さくら咲く

さくら咲く

34週 再出血



3日に羊水を抜いたとき、お腹が一度は引っ込んだのですが、

日に日にまた膨らんでいっているようでした。

私は「1.5リットルも抜いたのに、直ぐ戻るはずない。気のせいだ」

と思うようにしていました。

羊水が増えるということは、子供がそれだけ症状が悪いということでした。

私はそうは思いたくなかったので、

羊水が増えているのを「気のせい」と思うようにしていました。


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昼間、お見舞いに来てくれた旦那と話をしているとき、

つい大笑いしてしまいました。

その瞬間、私は出血をしたのを感じました。

「しまった」

という気持ちでいっぱいでした。

トイレに連れて行ってもらい、確認すると、やはり出血していました。

ナースコールで看護師さんを呼ぶと、

直ぐに安静度が「ポータブル」になりました。

これはポータブルトイレがベットの横に設置されるので、病院ではそう呼ばれていました。

何処にも歩いて行くことは出来ず、ベットの上でだけの生活になります。

一度ポータブルは経験していたので、抵抗はありませんでした。

ただ、良くない予感がしました。

そして、「これで出産が早まってしまうのでは」という不安を感じていました。


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8月7日

この日もポータブルの状態のまま安静に過ごしました。

ところが夜になってお腹の張りが頻繁になっているのを感じて、

ナースコールをしました。

機械を付けて調べてみると、やはり張りの頻度が増していました。

当直の先生の判断によって、「マグネゾール」という更に強力な張り止めの点滴が追加されました。

それまでは「ウテメリン」という薬を打っていて張りを抑えていましたが、

利かなくなっていたようです。

点滴は2本同時に流されました。

機械はずっと付けられて張りの状態の監察は続けられました。

張りがなかなか落ち着かなかったので、落ち着くまで、

マグネゾールの点滴の速度はどんどん速くされました。

速度が速くされるたびに副作用で、体がどんどん熱くなり脈が速くなりました。

次第に頭が朦朧とし、どんどん心臓の鼓動が速くなっていく。

もう耐えられない。

思った瞬間ナースコールを押しました。

それは夜中の1時ころか2時ころだったと思う。

当直の先生が来てくれました。

「点滴の速度を少し遅くして欲しい」と頼んでみました。

少し速度を遅くしてもらうだけで楽になると思いました。

それでも、「今陣痛が来ては困るから」

と言って私の頼みは聞いてもらえませんでした。

私は15日まで耐えられる自信が無くなってきました。

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