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保険の異端児・オサメさんほんとうにお見事、と思います、星野監督。
でも、ノムさんの存在も大きかったのでは。忘れてはならないでしょうね。
選手の気構えをかえたのでは。
球団創設9年目にして初のリーグ優勝を勝ち取った東北楽天イーグルス。星野仙一監督(66)はこれまで中日、阪神、そして楽天と3つの球団を率いてきたが3球団での優勝監督は、過去2人(三原脩、西本幸雄)しかいない偉業だ。中日、阪神もそうだが、下位に低迷していたチームを引き継ぎ、優勝させた。
22連勝を達成した田中将大投手(24)の存在はもちろん大きい。だが、星野監督の「再建請負人」としての手腕がなければ、この快挙は難しかっただろう。
もっとも、今回は過去2球団とは少し違い、新生・星野仙一でチーム作りをした結果だと関係者はみる。中日、阪神時代は、鉄拳制裁も辞さない熱血指導でチームに意識改革を迫り、「闘将」と呼ばれた。だが、昨年まで楽天で現役だったスポーツコメンテーター山村宏樹さん(37)は、接してみて印象が変わった。
「ミーティングでは厳しかったし、やるべきことをやらなければ怒りますが、鉄拳制裁のようなことはなく、試合以外の場面ではむしろ優しいんじゃないかと思うくらいでした」
経験の浅い若手選手がほとんど。孫のような年代の選手と接することも増えた。あるスポーツ紙の取材に星野監督は「今の子は萎縮しちゃうから、ワンクッション置いた方がいい」と明かす。そのためにまず選手との距離を意識的に縮めようとした。例えば、選手を下の名前で呼び、ときにはあだ名で呼んだ。
東京六大学時代からの盟友で、楽天で2011年から2年間、コーチを務めた田淵幸一さん(67)は、星野監督を「気配り、心配りができる人。人の話もよく聞く」と評し、人心掌握術のコツは「個人情報をうまく集めることにある」とみる。中軸打者に成長した銀次と枡田慎太郎の高卒生え抜き野手2人に対する言葉が、田淵さんの印象に残る。
「昨年オフに結婚した銀次には『お前、カアちゃん泣かすなよ』、3人の子どもがいる枡田には『ミルク代稼ぐのは大変だろう』と、うまく相手の事情を絡めて声をかけるんです」
打撃投手や用具係のスタッフにも積極的に声をかける。時には食事を自腹でおごり、士気を高める。その「情」が、3年かけて若手選手に浸透した。
就任当初は受け答えすらできなかった若手選手が、今年は監督に、冗談で切り返せるようになった。昨年の秋季キャンプでは、若手投手の戸村健次(25)がノックで「楽勝!」と挑発し、監督を「会話ができるようになった」と喜ばせた。そんな雰囲気の中から、20代前半の選手が続々と主力に育っていった。
「時代に監督が対応しようとしていると思いますね」(山村さん)
優勝を決めた試合後の祝勝会場では、若手選手から遠慮なくビールをかけられたが、「こんなに選手が喜んではしゃいでくれれば、僕は幸せですよ」と上機嫌。
中日時代の教え子、立浪和義さんは、中継を見ながら「僕のころは恐れ多くてビールをかけられなかった」と驚いていた。
※ AERA
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