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2009年08月27日
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カテゴリ: 著者インタビュー





北国の農村で田園風景を描き続けた郷土画家。生前は話題にのぼることもなかったこの画家に、死去して数年後、ひょんなことで光が当たります。

世間では認められていなかった彼の才能を信じ、評価し、支えてきた彼の妻と、数少ない地元の後援者。彼の真価が認められたことを喜び、取材や展示会にも協力を惜しまないのですが、そのうちさまざまなところからほつれが生じてきます。
彼のブーム復興の一翼を担った、富裕層向けのプレミア誌の編集部に勤務する橘という男性を主人公として、単なる善良な不遇の郷土画家だと思っていた芸術家の“封印”されていた秘密とともにあらわになる「普通の人」の心の闇を描いた作品です。



いやーーー、面白かった!



ガツンと手ごたえのある文芸作品について感想を書こうとすると、この「面白かった!」の一言に尽きます。何がどう面白かったかっていうことを説明しようとすると、どうも陳腐になっちゃうんで実はあんまりやりたくない(笑)。でもやっぱりチェックして欲しいから書きます(笑)。最近がっつりした長編読んでないナーっていう人、ぜひ!圧巻ですよ!



日本経済新聞に連載されていたときから話題だったのですが、素朴な地方の芸術家だったはずの画家が、いろーんなものを隠し持っていたというか、本人は隠すつもりなかったのかもしれないけど、彼を愛する妻や才能を敬愛する支援者が、死んだ後に彼の名誉を勝手に守ろうと隠してきたことが、うっかり注目を集めてしまったためにボロボロ出てくるという…。


そのドロドロ具合が凄みたっぷり。愛してるけど憎い、尊敬するけど嫌悪もする。そんな人の心のひだの複雑さもものすごい説得力のある描写力で描かれています。読んでるとグイグイそっちへひっぱりこまれそうになります。危ない危ない(笑)



篠田節子さんご本人との取材はとあるJRの駅ビルのカフェ。チェロの練習の帰りにお目にかかったため、でっかいチェロケースを抱えて現れました。細くて可憐な篠田さんですが「よいしょっ」とチェロを軽々と抱え上げてびっくり。

著書の原案、背景、ストーリーの練りかたなど、執筆秘話をがっつりうかがうことができました!

インタビュー となっています!ぜひ一読を!







篠田さんの著書をもっと読む!>>





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最終更新日  2009年08月27日 13時52分00秒


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