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カテゴリ: CDJコラム
前回は Pioneer CDJ-1000MK3 CDJ-800MK2 についてお話しましたが、自走式プラッター搭載のスクラッチ可能なCDJをご紹介する前にちょっと脱線してこんなお話を。


素朴な疑問。

  「どうして、CDでスクラッチができるのか?」


皆さん思いませんか?


CDプレイヤーはレコードと違って、直接盤を引っかいて音を再生しているわけではないのでレコードほど簡単にはいきません。


それではCDプレイヤーの仕組みについて簡単に見ていきます。


もちろん、本来はもっと複雑な仕組みになっていますが、今回必要な部分だけを抜き取って考えていますので予めご了承くださいm(_ _)m。





cd1.jpg


CDから読み取ったデジタル信号はD/Aコンバーターという素子によってアナログ信号に変換され、音声信号として出力されます。

もし、CDプレイヤーに何か振動を与えたことによって、読み取りが中断してしまった場合、音飛びをしてしまい、途中からのデジタル信号を読み取るまで再生されません。


これでは困りますね(^^;)。

ポータブルCDプレイヤーやカーステレオでは振動は付きものですから、なんとしても振動にある程度耐えられるようにしなくてはなりません。

そこで、ポータブルCDプレイヤーやカーステレオではこのような仕組みになっています。


cd2.jpg


要するにCDからのデーターは何倍速かで読み取り、読み取ったデータを一時的な入れ物(バッファ)に貯めておきます。

貯まったデータから、順番にD/Aコンバーターでアナログ信号に変換されて出力されるという仕組みになっています。

これにより、CDプレイヤーに振動が与えられて信号が一時読み取れなくなっても、バッファの中には予め読み取っておいたデーターが貯まっているので、音飛びすることなく、音声が再生されるわけです。

もちろん、ずーっと振動を与えていったら、バッファーの中のデーターも使い果たしてしまうので音が止まってしまいます。


実はスクラッチができるCDJはこのバッファの技術があって可能となったわけです。

CDJにはこのバッファ用のメモリーがポータブルCDプレイヤーよりも非常に多く搭載されており、バッファに取り込まれたデーターの読み取りを操作することでスクラッチやリバース、ループ、HOT CUEなどが使えるのです。



cd3.jpg


ここでこんなことを疑問に思います。

CDから直接データを読み取るのと、バッファからデータを読み取るのとは同じことなんじゃないの?


まあ、先ほどのポータブルCDの場合のように振動での音飛びを防ぐという点からもバッファの利点でもありますが、もっと重要な点があります。それはアクセススピード。

CDにデータを読みにいく時間より、バッファにデータを読みにいく時間の方が圧倒的に早いんです。

ですから、CDJのジョグダイヤルをスクラッチしたり、リバースしても音が途切れたり遅れることなく、それぞれの動作に対応した音が再生されるわけです。




(^_^;)


それではまた次回!





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最終更新日  2006年11月17日 21時07分54秒
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