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Kawanishi@ Re:中版超望遠単焦点レンズを使用した天体写真撮影について(12/29) わかりやすい記事で参考になりましたー。 …

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2020.12.29
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テーマ: 天体写真(94)
カテゴリ: 天体写真
​​​​​​​​​​​​ ​​​​2 ​​​​ 年前、2018年夏前に初めて一眼レフを買った。天体撮影を視野に入れ、PENTAX K-70とO-GPS1(アストロトレーサー)を選択した。
その年の晩秋、家の前で寒空に浮かぶオリオン座を撮影したときに、初めて星雲(オリオン大星雲)をカメラにおさめた。
1年前の冬、家の前で初めてアストロトレーサーを使用し、また、初めてコンポジットを行い天体写真撮影への道にようやく片足を突っ込んだ。

体写真には広角~標準レンズを使用し地上と併せて写真を撮る星景写真と、望遠~超望遠レンズを使用し天体のみをクローズアップする星野写真に大別される。
星野写真は被写体にもよるが200mm~300mm程度で撮影できるものもあれば、1000mmを超える天体望遠鏡クラスの焦点距離でなければ撮影できないものもある。
遠く、小さく、淡い天体であるほど、長焦点距離を求められるが、長焦点距離であればあるほど(またそのレンズの性能が高いほど)レンズ自体の価格は大きくなる。
さらに、赤道儀に要求される性能も大きくなり、オートガイダーや制御PC、三脚などの周辺機器も含めると費用は際限なく大きくなる。

​し​ かし新米リーマンの筆者からすると、ここまでの機器をそろえることは正直厳しい。そこで、可能な限りコストパフォーマンスの高い星野撮影用レンズを考えてみることにした。
変態 天才の方々はアストロトレーサーを用いた500mm以上の撮影に成功している例もあった。よって焦点距離500mm程度のレンズを考えることとする。

ず星野撮影に使用できる焦点距離500mm以上の長焦点距離レンズを考えると、
・天体望遠鏡
・カメラ用レンズ
の2種に大別される。
天体望遠鏡とカメラ用レンズのどちらが性能が良いかという議論については先人たちが散々行っており、軽くまとめると
天体望遠鏡・・・・・無限遠、かつ、レンズの中心付近での写りの良さに特化させている
カメラ用レンズ・・・広いピント、レンズの全体での写りを求められている
という雰囲気。もちろん、それぞれの製品、個人の好みがあると思う。現段階で筆者には比較材料がないが。

​天​ 体望遠鏡は反射式望遠鏡と屈折式望遠用がある。
反射式は安くて高性能とコストパフォーマンスが高いと思われるが、撮影方向とカメラの向きが垂直となり、おそらくだがカメラの方向で追尾制御を行うアストロトレーサーは使えなくなると思われる。あといろいろ初心者にはハードルが高そう。あとあと天体撮影にしか使えなくなるのも痛い。


​カ​ メラ用レンズはそもそも500mmを超えるような焦点距離のレンズは少ない。PENTAXは特に少ない。
単焦点レンズなど手を出せる値段ではない。唯一選択肢にはいるのが某サードパーティ製品の50-500mmズームレンズである。しかしズームレンズは画質やF値に劣る(と思われる)。
オールドレンズという選択肢もある。これはそれなりの性能を持つレンズを安く手にいれることができる。しかしカタログスペックでは測りきれないこともあり、また情報が少ない、流通が少ない。PENTAXは特に。。。
ミラーレンズは。。。ピントが。。。

​ま​ とめると、星野撮影に使用できる長焦点距離レンズは

超望遠単焦点・・・・・・望遠鏡と同スペック(口径、焦点距離)を求めるとバカ高い、中古でも高い
超望遠ズームレンズ・・・性能は望遠鏡や単焦点に劣る。それなりのお値段(中古で8万円)
となる。

したがって、屈折式望遠鏡が最もコスパがよいのではないかと考えた。
しかし、よりよい選択肢はないのか、調べまくった。ネットをサーフィンしまくった。
そこで出会ったのが、中版カメラ用の超望遠単焦点レンズという選択肢だ。

