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ずっと見たいと思いながら、公開中は結局見にいけなかったこの作品をようやくDVDで観ました。フィンランドを含め、北欧の国々はとても憧れます。なんだかのんびりした空気が漂っていそうで。ゆるやかにおだやかに暮らせそう。それなら南の島だろう!と言われそうですが、暑いのと海が苦手な私には向いてません、残念ながら。期待通りあるいはそれ以上の映画で、もう1度続けてみたいと思ったくらい。フィンランドのヘルシンキで食堂を開いた主人公のサチエ(小林聡美)。一体彼女はどんな過去を背負って、わざわざフィンランドまでやってきて食堂を始めたんだろう?というナゾは最後まで決して解き明かされないけど、そんなことどうでも良いじゃん。こうやって、この街で、やりたいことをやっている彼女はとても満足そうなのだから。1ヶ月たってもお客がちっとも来なくて、来たのはトンミ・ヒルトネンという日本オタクの青年だけ。ところがそのうち、窓越しに胡散臭そうに食堂の中を眺めていたオバサン3人組が加わったり・・・。世界地図を目をつぶって指差したらフィンランドだったので、ここに来たというミドリさん(片桐はいり)、20年介護してきた両親を看取って旅に出たら、空港で荷物を紛失しちゃったマサコさん(もたいまさこ)、この2人の日本人女性が加わって、かもめ食堂はなんとも言われないのほほんとした空気をかもし出しています。この映画に出てくる料理がどれも美味しそうなんです。シナモンロールもコーヒーも画面から香りが漂ってきそう。おにぎりも、とんかつも焼鮭も。観てるとおなかがすく!それと、音が綺麗。食堂の中で、食器がカチャカチャ当る音が、空気のせいなのか心地よい響きです。好きでもない音楽がBGMで流れている日本のカフェよりも、からりとした食器の音がBGMとして流れるフィンランドのかもめ食堂のほうが、ずっと居心地良さそうです。サチエさんの部屋の家具の手触りや、食堂のシンプルなテーブル類の質感も、この映画の主役のひとつのような気がします。映画なので、音はともかく触感も匂いもしないんだけど、そういうものが丁寧に描かれてて、映画全体を彩っています。そう、ここで生きてる人たちは、みんなとても日々の暮らしを大切に丁寧に生きてる感じがするのです。ものすごい事件がおこるわけでもないんだけど、飽きずに観ていられる映画です。しばらくしたら、もう1回見よう。っていうか、このDVD買っても良い気がした。それにしても、小林聡美って、なんてチャーミングな女性なんだろう!こんな女性を奥さんにした三谷幸喜はずるいと思う。いや、ラッキーだと思う。女性を見る目がありますね。ブラボー、三谷(ん?)小林聡美は以前から好きな女優さんのひとりだったけど、この映画でさらに惚れました。
2006年12月27日
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そういえば、ちょうど1年前にも同じ都響で第九を聴いたのでした。そのときの指揮は小泉和裕。結構気に入らなかったような感想を書いた気が・・・。奇しくも今年聴いた第九も都響。指揮は音楽監督のジェームス・デプリースト。のだめでマルレオケの音楽監督をやってるヒトですね。(は?)都響のベートーヴェンは、このところ期待はずれ続きなので、今回も正直期待しないで行きました。でも、去年よりず~っと良かったです。特に弦楽器全体の響きが明るく感じました。前プロはベートーヴェンの「コリオラン」序曲。メインの第九は、合唱は去年と同じ二期会合唱団でした。1楽章はテンポは少し速めな感じ?わりとぱきぱきと前に進みます。ごめん、でも寝ちゃいました。2楽章で目が覚めます。いつも。3楽章は、重くはないテンポ。でも、デプリーストさん、ちょっと細かく振りすぎ?フレーズ感がちょっと細切れな感じです。演奏のせいかしら?4楽章は、合唱がすっごく上手いんだけど、なんか自分のイメージする第九とはちょっと違う感じなのはなぜだろう?そう、まるでゴスペルのよう。いや、それが悪いわけではないんだけど、デプリースト氏の個性なのかもしれません。なんだかハレルヤ!な感じです。「天使にラブソングを」のイメージ。それはそれで面白いです。