DAY’s

DAY’s

April 26, 2008
XML
テーマ: ニュース(96849)
カテゴリ: ニュース


ペンギンは他の海洋哺乳類とは違い、体温を保つための脂肪層がないため体毛がその役目を果たしている。年齢25歳の長寿ケープペンギン「ピエール」は体毛がほとんど抜け、地肌が露出した状態だったため、他のペンギン19匹と一緒に泳ぐことができなくなっていた。

同アカデミーの生物学者パム・シャラーさんは「ピエールは寒さで震えていました」と話す。

当初は寒がるピエールのために太陽灯を利用していたが、ふとシャラーさんは「ウエットスーツを着れば人間だって水温の低い海域で活動できる。ペンギン用にサイズを小さくしたものがあれば、うまくいくかもしれない」と思いついたという。

シャラーさんがサンリアンドロのダイビングショップ「オセアニック・ワールドワイド」にこのアイデアを話したところ、スタッフが夢中になってピエール用ウエットスーツを完成させた。

「ほんとに夢中になりましたよ。この種のペンギンの寿命は約20年と聞いていましたが、今回我々の力を必要としていた“小さな相棒”は25歳。ウエットスーツの製作に全面的に協力しました」とダイビングショップの営業担当はコメント。

一方、シャラーさんはピエールの胴をカバーし、ヒレ状の翼を出せるようにとウエットスーツのデザインを担当した。「何度も試着させ、歩きにくそうにしていないか、穴の位置が合っているか等をチェックしました。無駄が無く、ピッタリなサイズになるまで作り直してきたのです」とシャラーさん。

6週間前に専用ウエットスーツをピエールに着せて以来、体重も増え、背面にわずかながら体毛も生え始めたという。また、以前のように群れを率いるオスとしての行動を見せるようにもなった。

最近の様子を観察したところ、ピエールは水槽の周りを歩き、時にはちょっと水に入ったりしている。仲間のペンギンと一緒に岩の上で休憩しているところを見ると、上手く群れに馴染んでいるようだ。

シャラーさんは「体毛が生え始めた原因がウエットスーツにあるのかは分かりませんが、寒さで苦しんでいたピエールを救済できたことは間違いありません」と話し、体毛が十分生えてきたらウエットスーツを脱がせてみる予定ですと語っている。

ウエットスーツを着用したケープペンギン「ピエール」 (AP Photo/Eric Risberg)




2008年04月26日





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 28, 2008 09:54:04 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: