いねねの趣味三昧(昆虫・野鳥・古寺巡り・読書・木工・語学など)

いねねの趣味三昧(昆虫・野鳥・古寺巡り・読書・木工・語学など)

PR

×

Profile

いねね

いねね

Calendar

Favorite Blog

トンボ;マユタテア… New! 大分金太郎さん

大垣の梨 徐々に!… New! 大垣市さん

オールドローズでル… New! きらら ♪さん

オメガ バラ New! 宮じいさんさん

囲碁会 New! 碁右衛門さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04

Free Space

設定されていません。
2023.05.15
XML
​万雑052_安貴王の妃と皇子女が作られた御歌(市原王)​

次は、安貴王と紀女郎の子の市原王で、万葉集に8首(巻3に1首、巻4に1首、巻6に3首、巻8に2首、巻20に1首)の御歌があります。

市原王の比喩歌です。
412_「いなだきにきすめる玉は二つなしかにもかくにも君がまにまに」
※_
「頭の上に結んだ髻(もとどり)の中にしまった玉は二つとないものです。どのようにも貴方の思し召しのままに」と歌っています。市原王は最愛の娘を「 髻中の珠」に譬えて詠んだ歌です。

市原王の相聞歌です。
662_「網児の山五百重隠せる佐堤の崎小網延へし子が夢にし見ゆる」
※_
「網児の山が幾重にも隠している佐堤の崎、さで網を張り拡げていたあの娘が夢に見える」と歌っています。「 網児の山」は三重県志摩市の英虞の地です。

988_「春草は後は移ろふ巌なす常磐にいませ尊き我が君」
「春草は後には散り過ぎるものです。巌のようにいつまでも変わらずにおいでになって下さい。尊い我が君よ」と歌っています。

市原王が独り子であることを悲しんで作られた歌です。
1007_「言問はぬ木すら妹と兄とありといふをただ独り子にあるが苦しき」
※_
「物を言わない木にさえ姉妹や兄弟があるというのに、たった独り子であるのがつらい」と歌っています。

大伴家持らと一緒に岡に登り一本の松の木の下に集まって宴飲した時に、市原王が作られた歌です。
1042_「一つ松幾代か経ぬる吹く風の音の清きは年深みかも」
※_
「一本松よ、お前は幾代を経たのか。松吹く風の音が清らかなのは、経た年が長いからか」と歌っています。

市原王の七夕の歌です。
1546_「妹がりと我が行く道の川しあればつくめ結ぶと夜そふけにける」
※_
「妻のもとへ私が行く道には川があるので、つくめを結ぼうとしている間に夜が更けてしまった」と歌っています。「つくめ」は船の楫(かじ)を舷(ふなばた)に固定する部分です。

市原王の秋の雑歌です。
1551_「時待ちて降りししぐれの雨止みぬ明けむ朝や山のもみたむ」
※_
「時が来たとて降った時雨れが止んだ。明日の朝には、山は黄葉しているだろうか」と歌っています。

中臣清麻呂宅で宴会をした時に、市原王が作った歌です。
4500_「梅の花香をかぐはしみ遠けども心もしのに君をしそ思ふ」
※_
「梅の花の香りがよいので、遠くにいても心も萎えるばかりに貴方のことを思っています」と歌っています。
※_この宴会で15首の歌が詠まれていますが、市原王以外の出席者は次のようでした。中臣清麻呂、大原今城(今城王)、大伴家持、甘南備伊香(伊香王)。


安貴王の妃と皇子女
 |ー妃;紀女郎(紀小鹿とも、紀鹿人の娘)★12
 |  |ー市原王★8
 |    |ー妃;能登内親王(光仁天皇(白壁王)の皇女)
 |        |ー春原五百枝
 |        |ー五百井女王
 |ー生母不詳
    |ー志賀池原
    |ー志賀嶋原

以上





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.05.15 05:40:55
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: