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【送料無料】ダブル・ジョーカー [ 柳広司 ]【送料無料】パラダイス・ロスト [ 柳広司 ]時にはクールで禁欲的な和製エスピオナージュが読みたくなることはありませんか?日本製のスパイ小説というのは、これまで無かったジャンルだと思う。その中で、出色の出来なのが、この柳広司氏のD機関シリーズである。第一次大戦後~第二次大戦中に、大日本帝国陸軍に極秘に設立されたスパイ養成機関「D機関」。その第一作はこちら。設立者の結城中佐もカッコいいが、結城に鍛えられた本名なき若者たちも、かっこいい。今回読了したのはそのシリーズ2巻目と3巻目で、D機関つぶしに陸軍内にもう一つ設立されたスパイ機関との小競り合いや、D機関員の海外での活躍、若きころの結城中佐と思しき人物の決死の脱出劇(そしてそれは結城中佐が決して人前で脱ぐことはない白手袋の謎への伏線となっている)などが、いくつもの掌編として収録されている。ブログ村で柳広司の文学ブログをもっともっと探してみる
2013.08.28
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はだしのゲン閲覧制限要請を撤回…松江市教委- 読売新聞(2013年8月26日21時11分)Infoseekニュース【続きはInfoseekニュースへ】「教育委員や学校現場と協議せず要請した手続きに不備があったためとした。」と記事中にあるが、別のニュースには、教育委員と相談せずに事務局が決定し閉架を各校に要請した、とあった。事務局、なのか、教育長の独断だったのか、は、教育委員会制度としては、かなり大きな問題である。しかも、一度、市議会に請願があったこと(閉架)に対して、市議会が否決していることに対して、・事務局が率先して動いたのか・教育長が支持したのかについて、報道はもっと掘り下げるべきなのではないかと思う。いずれにせよ、世論が沸騰したり、ウェブで炎上したりしてから、要請を撤回するというのは、教育機関の上部機関としてはあまりにもみっともない。教育委員会や教育長に求められる資質としてぜひ求めたいもの、それは、自分たちが教育者であるという自覚である。自分たちが教育者であるという自覚がないものが、教育者や教員組織を統率できるわけもなく。そして、教育者の重要な資質は、一貫した態度を貫くこと、である。なお松江市の教育委員会議事録が、HP上で読めるので、興味のある方のためにリンク。さて、それでは、松江市議会に対する陳情の内容については、これはこれで、別の視点から議論されるべきであろう。http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/18/hadashinogen_n_3777636.htmlハフィントンポストの記事によれば、陳情の内容そのものは、「はだしのゲン」の著者の偏った政治的な思想や、事実誤認・歴史歪曲(と陳情者が主張)こそが問題であって、じつははだしのゲンを特徴づけている残酷な原爆被爆の表現などが問題なのではない、らしい。そしてこの陳情者の方は、ご自身のブログで、その主張を述べておられる。陳情者が問題にしているのは、「はだしのゲン」の作品の成り立ち、誤った歴史観だ、ということのようである。まあ、いろいろデリケートな話題ではある。内容が原爆というナイーブな問題を含んでいることと、「誤った歴史観」(と陳情者が主張)に関することであるとすれば、(陳情者が言及している日教組云々はおいておくとしても)、それに関する議論は、やはりとってもデリケートな議論のなるだろう。教育委員も、議事録を公開なんかされたくないに違いない。たとえば、これが「水伝」だったら、どうするのか?(小中学校の図書館に入れることに反対する陳情があったとしてもおかしくない)では、それでは「ポケットモンスター」だったらどうなるのか?(「進化」に関して、生物学的には明らかに誤った概念を日本の子供たちに蔓延させているので、一部ではかなり問題視されている)それでも、子供たちは自由に本を読む権利があり、それを侵害すべきではなく、個々の書籍の内容について、是々非々で議論を深めていくことが、よりよい教育につながる、というのが模範解答の一つなのだろうか?ブログ村で「偽科学問題」関連のブログを探してみる
2013.08.26
