日本語はダメか2

日本語はダメか2

2015.01.12
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カテゴリ: 共生意識


 この日本語は「遠藤と逸ノ城が対戦する」と意味だろう、普通には。

 昨日、日本vsパレスチナ戦を見ようとテレビの前に座った時のことだった。
「もう昨日済んでるよ」
「だって、これからだって、テレビで言ってた」
「何言ってるんだよ、新聞にも結果が出てるじゃないか」
「新聞のスポーツ欄、見てないけど。これからだって、テレビが」 

 疲れた疲れた、怒ると疲れがどっと肉体をつつく。
 その時の情景は100%再現できないが(「時」って漢字は、どうして、なぜ、「日」と「寺」で成り立っているのだろうか? その昔、「時」についての認識や知識は、お坊さんだけが持っていたのか。あれ、「持つ」にもまた「寺」がついている)、だいたいこのような「言葉」がわずかな時間、交わされた。

 多少の言葉が続いた。
 やがて、そこで付け加えられたのは「遠藤も逸ノ城もこれからやるよ」ということだった。
 つまり「二人が対戦する」のではなくて、「遠藤には遠藤の、逸ノ城には逸ノ城の取り組みがある」ということを言いたかったわけなのだ。
「意味」にたどり着くまで、またまた時間がかかってしまった。これまでも、ずいぶんととおまわりをしなければならない会話があった。いっぱいメモしておいたけれど、紛失。

 慣れない慣れない、慣れられない。いいかげん、そういう言葉遣いの持ち主である、と割り切れば済むとろを、またいらいらしてしまった。
 向こうは向こうで、「当たり前のこと」を言ってるだけなのに、何ガタガタ言ってるんだろう、と思っているのではないか。と思われる。
「ごめん、そういう意味ではなくて……」という会話はほとんど、ない。「そんなつもりで言ったのではない」と言う「釈明」はずいぶんあったが。そんなら「そんなつもりで言った」ということをきちんと言ってくれ。
 そう言うと、時には「あなたはニホンゴのセンセイだからね」という反撃がある。

 疲れた疲れた、日本が快勝したから、多少のバランスが取れて疲れは中和されたけれど。逸ノ城は、相撲巧者・安美錦いあっさり負けて二連敗。「負けて覚える相撲かな」。遠藤の「試合」は見ていない。

 基本的な「会話」から付き合いが始まっていれば、明るくチェックしたり冷やかしたりの笑いで締めくくることが出来て、さらには次の会話が膨らんだり深まっただろうに。若い時の「言葉遣い」が、「今」のすべてを決めてしまっている。
 自分からまいた種、か。

 パソコンを開けば、様々な情報が飛び込んでくる。うまい、まずいはあるが、とにかく「言いたいことを伝えよう」とはしている。だが、もう、情報はたくさんだ。文章を書くだけのキカイがあればいい。一種のタイプライター。
 あ、情報を手に入れるために、こちらが「得たい」と思う時だけ、その機能を使えればいいキカイ。読みたい文章、耳にしたい言葉。

 いつから「言葉」を使う意味の重さに気がついたのだろうか。
 社会生活を無事に送るためには、きちんとした意味を込めた「会話」が必要だ、と言うことに、いつ気がついたのだろうか。10年前? 昨日? 母のおなかから出てすぐ?
「美味しい」と言うことは伝わる、「好きだ」ということも理解し合える、「こんにちは「お休みなさい」も普通に通じ合える、とされる。
 だが、とどのつまりは「道具」の一つ。所詮、絶対に絶対などは、望めない、だろう。そこで大事なのは相手を思いやる「心」ということ、「補ってやる・忖度してやる」ということ、「耳を貸す信頼」ということ、なのかも知れない。表面の、そこにばらまかれただけの言葉を追いかけるのではなくて。
 社会生活を送るため、と書いたが、そもそもは「母」の関心を引きつけるためだった、のではないだろうか。空腹には耐えられない、のだ。
 こうしてもだえているのは「通じ合える」ということをまだ追い求めている、そういうヒトと豊かな時間を過ごしたい、と熱望しているからなのかもしれない、のだ。愚鈍な会話で魯鈍な相手と消費しなければならない時間がもったいない。 
 そういうあんたの言葉、大丈夫かね。 、





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最終更新日  2015.01.13 04:58:48
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