フィリップ・パ~ロウ探偵事務所

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ピピ♪(パ〜ロウ)

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2006/06/21
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カテゴリ: カテゴリ未分類



手にはヤケに眩しく光るモノを持っている。

切れ味の良さそうな新品のバタフライナイフが、戦闘体制に入った状態でしっかりと握られていた。

「そいつでオレを3枚におろして、お造りにでもしようってのかい?」

まだ続けて言いたいことがあったんだが、オレがそこまで言い終わった、一瞬の出来事だった。
それまで動かなかったレッドが突然視界から消えた。

オレは下腹部に鋭い痛みを感じた。

一瞬にして目の前が真っ白になった。

やがて、オレは見知らぬ街を旅する夢を見ていた。。。





その中を1歩1歩踏みしめながら歩いている。

町並みの中の広場のようなところで、小学生になるかならないかぐらいの子供たちが10人ほどかたまっている。
その他には人影は見あたらない。
何かの遊びに夢中になっている。

近くを通り過ぎようとしたが、その前に1人がオレに気づき、声をあげて走り寄って来た。
するとそこいた全員が一斉に声を上げて走ってきて、たちまち子供たちに囲まれてしまった。

無邪気に大声をあげながら、体当たりを繰り返してくる子供、服や手をつかんで引っ張る子供。。。
なぜかオレはなされるがままになっていた。

どれくらい続いただろうか。
オレは少し強く引っ張られて上体のバランスを崩し、慌てて近くの子供の足を踏まないように気をつけながら足を踏ん張ろうとした。
だが、うまく地面をつかめなかったオレは、こらえきれずに地面に座り込んでしまった。



(今度は一体何だ。。。)

やがて、正面付近にいた女の子が1人ゆっくりと、オレの方に向かって歩いて来た。
胸の辺りで人形のようなものを抱えている。

すぐ傍まで来ると、その子は手に持っていたものを、オレに向かって差し出した。

(クマのぬいぐるみ。。。オレに渡そうっていうのか?)


ただ、そいつをオレに渡そうとしているのはわかった。

(受け取るしか、なさそうだな。。。)

オレが手を伸ばすと、その女の子は少し微笑みながら、そいつをオレの手に渡した。
思ったより手にずっしりと重みが感じられた。


意外な重みに少し驚いて、その子に向かって笑って見せようか、と思って見ると、少し表情が強張っていた。
どうしたのかと思って、肩に手をやると、その子の目から大粒の涙が溢れて出てきた。

胸が苦しくなった。
その子の方をまともに見ていることができなくなり、手渡されたクマを返そうとした。

その瞬間、鈍器で頭を殴打されたような痛みを感じた。
場違いなほど大きな音がした。
ハリセンで叩かれたお笑い芸人のように、その場に倒れこんだ。。。


to be continued...







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Last updated  2006/06/21 11:14:59 PM
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Comments

ピピ@ Re:なるほど(09/21) シニアヲタの紅子さん 少し放置気味に…
シニアヲタの紅子@ なるほど タイトルは適当です。(Re~でも良かった…
*紅子@ そうですか…(お返事無用よ) 断水・・・それだけでももう、寸時でも不…
ピピ@ Re:こころにも うちは3日ぐらい断水してただけで、被害は…
紅子@ 日記へのコメント等ではないけれど ご無事で何より。 心配してました(;_;) 生…

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