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特別展 深海たんけん 名古屋市博物館前売り券を買ってきたので行ってきました。そもそも本日は雨予報で、どうせ外では遊べない。で・・・ものすごい混雑、100人くらいが入場券売り場に並んでいるのをみて、ぎょっとする、など。でも、前売り券持っているんで、関係ない、ということがわかって、安心。(前回、「風立ちぬ」前売り鑑賞券でハマったので、前売り券がトラウマになっています)。で、感想。1.アプリ連動のレンタルスマホの企画はおもしろい。Jがチェックポイント達成に一生懸命になって、26カ所コンプリートしていた。アプリは、パスワードとともに、自宅のPCから閲覧可能となり、ウェブ深海探検辞典コンテンツとして、自宅でも学習ができる。2.模型・ジオラマ・映像展示の迫力。実物大ダイオウイカ模型(動かないのが残念)や1/2しんかい6500シースルー模型など、細部がいろいろ見えてイメージがつかめてわかりやすい。映像展示も思わず見入ってしまうものがほとんど。JAMSTECかっこいい。JAMSTECサイコー。3.剥製・標本・水槽展示。生きているグソクムシは、「おお、やはりこいつらは大きなダンゴムシだ」ということがわかりよかった、が。他の深海の生き物たちは、もう死んでいたり、ぐったりしていたりした。深海の生き物なので当たり前といえばあたりまえか・・・。標本も剥製も、そもそも採取したときに圧力の変化で損なわれてしまうものが多いということもあって、生きていた時の姿を想像するのが困難なものも多く。深海の生物の「生々しい」生態が見たい、という要求には、まだまだ標本や剥製が応えるレベルにはない。これは、おそらく、展示企画側の問題ではなく、現在の深海生物学の技術の壁の問題と思われる。4.常設展示。実は、科学館ははじめて。もっとも印象深かったのは、竜巻の実験模型。今日は故障中でプラズマ実験は見られなかった。そのかわりに天体望遠鏡の実物の紹介をみることができた。生物系の展示、「ひかる生物」の展示はおもしろかった。ゲノムのところの展示は、なんというかいまいちよくわからない。いや、展示内容はわかるけど(一応本業だし)。というわけで、もっと空いているときに、常設展示のほうをじっくり回りたいとおもったわけです。名古屋市科学館近所のパーキングに入れて一日過ごしたら駐車料金3000円越え、とすごいことに。駐車場は選びましょう。ブログ村で田舎暮らし・自然満喫のブログを探してみる
2013.08.25
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備忘録(FEBS Open Bio)良い点。投稿料が1200EUR。悪い点。電子出版を管理している出版元がElsevier。まあいいや。いま投稿しようとしているProtein Science行きの雑誌が、reject(まさかそんなことはないと思うけど)されたら、真剣に考えようっと。大学院入試雑感 よく効くクスリとは?何人かの学生にこんな質問をしてみた。「創薬科学とは薬をつくる学問です。薬にはよく効く薬とあまり聞かない薬があります。あなたは、よく効く薬をつくるときには、どんな点に注目して研究をしたらよいと思いますか?」すると想像以上に多くの学生が、こう答えた。「副作用の少ない薬を作ればよい、と思います。」この考え方はなんなんだろう?昭和の日本の悪名高い薬事行政に毒されてしまっているのだろうか? 設問は「よい薬」ではなく「よく効く薬」なんだけれども。副作用はないけれども主作用も弱い(エンドポイントの臨床的価値が高くない?)薬のことを、よく効く薬、とはとても呼べないとおもうのだが。次に多かった答えがこれ。「どのように(どのような分子に)作用するのかを明確にするような研究をします。」この手の回答は生化学・分子生物学をメインに受験してきた学生の中で、わりと学科の点数のよい学生に多かった印象。いわゆる分子標的薬開発や作用機序解明・分子病態の研究(ただしゴール設定を間違えると創薬とはあまり関係の薄いふつうの基礎生物学になってしまう)がやりたい、という意思表示として、まあまあの線。しかしこれは、よく効く薬を真剣に作ろうと思ったら、当たり前、必要最低限の前提条件ではある。正解には違いないが、満点ではない。おやっと思った答え。「体内・細胞でその薬がどこに行くのか調べるのがいいのではないか。」「体の中でその薬がどうなるのかと薬が良く取り込まれるかどうかを調べるべき。」お。薬物動態・薬物代謝・DDS。これは、よく効く薬を研究・開発する際の、重要なポイントで、しかも、これからも研究するべきことがやまほどある分野だ。