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2022.12.15
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カテゴリ: 万葉集の花たち
​次は第4276首から第4278首、第4282首、第4283首、第4287首の歌6首です。_ここまでで巻第十九は終わり、次からは巻第二十に入ります。

4276;橘の花_藤原八束(ふじわらのやつか:奈良時代の公卿)が作った歌です。
「島山に照れる橘うずに刺し仕へ奉るは卿大夫たち」
※_
庭園に照り映える橘を髪飾りとして挿して、ご奉仕するのは卿大夫たちだ。と歌っています。「 卿大夫(まへつきみ)」は「前つ君」の意で、天皇の御前に仕える人になります。

4277;梅の花_藤原永手(ふじわらのながて;奈良時代の公卿)が作った歌です。
「袖垂れていざ我が園にうぐひすの木伝ひ散らす梅の花見に」
※_
袖を垂らして、さあ我が庭に降り立ちましょう、ウグイスが木を伝って散らす梅の花を見に。と歌っています。

4278;梅の花_大伴家持が作った歌です。
「あしひきの山下ひかげかづらける上にや更に梅をしのはむ」
※_(
あしひきの)山のヒカゲカズラを髪に挿している上に、更に梅の花を挿して愛でるのですか。と歌っています。

4282;梅の花_石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ;奈良時代の公卿)が作った歌です。
「言繁み相問はなくに梅の花雪にしをれてうつろはむかも」
※_噂がうるさくてお訪ねのない間に、
梅の花は雪のために萎れて散ってしまうのではないでしょうか。と歌っています。

4283;梅の花_茨田王(まんたのおおきみ;奈良時代の官吏)が作った歌です。
「梅の花咲けるが中に含めるは恋ひや隠れる雪を待つとか」
※_開いた梅の花に混じって蕾のままでいるのは、恋して引き籠っているのだろうか、雪を待ち兼ねているのだろうか。と歌っています。

4287;梅の花_大伴家持が作った歌です。
「うぐひすの鳴きし垣内ににほへりし梅この雪にうつろふらむか」
※_
ウグイス鳴いた宮の垣根の内に美しく咲いていた梅は、この雪に散っているだろうか。と歌っています。





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Last updated  2022.12.20 06:26:35
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