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カテゴリ: 万葉集の花たち
次は第1930首、第1931首、第1942首、第1945首、第1950首の歌5首です。どれも作者は不詳です。

1930;なのりその花
「梓弓引津の辺なるなのりその花咲くまでに逢はぬ君かも」
※_(
梓弓)引津の海辺のナノリソ(勿告藻)のように、花が咲くまで逢ってくれない君よ。と歌っています。「ナノリソ (勿告藻)の花 」は海藻に付く小さな気泡を花に見た立てたもののようです。


「川の上のいつ藻の花のいつもいつも来ませ我が背子時じけめやも」
※_川辺のいつ藻の花のように、いつもいつもお出で下さい貴方。不都合な時はありません。と歌っています。

1942;卯の花
「ほととぎす鳴く声や卯の花の咲き散る岡に葛引く娘子」
※_ホトトギスの鳴く声を聞いていますか。卯の花の咲き散る岡で、葛を引く乙女よ。と歌っています。

1945;卯の花
「朝霧の八重山越えてほととぎす卯の花辺から鳴きて越え来ぬ」
※_(朝霧の)八重山を越えてホトトギスが、卯の花の咲いている辺りを鳴いて越えて来た。と歌っています。「朝霧の」は朝霧が幾重にも重なることで「八重」にかかる枕詞です。

1950;花橘
「ほととぎす花橘の枝に居て鳴きともよせば花は散りつつ」
※_ホトトギスが花橘の枝にとまって鳴き声を響かせると、花ははらはらと散りに散る。と歌っています。





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Last updated  2022.09.07 07:21:29
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