回答を好意的に解釈すれば加点ポイントがある。ただし、そういうことを伝えたいのならば、できればキーワードを挙げてほしかった。それからもうひとついいなと思ったのが、「患者さんの遺伝子を調べて、もっともよく効く薬を考える」パーソナライズドメディシン、テーラーメイド医療、ファーマコジェネティクス、ファーマコジェノミクスなど、次世代医療・次世代医薬品開発への動向をしっかり捉えている、よい解答だと思う。よく勉強している。では、Piyotaの期待した模範解答(答えた人はいなかった)はなんだったのかというと、実はもっともっと単純な答えだったのだ。「標的分子に対するKdを極限まで上げる。(そのために、立体構造やドッキングシミュレーションや分子設計を駆使する。)(副作用や体内動態のことはとりあえずおいておく。)」よく効く→微量でも効果があり効果が持続する→ただしその具体的方策として、ビトロ・インシリコでの相互作用解析を物理化学ベースできっちり究める、それが、Piyotaラボの研究・教育方針なんだけどなあ。とくに生命系(理学生命・生命農学系)から大学院を受験してくる学生たちに、物理化学の視点(ひょっとしたらその知識まるごと)が欠落しているように見えるのには大いに懸念する。あえていおう。「物理化学が苦手・キライな学生に、創薬はムリ」ブログ村で蛋白質立体構造関連のブログを探してみる
2013.08.20
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響野の朝ご飯自然の宿「響野」の朝ご飯は、新鮮な野菜やおいしい煮びたし、野菜たっぷり味噌汁など、盛りだくさんの朝ご飯でした。今回は晩御飯はいただけませんでしたが(フレンチのコースだとNちゃんにはまだ早すぎるので)朝ご飯はNちゃんも大満足。朝の涼しい空気の中で、犬ちゃんとも遊んで、ゆったりと過ごさせていただきました。三分一湧水まず車で吐竜の滝を西回りで目指すも、舗装すらされていない隘路となったので、いったん断念する。で、他に遊びに行くところはないか、ということで、甲斐小泉駅そばの「三分一湧水」記念公園へ。いつだったか覚えていないが、ここに来たことがあるなあ、とYokotaと話していたのであった。なお、湧水の水温は冷たく、しばらく手をつけているとジンジンとしてくる。Nは平気で水遊びをしていた。Nちゃん水遊び大好き。三分一湧水公園の道路をはさんで向かい側に遊具が設置してあり、Nちゃんはそこでも大喜びで遊びまわる・・・が、ターザンごっこをしていて、べしょっとこけた。こけたところの砂粒がとても細かく、ブラウスがこなこなの砂だらけになった。ちょっと半べそ。今日はもう着替えがないのです。え~ん。吐竜の滝さて、三分一湧水公園の売店で情報収集すると、やはり吐竜の滝は間近まで車で行け、駐車スペースもある、とのこと。というわけで、今度は逆回り(東回り)のルートでアクセスしてみた。幸いにも、車2台がすれ違えないようなところも何か所かある山間の隘路(舗装はしてある)を抜けると、車20台はとめられそうな駐車スペースが。連日の猛暑とあって、こういう、涼をとれる名所は日本全国どこも大混雑だと昨夜のニュースでもいっていたが、吐竜の滝も大混雑。駐車場から徒歩15分くらいで、滝まで到着。お約束通り、素足になってNちゃんに水遊びをさせる。こちらもかなり冷たい模様。ピザ難民本日のもう一つの目的は、どこかでおいしい竈焼きのピザを食べる!である。現地のパンフレットで調べて、二軒見つけたが・・・1.甲斐小泉 GROVE CAFE グローブカフェ宿「響野」でいただいたパンフレットで目をつけていた石窯で焼く林間のカフェとのこと、期待して電話したのですが・・・お昼時、予約のお客様でいっぱいとのこと(食べログにもあります)。ここは平日に狙わなければダメかも。2.甲斐大泉 バックシュトゥーベ時々役に立つiMode エリアガイドで探したここも石窯ピッツァのレストラン。後で調べてみたら柳生博さんがオーナーで有名な「八ヶ岳倶楽部」の3軒くらい南(看板が小さいのでわかりにくい)。ご夫婦でやられているのか、小さいレストランはすぐいっぱいになってしまうもよう。いろいろ寄り道したせいもあり、たどりついたのは一時半。ランチの営業は終わってしまいました、とのこと。いい雰囲気だったので残念でした。というわけで、八ヶ岳でピザを食べるというプランは失敗。またの機会を待ちましょう。夕方の用事もあるので、一泊二日の旅を終え、八ヶ岳を後にしたのでした。ブログ村で田舎暮らし・自然満喫のブログを探してみる
