いねねの趣味三昧(昆虫・野鳥・古寺巡り・読書・木工・語学など)

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2022.01.16
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カテゴリ: 万葉集の野鳥たち


飛ぶ鳥の  明日香の川の 上つ瀬に 生ふる玉藻は 下つ瀬に 流れ触らばふ 玉藻なす か寄りかく寄り 靡かひし 夫の命の たたなづく 柔膚すらを 剣大刀 身に添へ寝ねば ぬばたまの 夜床も荒るらむ そこ故に 慰めかねて けだしくも 逢ふやと思ひて 玉垂れの 越智の大野の 朝露に 玉藻はひづち 夕霧に 衣は濡れて 草枕 旅寝かもする 逢はぬ君ゆゑ」

※_( 飛ぶ鳥の )明日香川の、上の瀬に生えている玉藻は、下の瀬に流れて触れ合う。その玉藻のようにあちらに寄りこちらへ寄り、靡き寄って寝た夫の命の、(たたなづく)柔肌さえも、(剣大刀)身に添えて寝ないので、(ぬばたまの)夜の時も荒れさびれていることだろう。それ故に心を慰めるすべもなく、もしかして逢うこともあろうかと思って、(玉垂れの)越智の大野の、朝露に美しい裳はびっしょりと濡れ、夕霧に衣はしっとりと濡れて、(草枕)旅寝をすることか、逢えない夫の君ゆえに。と歌っています。「飛ぶ鳥の」は「明日香」にかかる枕詞です。





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Last updated  2022.01.16 08:15:54
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