悪い演奏ではないんだけど、なんか印象に残らない・・・。あ~、木管前列(フルート&オーボエ)とホルンが好みではないですね。フルートのトップのヒト、音が目立ってるんだけど、目立ち方がオケから浮いてる感じ。ひとりだけ尖った音を出してる感じでした。薄い音というのかな?ピッコロも、なんだかちょっと演歌系。同じくホルンも演歌系。あきらかに伴奏から遅れている部分が気になりました。木管ではファゴットが良かったかな・・・。もしかして、私が第九という曲がそんなに好きではないのかもしれません。なぜブラボー!が出るのか分からない。ブラボーが出るような第九を一度聴いてみたいものです。昨日のR☆S&千秋真一のベト7のほうがずっと良かったぞ(爆笑)年末に第九を聴くのはもうやめようかな。寧ろブラ1かベト7。年末に第九が流行るのは日本だけらしいですね。それにしても、のだめ効果はすごいですね。私の隣のカップルものだめの話題ばかりしてました。ホールのショップに売ってた鍵盤のレッスンバッグにも人々が群がってました。漫画にデプさんも出てくるので、一度聴きに行ってみようではないか!というヒトも大勢いたことでしょう。(うちの夫もそのひとり。)来年は、第九聴くならもう少し違うオケにしよう・・・。3年連続都響はどうよ、という気がします。
2006年12月26日
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「いやだな、もうすぐ終わってしまう。」千秋がシュトレーゼマンと競演したラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番の終わりにつぶやいたひとことですが、R☆Sクリスマス公演のベト7の終わり付近に、不覚にも同じことを思ってしまった私。またしてもホルストの惑星に泣かされた!!千秋様@玉木宏くん、あれって本気で泣いてましたよね、きっと。このドラマって、のだめの物語であり、千秋の物語であり、オケのメンバーみんなの物語でもあるんだけど、見ている自分たちにも重なる物語のような気がします。それは、音楽をやっているいないに関わらず。「音楽を続けられることは決して当たり前ではない」シュトレーゼマンの台詞ですが、ほんとにそうなんですよね。今、プロとして活躍してる音楽家たちだって、もう辞めたいと思ったり、もうだめかもと思ったことがあったかもしれない。自分が「もう辞めた」って言えば、そこで終わってしまうんですよ、何事も。終わりを決めるのは、恐らく自分。もちろん、自分ではなんともできない理由で辞めざるを得ないこともあります。いろんな理由で、仕方なく音楽をやめていった人はたくさんいるはず。だからこそ、今、こうして音楽できることが何物にも代えがたい喜びなんだな・・・。「音楽」を「生きること」そのものに置き換えても同じことが言えるかも。・・・なんて深刻に考えすぎですか?私は、のだめのような天才ではないけど、のだめのように(あるいは千秋のように)幼い頃に心に受けた小さな傷があります。こんなに年くっても、いまだに忘れられなくて、時々思い出してしまったりもします。それでも、ちゃんと生きてるじゃん。音楽も続けてるじゃん。そんな自分を認めてあげても良いような気持ちになりました。実はこの「のだめカンタービレ」が始まってからの3ヶ月、いろいろと辛いことがあり、実際憂鬱な毎日でした。それでも、毎週月曜日このドラマで、なんだか力をもらってきたような気がします。ベト7が私にパワーをくれました。個人的に気持ちを持ち上げるために聴いていたのは、クライバー指揮・バイエルン国立管のベト7。文句なしに、元気が出ます!漫画では、今はR☆Sのみんなは出てきません。(黒木くん以外)でも、今後また出てきてほしいなあ。で、永遠に続くオケ、じゃなくて、このドラマの続編もしくはスペシャル(総集編ではなく)が見たいものです。・・・と思ったら、フジテレビの公式サイトには、そういう書き込みがたくさん!ところで、このドラマのDVD-BOXが出たら是非大人買いしようかと。そしたら、私の尊敬するデヘヘヘラーさんの真似をして「もう一度見るのだめカンタービレ」レビューでも書いてみようかな。なんだか、今は結構感情的に書いてるな~。で、心の叫びを最後に。私も千秋先輩に後ろから抱きしめられたい~~~~っ!!!
