いねねの趣味三昧(昆虫・野鳥・古寺巡り・読書・木工・語学など)

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万雑531_大伴氏の系譜で万葉集に歌がある人( 大伴家持_21)


次も、引き続き大伴家持と大伴坂上大嬢との相聞歌です。

大伴坂上大嬢が大伴家持に贈った歌2首です。
737_「かにかくに人は言ふとも若狭道の後瀬の山ののちも逢はむ君」

※_「あれこれと人は言っても、 若狭道にある後瀬山のように、後に必ず逢いましょう、あなた 」と歌っています


738_「世の中し苦しきものにありけらし恋にあへずて死ぬべき思へば」
※_「
世の中は苦しいものであるらしい。恋に堪えられずに死にそうなことを思うと と歌っています。


大伴家持が大伴坂上大嬢に応えて贈った歌2首です。
739_「後瀬山のちも逢はむと思へこそ死ぬべきものを今日までも生けれ」
※_「(
後瀬山)後にはきっと逢おうと思えばこそ、死ぬべきところを今日まで生きているのです 」と歌っています。

740_「言のみをのちも逢はむとねもころに我を頼めて逢はざらむかも」
※_「
言葉だけは後に逢おうと私を深く頼らせて、実際には逢ってくれないのでしょうか 」と歌っています。

備考;大伴家持の経歴と関連する出来事
養老2年(718年)ころに生まれた
天平10年(738年)内舎人としてお目見え
​天平11年(739年)6月;家持の妾が死去​
天平12年(740年)に聖武天皇の伊勢行幸に従駕
天平16年(744年)2月;安積皇子(享年17歳)が死去
天平18年(749年)に越中守として越中国に赴任
※_越中国在住中の歌が223首ある
天平勝宝3年(751年)に帰京
天平勝宝7年(755年)に難波で防人の検校に関わる
天平宝字2年(758年)に因幡守として因幡国に赴任
※_万葉集の末尾(巻20_4516)は家持が天平宝字3年に作った歌です
天平宝字6年(762年)に帰京
天平宝字8年(764年)に薩摩守として九州へ
神護景雲元年(767年)に太宰少弐に転じて大宰府へ
神護景雲4年(770年)に帰京(民部少輔)
延暦4年(785年)_8月28日死去

家持の作った歌の掲載巻別の歌数;
巻第三;21首(長歌3首、短歌18首)
巻第四;64首(長歌0首、短歌64首)
巻第六;9首(長歌0首、短歌9首)
巻第八;51首(長歌2首、短歌49首)
巻第十六;2首(長歌0首、短歌2首)
巻第十七;76首(長歌9首、短歌67首)
巻第十八;69首(長歌10首、短歌59首)
巻第十九;103首(長歌17首、短歌86首)
巻第二十;78首(長歌4首、短歌74首)
​​​

以上






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Last updated  2023.12.01 06:59:06
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