ようやく本題

P ENTAXは代表的な中盤カメラブランドであり、 現在でも中版カメラ用のレンズが発売されているため、現代でも通用する写りが期待される 。これは645マウントのみで、67マウントに関してはすでに生産終了でした。ホームページに載っているから現行発売品だと思っていた。
しかし、天体望遠鏡と同等のカタログスペックをもち、中版カメラ用として高画質を期待されるレンズであり、かつapscカメラに取り付けるため、イメージサークルの中心部分のみを使用する。したがって、高品質の写りが期待される。

というわけで、購入したものがこちら。



smc PENTAX67 500mmF5.6

肝心のお値段だが、HPよりメーカー希望小売価格は36万円(いつ発売かは知らないがまあやばい)
それが中古でおよそ2.3万円。純正の67→Kマウントアダプターが中古で1万円。合計3.3万円である。
おそらく中盤フィルムカメラ用のレンズということで、中古市場価値がほとんどないことが安い理由だと思われる。

それまでの筆者の主力望遠レンズである、smc PENTAX-DA L 1:4-5.8 55-300mm EDと、月を撮影したものを比較してみる。



smc PENTAX67 500mmF5.6
500mm 1/1000s f/8.0 ISO100



smc PENTAX-DA L 1:4-5.8 55-300mm ED
300mm 1/500s f/8.0 ISO100



←smc PENTAX67 500mmF5.6
→smc PENTAX-DA L 1:4-5.8 55-300mm ED

明らかな差が見られる。正直驚いた。

ついでにsmc PENTAX67 500mmF5.6に関して分かったことを書く。

色​ 収差



左からf/5.6 8.0 9.5
f/5.6ではかなりの、f/8.0ではわずかに色収差がみられる。その次のf/9.5では色収差はみられない。
しかし、色収差に関してはLightroomなどによる編集で何とかなる。

F値と画質





上段左からf/5.6 8.0 9.5
中段左からf/11 13.5 16
下段左からf/19 22 27

f/5.6~9.5が画質が良い。開放から十分である。すげえ
f/19までは耐えられる画質かもしれない。まあ天体には使わないけど。​ ​​ ​​ ​​​​​​​​​​​
F値は45まであるが、27以降も画質は劣化していくので、ここでは割愛する。

以上、ニューカマーのsmc PENTAX67 500mmF5.6についての覚え書きであった。かなりお手ごろな値段で機材のグレードアップができたと思う。

直10万円20万円を出して高性能な望遠鏡を買うこともできなくはない。頑張れば。しかし天体写真は、レンズの性能の他にも、カメラの性能(IR改造含む)、赤道儀の性能、編集、さらに気象条件や各テクニックなど、より良い写真を完成させるために、お金と労力をかけるべきところがたくさんある。これらのバランスで、成り立っていると思う。だから、安い機材を探すことも間違いではないと思っている。安物買いは無駄であるが。
あと、個人的に貧乏性なので、安くて良い品を考え、探すことに快感を覚える。安い機材で高い機材に挑むのはロマンだと思う。努力で天才に勝つみたいな。まあ努力した天才には勝てないけども。

以上が中版超望遠単焦点レンズを使用した天体写真撮影についてである。​こんなマニアックなレンズを考えているマニアックな 変態 紳士淑女はいないと思うので、参考にしてほしいというよりは、筆者自身の頭の整理とメモのような意味で書き記した。
次は編集についてまとめようと思う。

最後に、ニューカマーで撮影したオリオン大星雲でお別れしたい。



PENTAX K-70+ smc PENTAX67 500mmF5.6 + O-GPS1(アストロトレーサー)
Adobe photoshop、Adobe lightroom
総露出時間 6min20s(380s)

撮影日 2020年12月26日23時半~24時半
場所  奈良県桜井市
気象  晴れ~薄曇り
月齢  11.4





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最終更新日  2020.12.31 03:32:48 コメント(1) | コメントを書く


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