2006年12月25日
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のだめのドラマを見てて、ふと思い出したことがありました。中学校の吹奏楽部で一緒だった女の子は、ピアノがすごく上手でした。もともとピアノが大好きだった私。あるドラマの中で、主人公が弾いてたショパンのポロネーズ「英雄」があまりにもかっこよく、自分では絶対に弾けないので、その友達に聞いてみました。「ねえ、あのショパンの曲って弾いたことある?」「ううん、ないよ。・・・でも、こんな曲だよね、確か」と、彼女は弾いたことのない曲を聞き覚えで弾いてくれたのです。それは間違いなく、ショパンのポロネーズ英雄でした!!!譜面がない曲を聴いて覚えて弾くことができるなんて、天才か、この人は!と、仰天したの記憶はいまだに鮮やかに残っています。しかも、彼女の名前は「恵」ちゃんだった・・・。あまりに出来過ぎなこの展開。でも、ネタではなく、ほんとのことなんです。彼女は吹奏楽部ではオーボエを吹いていました。中学生ながら、楽器庫の片隅で静かにリードを削っていた姿は、なんだかちょっと大人びて見えたものです。彼女にオーボエを借りて、時々吹かせてもらい、ちょっと音階なんかも吹けるようになりました。「さなえちゃんは、勘が良いから、オーボエをやってもきっとうまくなるよ。」とおだてられたのを真に受けて、高校で一時期オーボエに転向しようとしました。が・・・・。不器用でズボラは私には、リードなどという繊細なものの扱いは無理!と判断。あえなく挫折し、フルートに舞い戻ったのでした。ぎゃぼ~ん。めぐみちゃんはその後、音大の付属高校に進学し、音大まで進みました。ピアニストにはならなかったけどね・・・。彼女の部屋が、のだめみたいだったかどうかは定かではありません。私の師匠の話だと、音大のピアノ科にはのだめタイプの子は多いらしいです。ピアノって、ひたすら一人で楽器に向かい、ひとりで完結する楽器だからでしょうか?わき目も振らずピアノに向かう一方、それ以外のことに気がいかないというか・・・。でも、ひとりで音楽と向き合い続けることに耐えられなくなる人も多いそう。そうすると、伴奏ピアニストを目指すとか、アンサンブルをするとか、そういう方向に向かうんですって。ソリストになるのは、ものすごい集中力と自分と音楽とひたすら向き合える精神力が必要なんでしょうね。そういえば、漫画の「のだめ」でもターニャがそんなこと言ってたな・・・。う~ん。音楽関係者にとっても非常に興味深いドラマ(漫画)ですね、のだめって。
2006年12月21日
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のだめの本領発揮はドビュッシーかと思っていましたが、実際に音を聴いてみると、むしろシューマン、ストラビンスキーだったんですね。シューマンのピアノ曲は「子供の情景」の「トロイメライ」があまりに有名なので、やさしい感じなのかと思ってしまいますが、私の中ではかなり「狂気」を含んだ作曲家です。心を病んでいた(躁鬱病?統合失調症?なんだったっけ?)シューマンの作品は、特に交響曲は切迫するような同じ音型やリズムを繰り返したり、その一方で数小節単位でめまぐるしく転調したりして、ずっと聴いたり演奏してると、ちょっと憑依しそうな感じです。今日、のだめが本選で弾いたシューマンも、のだめにとりついた感じがしました。ストラビンスキーのペトルーシュカからの3楽章は、漫画を読んでたときにはすぐにイメージがわかなかったんですが、曲を聴いてみると、のだめにぴったり。っていうか、これを聞き覚えられるのだめはやはり天才!?譜読みをしてるのだめの耳に入ってきた「今日の料理」のテーマ曲が、あんなふうにペトルーシュカの中に取り入れられるとは!!服部隆之!あなたも天才です!!あの世でストラビンスキーもびっくり!きっと。