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雨の銀座。ミキモト前の定点観測。少し肌寒かったです。
いつも通る場所は、ちょっと地味でした。
おととい、読んでいた本「翼のはえた指」で、比較している文章がいくつか気になって、
もう一度読み直していました。
以下は引用です。
p.15 黒鍵のエチュード、ポリーニ/安川加寿子ポリーニがこの曲を弾くと、音の粒のひとつひとつがダイヤモンドのような輝きをもって迫ってくる。圧倒的な指の筋力。しかし、安川加寿子の弾く黒鍵が醸し出すものは、全体のの響きが美しくとけあったヴァイオレット色の霧。
p。161 ショパンとリスト
メカニックな練習を嫌ったショパンは、リストが重いピアノで6時間以上練習しなさいといったのに対し、軽いピアノをすすめ、しかも3時間以上さらうことを禁じたといわれる。
p。166 曲げた指とのばした指「曲げた指」は、重さをかけられないクラヴサンの奏法からきたもので、各関節を曲げた状態で、根本の関節を回転させることによって指を上ぜさせる。指先でタッチすることになるので、ベートーヴェンやリストなどの細かいパッセージは、この方が音の分離がよく明確に弾ける。いっぽう、「のばした指」は、根本の間接から自然な形で伸ばした指を円を描くようにして使う。指の腹でタッチすることになるので、ショパンやドビュッシーなどのレガートは、このほうが無理なくなめらかに弾けるだろう。
p。210 井口基成/安川加寿子実際には、井口対安川という対立の図式そのものが奇妙な実態のないものである。まず第一に、パリ留守中に加寿子のもとを訪れ、日本の音楽界について情報を与え、帰国後はマネージャーまで紹介し、自分が芸大を退官する際には生徒をわけあたえ、演奏や教育について何か教示を与えたのは、ほかならぬ井口基成であった。しかし、ある程度発展してくると、総帥たちの意思には関係なく、実際には、井口対安川という図式が形成され、井口派はしっかり弾くが固い、安川派はやわらかいがテクニックが弱いという通年が一人歩きするようになっていった。
p.228 日本人/フランス人のピアニストのこと
日本人のピアニストが、ショパンが弾けなければピアニストではない、とひそかに思っているように、フランス人は、ベートーヴェンが弾けなければ音楽家ではないと思っているふしがあるように思う。
p.232 園田高弘/安川加寿子
作家にも、思想で書く人と文体で書く人がいるが、ピアニストも弾けるように弾く人と、
弾かなければならないように弾こうとする人の二通りにわかれる。
ピアニズムが先に立つタイムの加寿子に対し、園田は音楽思想からはいるタイプだった。
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単にピアノのおけいこに時々通っているだけなのですが、自分は何に影響されているのだろうとか、ふと思ってしまいました。のばした指でピアノは弾いていますが・・・。ショパンはほとんど練習しませんし???。
BGM:ベートーヴェン ピアノソナタ第17番 op.31-2 「テンペスト」
ピアノ:エレーヌ・グリモー
フランス人。パリ音楽院、ジャック・ルヴィエに師事しているピアニスト。
ベートーヴェンやブラームスとかのCDが多いのはなぜとおもったこともあります。
上記の著書のおかげで、なんだか少しあたまが整理された気がしました。
この演奏好きで、よく聴いております。
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