2013.08.17
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まきば公園本日は朝から車で清里に向かう。朝8時30分ころ家を出発して、順調に中央道を北上、塩尻を経て清里へ。長坂のインターを降りてから、KEEP自然学校を目指す途中で、お昼をたべようということにして、立ち寄ったのが、八ヶ岳ロイヤルホテル入口そばの、曄(よう)。ひっそりとした木立のなかの落ち着いた佇まいの店、とてもいいかんじ。蕎麦も十割そばを丁寧に打ってあり、味も格別、一緒にいただいた天ぷらも格別。JもNも一枚を完食!ただし、ここの蕎麦屋、原点箇所が一個。客席の観賞用にいくつかの写真集がおいてあって、蕎麦が来るまでの間楽しませていただいたのだが、その中に看過できない問題書籍が一冊まじっていたのである。「水伝」これはいけません。信じちゃいけません。リンクは、なぜいけないかについての説明がかいてあるページです。実際のところ、piyotaは噂だけ聞いていて、実物は今回初めて見ました。さて、KEEPにJをドロップしてから、まきば公園でお散歩。Nが森に行きたいというので、とりあえずまきば公園にいったのだけれども、ヤギとか羊とかを身近に観察できるけれども、森はありません。てくてくあるいて、ばったをたくさん捕まえて、牛乳を堪能して。それから森散策に戻ることに。やまねミュージアム森の中を散策しようとおもったら、KEEPの自然観察遊歩道でぐるりとまわるのが一番。身近なところでは、やまねミュージアムの裏手を30分くらいで一周するコースがあります。ということで、少々夕暮になってきましたが、そちらへ。涼しくて、いいかんじ。Nも、頑張ってはりきって歩いてくれます。小淵沢 八ヶ岳リゾートアウトレット晩御飯。今回の八ヶ岳旅行の目的地の一つがここです、リゾートアウトレット。名古屋に引っ越してから身近にL.L.Beansのお店がないこともあって、今シーズン新しいTシャツを購入していない。先週もお店に行きそびれたので、今回こそ、というわけで、高原のアウトレットで、おかいものを少々。それから晩御飯。晩御飯は、農家の食卓 リゾートアウトレット八ケ岳店オムライスセットを食べました。テラスでゆったり晩御飯、ここは、小さい子供連れでも安心してくつろげるお店のつくりになっています。響野本日の宿は、甲斐小泉 自然の宿 響野(ひびきの)。静かなペンション街の中にあり、でもときどき電車の音が木立の合間から聞こえる、閑静な宿です。Nがまだ小さいので、晩御飯のフレンチ付コースにはしませんでしたが、涼しくってゆったり落ち着ける和室のおへやでした。それにしても、清里・小淵沢界隈は涼しくていいなあ。ブログ村で田舎暮らし・自然満喫のブログを探してみる
2013.08.16
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ようやくスケジュールが空いたので、家族4人で「風立ちぬ」観てきましたローソンチケット・全国共通前売券の罠今回、割引でローソンチケット・全国共通前売券を購入したのですが、ジブリみたいな人気映画の場合はこれは、大失敗ということがわかりました。なぜかというと、最近の映画館は、ウェブ購入でチケットを購入するときに、同時に座席指定がかけられるのです。そのときは、購入と同時が条件なので、前売り券を利用しての座席指定に対応しているウェブサイトはない模様。ではどうするか、というと、映画館にまず行って、窓口で前売り券を座席指定月鑑賞券に交換してもらいながら、座席予約をする、というプロセスが必要で、そのためには、人気映画館の場合には上映日のかなり早くの時間に、まどぐちに出向かなければならないってことなのです。子育て中の方なら、それが、小さい子供連れにとって、どれほど無理っぽいことかは、おわかりですよね?「風立ちぬ」の内容が、喫煙賛美であるとか兵器賛美であるとか子供向きではないであるとかの、ネガティブな風評のおかげで、そこそこ空くようになってよかった。でも、名古屋市内のアクセスのよい映画館は、午前9時の時点でウェブ上ですでに残席わずか表示がついていて、11時に出発して、まず別件の用事をすませてから、12時過ぎに映画館→2時前の上映会を狙う、という今回のスケジュールには向かないのでした。そこで、車で行けて、そこそこ空いている名古屋市内の映画館を探して、たどりついたのが、ここ。