「I Don't Mind」は'78年4月に発表されたシングルで、1stアルバム『Another Music in a Different Kitchen』(上ジャケット)に収録。 シンプルで覚えやすいメロディがたちまち耳に貼りついてしまう、初期の名曲だ。 爽快感をもったギター・サウンド、突き抜けるようなビートが実に気持ちよく、聴いていると体がムズムズしてくる。 ピート・シェリーの、子供がダダをこねてるような歌声もカワイイ。 コーラス・ワークを強調した作りもナイス! 「B級」と呼ぶにふさわしいものであり、このバンドの愛すべき個性だ。
なお、彼らの名曲はオリジナル・アルバム未収録のものが多いので要注意 '78年から'80年にかけて発売された三枚のアルバムはどれも名盤だが、はじめて聴くならまずはベスト盤がいいだろう。 「I Don't Mind」のほか、「What Do I Get」、「Ever Fallen In Love」、「Everybody's Happy Nowadays」などは、今も新鮮さを失っていない。 当時"ニューウェイヴ"とも呼ばれたらしい彼らの音楽は、普遍的な楽しさを持つものであり、パンクである以上に"パワーポップ"という言い方がぴったりくる。 のちの多くのギター・バンドやメロコア勢たちから賛辞をおくられているという事実は、彼らの偉大さを物語るものだ。