先週からホルストの「惑星」より「木星」が、ちょっと涙ぐむポイントになってます。ウイーンの師匠のもとへ行くことをためらっている清良を送り出す健気な峰くん。漫画を読んでてもじーんとくる場面ですが、この曲がセットになると更に泣けました。そして、2人の関係に気づいてなかった千秋!音楽以外はほんとに分かっちゃいないね、あんた・・・。もうひとつすごい曲がありましたね。千秋が、R☆Sのクリスマス公演のメイン曲に選んだベト7。千秋が初めてオケで指揮を振った曲を、自分の締めくくりの演奏会に持ってくることを、峰をはじめ仲間たちはみんなお見通し。それを知って感動している千秋のバックに流れているのは、ベト7のピアノ(しかもスロー)バージョンじゃないですか!これも服部の仕業ですか!?(呼び捨て失礼)やられました。あの世でベートーヴェンもびっくりだよ。たぶん。「新選組!」サウンドトラック第1弾の最後に入っていた、テーマ曲のピアノバージョンを思い出してしまい、あ~ほんとにこの作曲家は憎いことをするやつだ!と、脱ぐ帽子ももうないんだけど、脱帽してしまいました。このドラマは、服部隆之の存在がなかったらこれほどまでに盛り上がらなかったと言っても過言ではないと思っています。もちろん、キャスティングも絶妙ですが、双方がうまく絡み合って、素晴らしい作品に仕上がっていると思います。今日のオープニング前までの(ウタノマエ)のだめのコンクールのシーンは、実はちょっと物足りないというか、作りこみが甘い感じがしたのですが、そのあとはやはり前のめりになって見てしまいました。音楽と真剣に向き合うことにしたのだめは、最終回、どんな道を歩くことになるのでしょうか?サントラに、あのベト7ピアノバラードバージョンが入っているなら欲しいなあ~。本領発揮といえば、今日は新しいコンマス高橋紀之から千秋様を守るために活躍する真澄ちゃんでした。久々に存在感を魅せてくれたわ♪
2006年12月18日
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個人的な話ですが、私はフルートをやっていて、アマチュアオーケストラに入っています。なので、(そんなレベルには足元にも及ばないけど)Sオケ、R☆Sオケの話は、とても感情移入がしやすいです。そして、群像劇にするという意味で、ドラマの題材にもぴったりだと思うのですね。が、ピアノは個人プレーです。協奏曲はもちろんオケがバックですが、基本的には一人で完結してしまう「劇団ひとり」ならぬ「オーケストラひとり」なわけです。それをドラマで「魅せる」というのはなかなか難しいのではないかな~、と思いつつも、樹里ちゃんの表情が素晴らしくて、実際に流れてくるピアノの音も、本当にそういうイメージに聴こえてくるから不思議です。それと、樹里ちゃん@のだめのピアノを弾いてる後ろ姿や横から見た腕の筋肉の出具合がかなりリアル。後ろ姿は本当にピアノを弾いてる「スタントさん」なのかしら?二ノ宮知子が、のだめのコンクールの曲にシューベルト、ショパン、ドビュッシーを選んだのは、(そのあと本選でシューマン、ストラビンスキーと続くはず)ちゃんと意味があってのことなのかも、と、今日のドラマで実際の音を聴いて感じました。たぶん、のだめらしい個性とかカラーが出るのは、ドビュッシーだと思うんですが、果たして次回そういう演奏が聞けるのか!?脚色がしづらい楽器なので、このドビュッシーの出来具合が、ドラマの「色」を左右するような気がするんです。色彩豊かで少し不思議な和音の響きを持ったフランス音楽を、どのように聴かせるか。ちょっと楽しみというか、不安というか。今日、ちらっと出てきた「喜びの島」は誰が弾いているんだろう?割と良かったかも?あとで(明日にでも)ポリーニのCDを聴いてみようっと。この漫画をドラマ化するのに、実は難しいのはくろきんのピンクのモーツアルトでも、千秋のブラ1でもなく、のだめのピアノそのものなんですよね。