中川コロナワールド・シネマhttp://www.korona.co.jp/cinema/nak/top.aspどうやら映画館とゲーセンの他にボーリング場や日帰り温泉もあるようですが、それは今回はおいておいて。映画の半券で入浴が割引になるとか、いろいろお得なサービス満載の、複合アミューズメント施設です。近所にショッピングセンターがあれば、もっといいのにな、という立地ではありました。あと、フードコートの魅力かなあ・・・いっそのことスガキヤか丸亀を入れておいてくれたら、とか、思いました。映画感想実際のところ、堀辰夫の風立ちぬをよんでいないので、よくわからないというのが印象です。ただし、宮崎駿の飛行機好き(ナウシカ→ラピュタ→紅→ハウル?)はよく伝わってくる映画。あと、かなり脚色されているのかもしれないけれども、堀越次郎のような、技術オタの障害を切り取るという試みは、「好ましい」と思います。たとえば同じ題材を、菜穂子視点で、「うちの夫は理系クンで困る」みたいに揶揄する描き方、理系をディスる最近のトレンドとしてはありなんでしょうけれども、そういうのをしない。この映画をみて、技術者・科学者・設計者を目指す子供が、増えたらいいな、と思います。そんなわけで、「ナウシカ」「もののけ」「千尋」「ハウル」あたりに見えた、宮崎駿の「反科学文明論」色の強さに対して、今回の「技術重視」というのは、個人的にはより受け入れやすいと思いました。というわけで、みんな、見に行こうね。おもしろいよ。ブログ村で田舎暮らし・自然満喫のブログを探してみる
2013.08.15
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オー!ファーザー! 伊坂幸太郎著 文庫版 新潮文庫 【送料無料】オー!ファーザー [ 伊坂幸太郎 ]複雑な事情があって、高校生の由紀夫には4人の父親がいる。ギャンブラー、女たらし、スポーツ格闘技万能中学教諭、博識の大学教員。そして母親。今回は長期出張中で最後まで出てこない母親。由紀夫に絡んでくる、他人の話を絶対効かない多恵子。天然のクラスメイト、殿様。不登校のクラスメイト、小宮山君。お人好しですぐにいじめられっこになってしまう中学時代のツレ、鱒二。鱒二に絡んでくる不良。日常のとぼけた軽妙な会話の中に、事態はどんどん進展していって、心中に見せかけた殺人事件とか、その他の事件が巻き起こり、由紀夫はのっぴきならない巻き込まれ方をする。しかし危地に陥った由紀夫を助けるため、すちゃらか4人組父親が、とんでもない活躍をする、という話なのだ。とんでもない活躍劇を見せてもらった割には、そういうスカッとした読後感ではなく、またとぼけた日常に戻っていくという、そういう読後感な、不思議な小説である。そう、伊坂幸太郎の独特の語り口が、その不思議さを完成させているのだ。ブログ村で五木寛之氏の文学ブログをもっともっと探してみる
2013.08.13
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牧川のこと(福知山合宿二日目)牧川は、いい。とくに、六十内橋近辺。川遊びに最高である。牧川でジャコ(ハエ・ヤマベ・オイカワ)釣りをするのは、三年ぶりのことである。前回は2010年の8月の盆明けであった。そのころ、Jはまだ4歳だったことになる。京都に住んでいた時は、福知山なんて近所ジャン、と思っていたのだが、名古屋在住になってからは、そんなに近くないことを思い知った。そういう経緯もあり、この夏・この時期にこの川でハエ釣りができるというのは、ものすごく幸せなことなのだ、と再実感。Jがテニス好き大人たちに連れられて、テニスデビューするといい、Nは部屋でお姉ちゃんやチビたちとトリコやらワンピースやらを見ているというので、一人で、出漁、二日目。9時から初めて10時30分くらいには納竿するという、短時間のハエ釣りだが、満足が行く結果であった。仕掛け。1.道糸1.5号2.竿 3.6mの柔らかいグラスロッド3.針 ハエスレ 3.5号 ハリス0.3号3年前と違うのはここ4.ウキ。木製のハエ釣り用ウキ、大きさは小指の先より大きいくらい。この木製である程度自重があるウキというのが重要なのだ。5.エサ サシ虫3年前と違う工夫がもう一つ6.エサの付け方。 3.5号ハエスレ針のボディ部分にしっかりと通しざしをして、針先を出すこと。これで、食って釣り上げて、手元でバレる魚の数が激減した(それでも1/4程度はばれてしまうが)。今日は、橋の右岸に入川し、暑いので基本的には橋の影の下から出ないようにする。その立ち込みポイントから、下流、ほぼ120度くらいの扇型の範囲だけが、ポイントである。