。息子語録。

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2006年05月01日

捨て子

(10)

テーマ：猫のいる生活(139010)

カテゴリ：その他の事

これは数日前の出来事です。
猫の話です。
猫好きさんは　読まないでください。
私も心が痛いので・・・。

花見に行こうと朝から張り切ってた日、
家の裏に洗濯物を干してたら
か細い声で『　ニャー・・ニャー・・　』聞こえてきます。
明らかに子猫の声だけど　どこから聞こえてくるのかと思ったら
園芸の腐葉土の袋の中からです。
親猫は　いません。
生きてるのは１匹だけで　あとの子は固まってました。
その前の晩、旦那曰く　夜中に裏の方で声がしてた・らしいので
わりと冷え込んだ夜中中　そこにいたわけで・・。
とりあえず　抱き上げミルクをやろうと　スポイトを探すけど　無い。
自力で飲む力も無く、困って隣の猫好きなおばちゃんに　どうしたものか聞きに行く。
お弁当の中に入れる　ソースや醤油の入れ物・・魚の形をした・・それに入れて飲ませたらって言われたので
冷蔵庫の中を捜し　温めたミルクを吸い上げ　あげてみる。
でも鼻から出してしまって飲み込めない様子。

あとの子はどうしたものか。
休日だけど役場に電話してみる。

隣のおばちゃん曰く、
『そう言う時は絶対自分のところで産んでたって言うたらあかんで。』
と言うので　隣の田んぼで生まれたことにして・・

言い訳ですが

私も猫は好きです。

実家でもかわいがってました。

ただ、亡くなる時が怖いのです。

昔、、、

２０年以上前になるかな　田んぼの道端でヨタヨタと歩いてる子猫を見つけて

車のドアを開けたら　中に入ろうと自分から寄ってきました。

手のひらサイズでしたが　元気でした。

ひとなつっこかったので　飼い猫だったかもしれないです。

それからずっと実家で飼いました。

ボールで遊んで　それはそれは可愛かったです。

オス猫だったけど　その子に子供が生まれ

母猫は元気な子どもだけ連れて　どこかへ行きました。

藁の上には　元気ではない子どもが残されてましたが

その子達にミルクを上げ　育てました。

２世です。

母が回覧版を隣に持っていくときも　畑に行く時も　前を走ったり横にすれたりして

一緒についていきました。

ずいぶん長い時間を一緒に過ごしたけど

ある日、実弟の子供が生まれたとき

蚤や病気の心配から　外のゲージに飼われる事になったようです。

夏の暑いさなか、数日で衰弱死しました。

人間の子どもの方が　そりゃ大事です。

わかってます。

弟の嫁を責めるつもりは無いけれど、飼い離しにしておいてやって欲しかった。

母は具合が悪くなり　数日寝込んだ。

『猫のたたりや』等と言いながら　夜になると泣いてたそうです。

ペットを飼うときは　最期を看取る覚悟で飼わないといけないと思います。
今の私にはその覚悟が出来ません。
ミルクも飲めないその子猫を見て
Pクンが『ねこちゃん、かわいそうねぇ。かわいそうねぇ。』と言います。
私が拾った猫は　もっと大きかった。
こんな生まれてすぐの子猫、上手に育てられない。
かといって放っておく事も出来ない。
途方にくれ、
役場に電話したわけだけど
死んだ子を今すぐ引き取りに行くと有料になり、後は月曜の燃えるゴミの日に出すとか・・。
旦那がどこかへ埋めてあげようといい、
それもいいけど、この生きてる猫ちゃんはどうすればいいの？
とりあえず　生きてるのも死んでるのも窓口に持っていくので
後はヨロシク。
なんて　ほんとうに自分勝手な結末にしたわけで。
当直の女の人は　猫が好きな人だったけれど
一目見るなり　もうだめですねこの子・・と。
もっと早く見つけてあげてればよかったけれど、
気がつくのが遅かった。

あの子はどうなっただろう。
気になるけど　結果を聞くのが怖いので　そのままにしてある。

私は　自己中な人間です。

けっこう自己嫌悪に陥ってます。

・゜・・゜・・゜・・゜・・゜・・゜・・゜・・゜・・゜・

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