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万雑143_大伴氏の系譜で万葉集に歌がある人( 坂上郎女_⑱)
次は
坂上郎女の巻6にある雑歌5首です。
坂上郎女が元興寺の里を詠んだ歌です。
992_「故郷の明日香はあれどあおによし奈良の明日香を見らくし良しも」
※_「
旧都の明日香もなつかしいが、今栄えている(あおによし)奈良の元興寺の明日香を見るのは素晴らしいものだ
」と歌っています。
坂上郎女が作った初月(三日月)の歌です。
993_
「月立ちてただ三日月の眉根掻き日長く恋ひし君に逢へるかも
」
※_
「
新しい月が立って、わずか
三日目の月のような細い眉を掻きながら日々長く恋してきたあなたに逢うことができました
」
と歌っています。
坂上郎女の主催した宴の歌です。
995_
「かくしつつ遊び飲みこそ草木すら春は生ひつつ秋は散り行く」
※_ 「こうして飲んで遊んで下さい。
草木でさえ春は生い茂って秋は散って行きます
」
と歌っています。
天平九年(737年)四月、賀茂神社を参拝し、夕方に帰宅した時に詠んだ歌です。
1017_
「木綿畳手向の山を今日越えていづれの野辺に廬りせむ我」
※_ 「(
木綿畳)手向の山を今日越えて、どこの野辺に仮寝することであろうか、私たちは
」
と歌っています。
天平十一年(739年)、聖武天皇が高円山に狩りを催した時に、生きたまま捕獲されたムササビを天皇の御座所に献上する時に添えられた歌です。作者は坂上郎女です。
1028_
「ますらをの高円山に迫めたれば里に下り来るむざさびそこれ」
※_ 「
ますらおが高円山に迫い詰めたので、里に逃げて下りて来たムササビであるよ、これは
」
と歌っています。
<備考>_大伴氏系図_★印;万葉集に歌があります。赤色字部追記。
大伴金村
|ー大伴咋
|ー大伴長徳
| |ー大伴御行★1
_「済」
| | |ー妻;紀音那
| | |ー大伴三中★5
_「済」
| | |ー大伴三依★4
_「済」
| | |ー 不明;(大伴古麻呂?)
| | | |ー大伴駿河麻呂★11
_「済」
| | | |ー妻;不明
| | | |ー伴氏上
| | |ー大伴兄麻呂
| |ー大伴安麻呂★1_「済」
| | |ー妻;巨勢郎女★1
_「済」
| | | |ー大伴旅人★71「済」
| | | | |ー妻;丹比郎女
| | | | |ー大伴家持★473
| | | | |ー妻;(大伴坂上大嬢)
| | | | |ー妻;不明
| | | | |ー大伴永主
| | | | |ー大伴書持★12
_「済」
| | | | |ー大伴留女之女郎★1
_「済」
| | | |ー大伴田主★1
_「済」
| | | |ー大伴宿奈麻呂★2
_「済」
| | | |ー妻;不詳
| | | | |ー大伴田村大嬢★9
_「済」
| | | | |ー大伴胡麻呂
| | | |ー妻;(大伴坂上郎女)
| | | |ー大伴坂上大嬢★11
_「済」
| | | |ー大伴坂上ニ嬢
| | |
| | | |
ー安倍虫麻呂★5
| | |
安曇外命婦
| | | |
| | |ー妻;石川郎女 (石川内命婦)
★6
_「済」
| | |ー大伴稲公★1 _「済」
| | |ー大伴坂上郎女★84
| |ー大伴古麻呂?
| |ー大伴継人
|ー大伴吹負
| |ー大伴祖父麻呂
| |ー大伴古慈悲
|ー大伴馬来田
| |ー大伴道足
|ー大伴智仙娘(藤原鎌足の妻)
以上
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