ガーデンデザイナーのブログ

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2013年12月30日
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ガーデンデザインとは

私は、造園家の何たるかを知らない。私は、作庭家の何たるかも知らない。ましてや環境デザイナーの何たるかも知らないが、ガーデンデザインは知っている。

ガーデンデザインとは何か?今まで多くの人に尋ねた。だが、明快に明確な回答を得たことはない。回答が明快で明確でなければ回答とは云えない。

その多くは、感性やバランスといった抽象表現で感想にすぎず、数理説明に至っていない。また、「色彩や音楽性」といった表象を表現してもスケールを持たなくては、単なる概念の羅列でしかない。

米国では、デザインの授業で先ずデザインとは何かを学ぶという。デザインをする過程においてどの様な論理で導かれ、「Why?何故とBecause!なぜなら」が繰り返されるという。

デザインというと生まれ持った才能でクリエイティブなイメージに思えるが、それは誤解でデザインプロセスとは問題解決を前提としているため、理論的な過程で構成されている。

デザインには必ず事由があり、人が庭と関わる行動学の解明をデザインと云うのなら人は庭をどの様に観てどの様に感じ、どの様に使い、どの様に接しているのか。その人を知る事は、材料を知る事と何ら変わらない。その、人を知らずして誰がためにニワを造るのか。

ガーデン(garden英)の語源はヘブライ語の囲む(gan)と、ヘブライ語エデン(eden)幸せ、歓喜、楽園の意で構成され、人は限られた場で感情訴求する場をいう。

デザイン(Design)、とは


ガーデンデザインとは Garden Design
ガーデンデザイン(Garden Design)は、ガーデンとデザインの熟語で居住範囲に意思表示を表記明示し、あらゆる有形無形を含む森羅万象や人物、動植物の生態及び感情行為を周知し、原因と結果を生じ感性の裏付を認知認識し、スケールをもって表象表記する行為をいう。

ガーデンデザイナー(Garden Designer)とは、事象を認知認識し表象表記する行為をする者をいう。

これは、曖昧な現況への挑戦です。かつて故江山氏が「造園を藝術と理解したカントの線からは、科学としての造園は生まれない。この本は柄にもなくカントに対抗し、科学としての造園学の体系化を試みた異端の書である。」と記し残した挑戦状を私が代わって突きつける。

話成せ果たせぬは、捨て置き御免。汝見渡せ、我が世は不思議な森の木と話し。この世、未だ人を知る者は在らず、如何に伝え務めるか。心得の条、我が命我が物と思わず、生業の儀、あくまで陰にて 己の器量伏し、ご下命いかにても果すべし 。





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最終更新日  2013年12月30日 23時04分15秒
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