橋げたの流れが遅く深い部分を狙うと、線が入っている魚が釣れてくる。おそらくこれ[カワムツ]。(wikiにあった画像)ヒレが小さくて、黒い線が入っている。右岸側の浅い瀬になっている場所を流すと、ほとんどはオイカワ(ハエ)が食ってくる。1~2流しに1回確実に喰ってきて、調子がよいと一匹のサシ虫で3匹ほど連続して釣れてくる。サイズは小さい。大きくて10cmくらい。ちなみにオイカワの画像はこっち。やや平べったくヒレが大きく、虹色。この、水深のあるところとないところの棲み分けについての記述も、なんと、wikipediaにある通り。驚きだ。たぶん30匹ほど釣ったのだが、そのうち10匹は手元で逃げて行って、バケツにいれておいた20匹も10匹ほどは逃げていき、最後に水を代えたときにまた逃げて、残った4匹だけをバケツに入れて、山荘に持ち帰る。Nが大喜びで、バケツに手を突っ込んでつかもうとする。そもそも彼女は地球上の魚はすべて自分のものと思っている節があるからね。すると、彼女の手から逃げ、板の間でピチピチはねるカワムツに、ふっとシロが近寄ってきた。ぱく。咥えて持って行ってしまった。Nが怒る怒る(w)。結局、シロが食べちゃった模様。残り3匹は、一通り観察が終わった後、本流から50mも離れていない用水路に逃がすことにする。またね、魚たち。午後は今度は川遊び午前中テニスでしごかれたJと、午前中テレビをみて過ごしていた小学高学年Nお姉ちゃんが、「暑い~死にそう~川遊び~」というので、今度は竿を持たずに付き添いでついていくことに。今回の合宿、お父さんsが少ないのと、午前中テニス組がすでにみな酔っ払いなので、川遊び付き添い役がまわってきたのである。今回は、六十内橋から上流の堰堤を目指す。堰堤の上は、天然のプール。ただし、堰堤と魚道は流れも速く、ちょっと遊泳危険区域、かな。とか、そのへんを監督しながら、二人が泳いだり網で魚やエビをとったりするのを、眺めている。やっぱり、牧川はいいなあ。また来れたらいいなあ。ブログ村で田舎暮らし・自然満喫のブログを探してみる
2013.08.11
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K家主催、毎年恒例の福知山合宿!という奴なのだが、なんと、昨年は引っ越しのため参加できず、一昨年も所要で参加せずということで、どうやら3年ぶりなのだ。東海地区からの参加ということと、車も小型車に荷物てんこ盛り(+シロ)ということで、ややゆっくりの参加となったが、結局、さほどむりせず、2時には現地到着できた。よかったね。さっそくハエ釣り恒例の牧川での川遊び。お母さんs、子供たち、Nらとともに川にやってくる中、PiyotaとJはまずハエジャコ釣り。もちろん、今日の分と明日の分の雑魚釣り入漁券は、丹後釣具店で購入してあります。今朝までは豪雨のせいでかなり増水していたとのことだけれども、無事、立ち込んでのハエジャコ釣りができたので満足であった。BBQ、飲み会今回は火起こし役のほかに、焼き方まで仰せつかって、いろいろと肉を焼いてばかりいたので、どれだけ飲んだのか忘れてしまったが。寝不足だったせいもあり、9時過ぎにはダウンしてしまったもよう。ともかくものすごく汗をかいたのである。一方、Yokotaさんが、「こんなの酔わない」などといいながら、こっちも箱赤ワインをがぶ飲みしたもよう。・・・お酒はほどほどに。お世話になりましたKご夫妻、ありがとうございました~。ブログ村で田舎暮らし・自然満喫のブログを探してみる
2013.08.10
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【送料無料】銀閃の戦乙女と封門の姫 [ 瀬尾つかさ ]一迅社文庫【送料無料】銀閃の戦乙女と封門の姫(2) [ 瀬尾つかさ ]一迅社文庫【送料無料】銀閃の戦乙女と封門の姫(3) [ 瀬尾つかさ ]一迅社文庫一部では、「安定の瀬尾つかさ」というコトバがあるらしい(嘘です・・・でも一応出典。http://lightnoveldatematome.blog.fc2.com/blog-entry-930.html。)氏が現在展開中のもうひとつの人気シリーズ「スカイワールド」が安定してきた、ということなのだと思うが、Piyota的には、ライトノベル作家としても(その質が)安定してきた、と思えるのだ。氏の転機となったのは、やはりラノベレーベルではなくハヤカワから刊行された、「約束の方舟」であろうか?