でも、ピアニストをドラマ化すると、どうもスポ根的に扱われることが多かったのですが、さすがにこのドラマはそういうカラーは無しですね。良かった。今回は出番の少なかったオケのみんなだけど、千秋がヨーロッパへ行く決意をシュトレーゼマンに告げ、のだめのコンクール会場へ向かい、それを立ち聞きしちゃった峰のなんとも言えない切ない表情に、ホルストの「惑星」の「木星」はぴったりで、ちょっと泣けちゃったよ。原作ではそれほどでもないけど、ハリセン江藤が、千秋とのだめの恋模様に実は大きく貢献しているという描き方も嫌いじゃないな。余談ですが、女優さんて羨ましい。私は子供の頃からピアノが大好きで、本当はピアノを習いたかったんだけど、結局習えなかったので、ピアノがきちんと弾ける人は本当に羨ましくて、尊敬してしまうのです。役柄だから、実際に弾いてるわけじゃないのだけど、ドラマや映画の中でピアニストになれてしまうなんて、羨ましいな~。私もショパンやドビュッシーを弾いてみたいデス。でも、今ならコンサートマスターも良いな~、って言ったら、うちのオケのコンマスに「普通のヴァイオリン奏者をすっ飛ばしていきなりコンマスかよっ!」とぶっ飛ばされました。(爆)ぎゃぼーん!
2006年12月11日
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「もぎぎ」こと茂木大輔さんは、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者で、「オーケストラ楽器別人間学」の作者で、人気漫画&ドラマ「のだめカンタービレ」でオーケストラ監修をしている人。今をときめく(?)有名人です。 そんな彼にも、プロのオーケストラプレイヤーになるまでには、様々な苦労、困難、涙(あるいは笑い)なくしては聞けないドラマチック(あるいはコメディーチック)な物語があるわけです。 彼の、主にドイツ留学時代のエピソードを抱腹絶倒(時に涙も交えて)の文章でつづったのが本作品です。 留学中に受けた、様々なオーケストラのオーディションの模様や、それに向けての練習の様子など、本当にイキイキとその呼吸まで聞こえてきそうなくらいリアルに描かれています。 ある有名なドイツのオーケストラの首席奏者のポストの選考に最後まで残っていたというのは驚きでもあるし、「なんてもったいないことを!」とつぶやかずにはいられません。 なぜ、ドイツのオーケストラでの幸せな生活を捨てて、日本のオケに入ったんだろう?そのあたりの事情はこの本には書かれていないのだけど、本人を問い詰めたくなる気持ちでいっぱいです。 ドイツでオーケストラプレイヤーをやっていたほうが、待遇も良いはずです。(給与面だけでなく、生活面でも。)私が初めてフルートを習った先生が、ドイツのオーケストラに10年くらいいた方だったのですが、その話を聞いていた限りでは、音楽に没頭できる環境が日本よりも100倍は整っているのです。先生のいたオケは、超メジャーオケではなく、ドイツの地方都市のオケだったのですが、それでも「家族のことなどの事情がなければ日本に帰ってくるつもりはなかった」とおっしゃっていたのを覚えています。 例え茂木さんの転職先が、日本ではトップのオーケストラ(だと思う、多分。好みはあるけど。)であるN響だったにしても、です。 とはいえ、茂木さん本人も、その有名オケの首席に結果的になれなかったことについては、「もうこんなチャンス一生ない。どんなことをしてでも受かりたかった」と言っているのですが。 なぜ最終選考で外れてしまったか、それをなぜこんなに悔しがっているのか、その理由については本作を読めば分かります。ネタばれになっちゃうので伏せますが。 また、バッハ・アカデミーでプロのオーボエ奏者にしごかれ、バッハの素晴らしさに目覚めるくだりは、まるで千秋とのだめ、もしくは千秋とSオケそのもの! のだめの作者・二ノ宮知子が「この本をそのまま漫画にできたらすごく面白いと思う」と書いていましたが、絵はなくてもリアルにその様子が思い浮かびます。