学生時代、大学の裏にあったローカルバーで箱バンというのをやっていた。
要は週末に飲み屋にあるステージでいろんな曲を演奏するローカルバンド
ノリのあるやつとチークダンスが踊れるような曲さえ演奏してればオールOK
で、
やる曲ってのも大体同じ。
客の方も酔っ払いまくってナンパしてるか、騒ぎまくっているか、不気味に一人で踊りまくっているか、喧嘩してるかといった感じ・・・バンドはその賑やかしのツール。
あの頃のアメリカンはタバコ吸っているのが多かったかな
箱バンやるには店に昼間行ってオーディションを受ける。
このオーディションってのも適当でアメリカのジャズマンがよく使う
fake bookだかreal book
だかいう曲集からランダムに
「これ弾いてみろ。」
って感じでどんどん演奏が始まる。
数曲弾いてOKがでたら採用となる。
で、
週末のバーはナンパ目的の学生、ローカル船員や店員、怖そうなオッチャン達でごった返す。
ビリヤードやダーツをやっているのもいれば、ナンパに忙しかったり、踊りまくっていたり、騒ぎまくっていたり、トイレから怪しげな匂いがしていたり、Loveな声が聞こえてきたり、喧嘩していたりとバンドを聴きに来るというより賑やかしのツールとしての音楽が必要だった。
最初はその雰囲気に圧倒されて弾いているだけで一杯だったけど、慣れてくると結構面白かった。
もともと薄いギャラだったけど、週末はいつも満員御礼だったからオーナーから酒か金かをくれる
そんなハピネスなバーだったけど、事故があって店の中は粉々になってしまった
それっきり店は閉店・・・窓はすべて板が張られ入れないようになっていた。
あれから20年以上経つな(黄昏)
ふと思い出してグーグルマップで検索してみたけど、なんと今もあの頃の状態のまんまじゃん
当時から結構治安が悪いところだったけど、不景気も手伝ってか以前よりも寂れた港町といった雰囲気。
何だかなぁと思いながら Appストアを見ていたらi real bが発売されている 。
おぉ、当時使っていたfakeだかreal bookのアプリ版じゃん。
妙に懐かしくなって購入・・・当時、あの分厚い曲集はえらく高価で買うなんてまったく考えなかったが¥700ならOK
著作権の関係上譜面はない・・・まぁ、あってもどの道よくわからないけど(*^。^*)
おぉ、いいねぇコード譜に加えて演奏までしてくれるじゃん
箱バン時代を思い出させてくれるのと、¥700とかいってお得感もある。
androidにも対応してるからiPhoneじゃなくても大丈夫。
近頃のテクノロジーは素晴らしい
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