これを読んで、新しい世代ののSF作家が送るSF作品として、小川一水氏作品に出合った時と同じか、それ以上の衝撃を受けた。で、その後、ずっと瀬尾作品をラノベレーベルであっても買い集めているわけである。なお、全年齢向けレーベル「富士見ファンタジア」で展開されているスカイワールドの作品内容の健全さと、R15レーベル?R18レーベル?の一迅社文庫で展開されている「放課後ランダムダンジョン」「魔導書」に連なる本書(同一世界観を共有している)シリーズで、とくにエッチさ加減(性的描写関連)に関して、特に差はない。一迅社レーベルのほうが、イラストがややエッチ、という程度のことで、展開されている内容は、純然たるどたばたラブコメ系ヒロイックファンタジー系ハーレム小説なのだから。で、日本と空間を接している亜空間異世界で、魔法を使ってモンスターをやっつけて、国の平和を守る、というそういうお話である。ね、健全でしょ?で、「魔導書」がかなりおちゃらけが入っていてコメディータッチだったのに対して、本書シリーズは、もう少しラブコメ要素がふんだんだったり、そうでなかったり、そうではないか。まあいいや。ともかく、「安定の瀬尾つかさ」、このまま、安易なエロ路線・ギャルゲ路線に走らずに、ストーリーとして面白いラノベ作品を書き続けてほしいと願うわけです。それにしても、表紙、1~3巻並べてみると、3冊ともフレイさんなんだなあ。赤髪の無鉄砲お姫様とか、金髪ツインテツンデレお姫様とか、嫉妬深い妹ちゃんとか、他にもヒロインいるのにね。それはなぜなのだ?やはり、タイトルが「銀閃の戦乙女」だからか?ひょっとしたら作者が最も感情移入しているのが、フレイさん、だからか?ブログ村で瀬尾つかさの文学ブログをもっともっと探してみる
2013.08.07
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大阪大学蛋白質研究所セミナー 世界をリードするNMRとその科学技術・社会へのインパクトに参加した。5日と6日の二日連続のイベントである。このイベントはアカデミアが保有するNMR(核磁気共鳴装置)をめぐる、国家レベルの支援プロジェクトに関する、旗揚げ公演ともいえるセミナーである。そう、この4月より開始された「文部科学省先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業「NMR共用プラットフォーム」」に関するアウトリーチ活動のセミナーなのである。セミナーのプログラムなどの詳細はこちら。第一陣として採択された三拠点+後発隊として採択された一拠点(北大)のプレゼンに、NMRの利用法、産業利用の重要性、今後の展望など、盛りだくさんのセミナーであった。特に、装置の高感度化、日本の技術を結集した新しい高温超電導素材と、常時通電モードを利用した超高磁場NMR開発の現状、新しいプローブを設計する現場、DNPを通したテラヘルツ分光学とNMRのクロストーク(技術交流)、ESRとの関連、など、通常の構造生物学関連やタンパク質科学関連のセミナーでは聞けないような、広範な話題がとても楽しかった。さて、特に重要なのが、人材育成である。NMRは物理・電磁気・量子力学・化学・材料科学・生物学などにまたがる境界領域であり、しかもそれは特に専門的なので、高校生や大学1~3年生にはまったくアピールしない、そのせいで、大学院生も少なめの領域である。しかも、学ばなければならないことがものすごく多いため、実際には「修士卒→即戦力」になるような促成栽培では、世界をリードし、日本を再興させるような人材は育たない。それも含めて、我が国の理系キャリア教育は歪んでいるのであろう。大学4年卒→社会人経験→修士+博士に戻る、という欧米の理系エリートでは珍しくないキャリアパスが、日本では根付いていない。そのせいもあり、毎年大量に輩出(排出)される文系大学生の一括採用の慣習に流される形で、理系エリートのキャリアパス確立には困難が伴う。終身雇用制度と、長期間雇用されていれば給与が良くなるしくみ、さらには職能給が確立していないせいで、長期間雇用されているだけで既得権やら何やらで偉くなってしまう仕組み、というのも、トップクラス理系人材育成の妨げになっていそうだ。また、論博のしくみは、社会人から課程博士に進んで、理系のトップ技術を究めようという人の意欲を容易に削ぐ。それもあって、我が国のメーカー企業では、博士号の有無は管理職になるには事実上必須であるが、博士号保持者としての技術的・科学的優位性や特殊技能が職能給に反映されない、という、特異な給与体系となっているのだ。ようするに、マジメにやっている理系がバカをみる給与制度ね。まあ、それはそれとして、ともかく、人材育成はまじめにやらねば。風のうわさでは(笑)、日本分光学会NMR部会も、NMR講習会などを開催するらしい。ブログ村で核磁気共鳴関連のブログを探してみる