う~ん。茂木さん、どこでこんな文章力を身につけたんだろう? けれど、もし、茂木さんが日本に帰ってきていなかったら、「のだめカンタービレ」は生まれなかったかもしれない、あるいはこんなに面白かったどうか分からない、と思うと、やっぱり「もぎぎ」は日本に帰ってきてくれて良かったんだと思います(?) でも、黒木くんのキャラとはほとんどかぶらないんだよな~、茂木さんって。別のモデルがいるのかしら? のだめでオーケストラに興味を持った方は、ぜひ茂木さんの本を読んでみてください。もちろん、演奏も聴いてみてくださいね。
2006年12月07日
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ブラームスの交響曲第1番が、こんなにドラマを盛り上げるとは、当たり前のようで意外です。漫画の中では、もちろんこのシーンを読んでいるときに、自分の好きな演奏のブラ1が流れているわけですが、果たしてこの大好きな曲を、ドラマの中で使われて、興醒めしたりしないか、実は一抹の不安がありました。確かにある意味劇的な曲ではあるけれど、例えばベートーヴェンの第九のような華やかさとも、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のようなロマンティックさとも、すこし縁遠い曲です。重々しく、割と地味。(ブラームスが大好きな人からしたら、地味じゃないと思うけど、一般的な意味でね)絶望を背負っている千秋の後ろ姿に、第1楽章はぴったりだし、第4楽章高らかに鳴り響くファンファーレとコラールが、千秋の迷いを晴らしたし、清良の悔しさも、黒木くんの絶望も拭い去ってくれたじゃないですか?のだめと一緒に、不覚にも私も泣いてしまいました。なんてドラマチックな曲なんだろう、ブラ1。改めてこの曲の素晴らしさに打ちのめされています。ドラマにしたらイメージが崩れるかも、と思ってた私の期待を見事に裏切ってくれた、キャスト、スタッフ、特に音楽の服部隆之氏には脱帽です。(この人には何回帽子脱がされてるんだろ、私ってば)みんなの信頼に見事に答えた黒木くんの今日のモーツアルトは、いぶし銀でもピンクでもなく、暖かな蜜柑色な感じに聴こえました。RSオケのコンサートのシーンは、ほとんど台詞がないんですよね。こんなに台詞のすくない月9もある意味少ないのでは?音楽が主役で、音楽を演奏してる彼らがみんな主役。音楽の前に台詞は要らないのです。玉木くんの指揮っぷりもかなり板についてきました。でも、今日はひとつだけ突っ込ませてください!黒木くん!オーボエを持ったまま、しかもリードをつけたままジャングルジムに登るのはヤメテ~~~っ!落ちたらどうすんの!?楽器落としたらどうすんの!?楽器やってる人は、そんなことしませんからっ!飛行機恐怖症を、のだめの催眠術で克服した千秋は、海外に行く決意をしたし、のだめはコンクールに出る決意をします。二人の恋愛模様は、海外で成就!?2人の男女が、追いかけたり追いかけられたり、すれ違ったり、という意味ではこのドラマも立派な恋愛ドラマなんですが、恋愛要素を前面に出してないところがかなり絶妙です。漫画では面白かったのに、ドラマにしたらほんとにただの恋愛ドラマになっちゃった作品も過去にはあったのですから。スタッフの、この漫画へのリスペクトぶりというか入れ込み具合がビシビシ感じられます。そのあとのスマスマで、上野樹里ちゃんと玉木宏くんがビストロのゲストでした。素でもまるでのだめと千秋?って感じが笑えます。ヴァイオリンを持って登場した香取くんを見て「峰?」とつぶやいた玉木くんがナイスです。ファンになりそう。このドラマ、DVD出たら買っちゃいそう!
2006年12月04日
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