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hamutan
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2020年03月13日
カテゴリ： 📗 よみもの
最果てアーケード （講談社文庫） [ 小川 洋子 ]
■レビュアー： hamutan
※投稿時
■レビュー内容
「わたし」の「お父さん」に対する愛情が苦しいほどに伝わってきた。
『私が尾行しているのは、死んだ父だった』
『もしかしたらお父さんが生きるはずだったかもしれない人生は、こんなにも魅力的なのだ。そう思うだけで私は幸せだった。お父さんの不運を、こうして誰かが補ってくれている、…』
勲章店のあたりからおやっと思う記述があり、そのことに気づくと切なくてたまらなくなる。
生と死のあわい。
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