いねねの趣味三昧(昆虫・野鳥・古寺巡り・読書・木工・語学など)

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2021.09.09
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カテゴリ: 万葉集の野鳥たち


2097;
「雁がねの来鳴かむ日まで見つつあらむこの萩原に雨な降りそね」
「雁がね」は「雁(=ガン)の鳴く声」、「見つつあらむ」は「見続けていよう」の意です。

2126;
「秋萩は雁に逢はじと言へればか声を聞きては花に散りぬる」
「言へればか」は「言っているからか」の意です。

2128;
「秋風に大和へ超ゆる雁がねはいや遠ざかる雲隠りつつ」
2129;
「明け暗の朝霧隠り鳴きて行く雁は我が恋妹に告げこそ」
2130;
「我がやどに鳴きし雁がね雲の上に今夜鳴くなり国へかも行く」
2131;
「さ雄鹿の妻問ふ時に月を良み雁が音聞こゆ今し来らしも」
「今し来らしも」は「今来るらしい」の意です。

2132;
「雨雲のよそに雁が音聞きしよりはだれ霜降り寒しこの夜は」
2133;
「秋の田の我が刈りばかの過ぎぬれば雁が音聞こゆ冬かたまけて」
「冬かたまけて」は「冬も近くなって」の意です。

2134;
「葦辺なる萩の葉さやぎ秋風の吹き来るなへに雁鳴き渡る」
2135;
「おしてる難波堀江の葦辺には雁寝たるかも霜の降らくに」
「おしてる」は「難波」の枕詞です。

2136;
「秋風に山飛び超ゆる雁がね声遠ざかる雲隠るらし」
2137;
「つとに行く雁の鳴く音は我がごとく物思へれかも声の悲しき」
「つとに」は「朝に」の意です。

2138;
「鶴がねの今朝鳴くなへに雁がねはいづくさしてか雲隠るらむ」
2139;
「ぬばたまの夜渡る雁はおほほしく幾夜を経てか己が名を告る」
「ぬばたま」はヒオウギの黒い実で「黒」や「夜」をイメージします。「おほほしく」は闇の中の声の頼りない印象を言いいます。





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Last updated  2021.09.09 07:22:38
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