現なのかはわかりませんが、

女子十二学坊の琵琶奏者よりも上手い、というオーナーの言葉はあながちウソではないかも知れません(もちろんほんとのところはわかりませんが)

2曲演奏してもらった後で、楽器に触らせてもらいました。
これが、ウクレレやギターなどと違って、ボディに空洞がなく、硬い木で非常に重たい楽器でした。

弦を右手でかき鳴らすことは出来ましたが、左手をどうやって動かすかはすぐにはわかりませんでした。

逆に、ぼくのウクレレを渡したところ、興味深そうに弦をはじいて、音程(チューニング)を確かめていました。

ぼくのコーラウのカスタム・メイドのウクレレは結構、ウクレレとしては重たいのですが、彼女はさぞ軽かったことでしょう。

グループのみんなが大拍手をして彼女は退室しました。

そこで、みんながデザートを食べている時に、ふたたびウクレレ・タイムです。

パスタ・ウクレレ・ライブ(じゃなくて余興ですね)第2部では、前回の宴会で女性の同僚からリクエストのあった、

ビートルズの「All My Loving」を弾き語りしました。

特別ゲストに、リクエストした女性本人にも横に座ってもらって、いっしょに「All My Loving」を歌いました。

彼女が楽しそうに、首を左右にかたむけてリズムをとりながら歌ってくれたので、私も一層楽しくなりました。

最後の曲は、いつも音楽の話をする先輩を特別ゲストに呼んで(って、みんな料理のテーブルを囲んでいるわけですから、席をちょっと移動するだけなのですが)、

手持ちの楽譜を見せながら、どの曲にしましょうか、といったところ、

ジョン・レノンの『Imagine』がいい、というので、イマジンを弾き語りし、先輩も一緒に歌いました。

途中で、先輩は「いかにもジョンの書いた歌詞でいいねぇ~」などと、みんなにむかってしゃべりながら、後半ではビシっと一緒にキメてくれました。

中国琵琶奏者の登場という、嬉しい想定外のハプニングがありましたが、
美味しい食事とお酒、楽しい会話に好きな音楽。

まぁ、なんとも新年から素晴しいイベントでした。

そのあとアイリッシュ・バーで軽く飲んで、はやめにみんあ帰りました。

追記
シンガポール出張のおみあげに、同僚の女性が買ってきてくれた帽子、おそらくマレー系シンガポール人、イスラム系のひとがかぶる帽子。
マレーシアのマハティール前首相などが、よくかぶっていた帽子をもらったのですが、

「今度、ウクレレを弾く時はこれをかぶって弾いてください」といっていたので、今日は、その帽子をかぶって演奏したのですが、肝心のその女性の同僚は今日、熱を出してお休みになってしまいました。

残念です。しかし、マレー系イスラム系のひとがかぶる帽子でウクレレを演奏していると、どこの国の人間と思われるのでしょうか。






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最終更新日  2006年04月09日 09時01分04秒 コメント(3) | コメントを書く


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