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2016.05.24
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船が地中海に行けずに、とりあえずテーベに立ち寄った一行
オデッセリア245.jpg

武器屋の次は街中で情報収集ですよ
どうも、街の話ではここエジプトはBC1300の頃のような栄華はなく、国力は没落の一途のようです
街でもそれを憂えたり、昔の横暴な祖先のツケだとかいう話が結構ありますねぇ

ここでまた、エジプト史のお勉強をしてみましょう
エゼンさんと冒険したBC1300年頃は、ゲームにも出てきた ラメシス2世の統治していた古代エジプト王朝 の絶頂期
この頃のエジプトは王朝でも最大の勢力を誇り、シオン人はもちろんのこと、北方のパレスチナ辺りまで進出してヒッタイト族と争いを繰り返していたのです
ところがBC1000年頃から他民族の巻き返しでどんどんと劣勢に陥っていきます

史実ではBC525年にペルシャのカンビュセス2世(キュロス王の息子なんで、ゲームだとルース君のことですね)によって滅ぼされてしまうので、まさに滅亡間近ということ状況なんですね

さて、そんな状況のエジプトの王様のファラオはまだ幼くて、お妃のハトシェという人が執政者として権勢を振るっているそうな
ハトシェ?
確かに昔のエジプトに「ハトシェプスト」って女王様がいたような…

「ハトシェプストは古代エジプト第18王朝5代目のファラオで、ファラオとしては初めての女性である。名前の由来は「最も高貴な女性」

それまでのエジプトの軍国拡張主義を転換し、貿易による平和的外交を行ったことで知られる。また建築関係にも力を入れ(建築関係の愛人がいたとされる)、多くの神殿を建立している。
しかし、その死後、後継のトトメス3世により、彼女の神殿やレリーフといった彼女がファラオであった証拠の多くが抹殺されている。女性ファラオの存在を消すためといわれているが、トトメス3世が彼女の方針を覆し軍国主義に戻ったこともあり、恨みを買っていたからという説も根強い」


奥さんが政治に首を突っ込んで、統治をかき回すってのは、どの国でもよく聞く話ですよねぇ…
で、大抵の場合はロクでもない政治だけど、彼女の場合は治世自体は平和主義で失政でもなかったみたいですねぇ
それなりにデキる人だったようですが、やっぱし権力に狂った女性ってな見方されちゃうよねぇ

でも、これって実はBC1450年頃の話で、BC550はおろかエゼンさんの時代よりも前なんですよねぇ
オデッセリア247.jpg
ゲーム中でもさすがに、ハトシェは史実のものとは全くの別人なんだって解説がされてるし(笑)
でも、幼少のファラオやその後見人って設定から、これまたきっと歴史の有名どころを持ってきたんでしょうね
しかも、自分を「女王様」と呼ばせていたりとか、更にはこのような噂も…
オデッセリア248.jpg


でも、街の人の話では条件次第で船を運んでくれるかもしれないので頼んでみてはとか言われるし、こりゃ会いに行かなくちゃならないかな
でも、やっぱし嫌な予感が(笑)







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最終更新日  2018.05.26 23:38:07
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