2013.08.05
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朝明渓谷今日から一泊二日で学童保育のキャンプに、父母付き添い(低学年の親は必ず付き添いらしい)ということで、参加。場所は、鈴鹿国定公園・朝明渓谷・西山荘キャンプ場。学童保育のキャンプも初めてなら、朝明渓谷も初めてである。でも学童の子供たちの行事が主体なので、親はあくまで荷物運びなどのお手伝いがメイン。初日・到着・晩御飯 飯盒炊さん準備・晩御飯はカレー・キャンプファイヤー・JとAくん、和太鼓模範演奏♪・ファイヤートーチ・ナイトハイキング(三休の湯まで入浴) piyotaは、カンテラもって、ナイトハイキング随行。子供たちが風呂に入っている間、酎ハイ片手に星などを見ていました。そう。朝明渓谷は、星がきれい。・晩(親+指導員)→懇親交流会。親は、合間の時間で、Nと川遊びをしたり、20分ほど歩いたところにある日帰り温泉施設「三休の湯」に温泉に浸かりに行ったり。雑魚寝だったけれども、思いのほか涼しかった。というか、夜は風がふいてTシャツでは肌寒いくらい。もちろん日中は、30度くらいには気温があがるので、それなりに厚いけれども。二日目・朝ご飯はソーセージとバターロールの朝ご飯・高学年→ハイキング・低学年→川をうまくせき止めて、マスつかみ大会。・低学年→魚をさばく。昼ご飯準備。・その後高学年→川遊び。・Piyotaは川遊びの監視。監視ついでに、いろいろと川の中に子供たちと一緒に石組みを作って、泳ぎに適した水場の整備をしたりした。かなり立派な石組みのダムを三か所施工。小学生が十分泳げるトロ場も二か所完成。・昼ご飯は魚と焼きそば。朝明渓谷のよかったところ・風光明媚・川遊びがよい。渓谷がプライベート河川になるような、バンガローの配置。・川。魚やオタマジャクシやカエルがたくさん。・子供たち宿泊のバンガローのすぐ前にキャンプファイヤー場と炊事場があるので、複数拠点をいったりきたりしないので、迷子・事故などの心配がない。出来ればよくしてほしいところ・トイレ設備。・簡易水洗でよいので、洋式トイレの設置希望。なお、仕組みがよくわからないのだが、朝明渓谷には西山荘以外にも何件かの私設キャンプ場がバンガローを経営している模様です。要調査。なお、当日は、昭和区今里学童と長久手学童も同じところにキャンプに来ていました。学童保育→夏キャンプ、というのは、重要な行事らしい。それはそれで子供たちにはよい経験になると思います。で、それ以上に、けがも病気もなく、無事おわってよかったね!!ブログ村で田舎暮らし・自然満喫のブログを探してみる
2013.08.03
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本日の読書ぶたぶた洋菓子店 矢崎存美著 光文社文庫 【送料無料】ぶたぶた洋菓子店 [ 矢崎存美 ] ぶたぶたの最新刊。今回のぶたぶたは、「ひみつの洋菓子店」のパティシエさん。周りの人たちに、そのおいしいお菓子と、独特の愛嬌で、幸せと癒しをもたらすのであった。なお、今回は、ぶたぶた奥さんと、二人の娘さんも出演。小学生の次女が「不思議ちゃん」であることが判明。不思議ちゃんか。【矢崎存美・読書その2】食堂つばめ ハルキ文庫食堂つばめ このところ、定期的に新作ぶたぶたを光文社文庫に書き下ろしている矢崎先生の、どうやらこれは、新「シリーズ」らしい。内容はというと、臨死体験グルメ小説である。帯から。 謎の女性ノエに導かれ、あるはずのない食堂車でとびきり美味しい玉子サンドを食べるという奇妙な臨死体験をした柳井秀晴。自らの食い意地のおかげで命拾いした彼だったが、またあの玉子サンドを食べたい一心で、生と死の境目にある「街」に迷い込む。詳しいことに触れるとネタバレになるからここには書かないけれども、読後感さわやかなノスタルジックグルメファンタジーであることには間違いがない。奴が戻ってきた脱走中のシロ、無事保護とのこと。よかったよかった。ブログ村で矢崎存美氏の文学ブログをもっともっと探してみる
2013.08.01
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