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週末にCoCo Farmの収穫祭に行って来たよ。8時過ぎから飲み始めてお昼には既にベロンベロン。天気も良かったし、厚切り炭焼きベーコンも美味しかったし、未就学児と戯れたりして、めちゃ楽しい一日だった。 そういえば、今夜はボジョ・ニュボの解禁だね。でも外に飲みには行かないで、BARうちんちでCoCoから買ってきた実はカリフォルニア産ワインを飲んでいる。ガメイの味は想像できるし、この1か月の間に何度か飲むのは確実と思われるし、11月になってから明らかにワイン消費量が増えているし。そうは言っても、気になってはいるんだけどね、今年のコサールでゴザールの濁り具合とか。
2013年11月20日
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始めての夜行バスに揺られて、山形県鶴岡市のそばにある羽黒山に行ってきました。 夜行バスは全然眠れないかもしれないと思っていたんですが、3,4時間は眠れました。十分な成果です。慣れればもっと寝れるなっていう自信が湧きました。 羽黒山はとても良かったですよ~。 樹齢300年から500年という巨大な杉並木の石段を1時間ほど登る道。その途中の森に、まわりの木々と同じようにボソッと国宝の五重塔が建っています。石段も杉並木も五重塔も人工物ではありますが、プレデターなみに森と一体化しているんです。すーっと落ちつく気分とステキさにドキドキする気分が渾然一体となって、つい手を合わせてしまうような宗教的気分になってしまいます。 羽黒山は、神仏習合の典型的な山です。 山岳信仰と仏教と神道が三位一体に混じり合っています。五重塔といえば仏教建築ですが、ここでは羽黒山神社の末社であり、その中に祭られているのはなんと大国主命なんです。 山頂の神社は正統派な茅葺&朱塗り。境内には他にも多くの神さまが祭られています。羽黒山の開祖である人間離れした風貌の蜂子皇子(はちこのおうじ)のお墓もあります。 実は山頂までバスで来ることもできます。でも、バスで来たひとは羽黒山のホントの魅力を知ることができないでしょう。もったいないことです。 下山は、旧参道を歩いてみました。 ほとんど歩くひとはおらず、雨のせいでぬかるんでいて、ちょっとおどろおどろしい不気味な道でした。バス路線と並行した道とは到底思えません。 その途中には吹越神社があり、その隣に峰中堂というお堂があります。これは山伏修行に来た人が泊まる合宿所のようなものだそうです。 秋の峰入りという行事の時には、全国からたくさんの人が山伏修行に訪れます。一週間の合宿で、一日の睡眠時間は3時間、食事は一日二食、睡眠不足と空腹にふらふらになりながら山を歩き滝に打たれ煙にいぶされます。当然ギブアップしたり下手したら死んじゃう人だっているかもしれませんよね。現代社会の中で、そんな危ない行事が平然と行われていることが驚きです。 その荒行をやりとげられたならば、どんな悪人も汚れをすっかり落として誠の人間となり、母の胎内から再び生まれ変われるそうですよ。いわゆるイニシエーションってやつですね。 生き延びられたら生まれ変われるし、生き延びられなくても死んで生まれ変われるかもしれないから、どっちにしても再生可能というわけです。 近頃の自分はよごれてるなあと自覚しているあなた、試しに修行してみてはいかがでしょうか。
2011年06月27日
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ちょっと用事があって、山形の実家へ行ってきました。 昨秋に広島へ行ったとき、途中の岡山まで寝台特急のサンライズ出雲号を利用ました。確かその時の体験記をここにも書いたと思います。今回は二度目の寝台体験です。 寝台特急あけぼの、上野発の夜行列車♪ 僕は大宮から乗りました。広いAシングルデラックス、狭い個室のBソロ、カーテンで仕切られたB、仕切りもないゴロッとシートというクラス分けがあります。僕はやはり個室でのんびりしたいので、Bソロを選択。 寝台特急はどれも人気が高く、週末にはなかなか予約がとれないようです。しかし、週前半には比較的空いているそうで、今回はすんなり予約できました。 あけぼの号のBソロは、サンライズ出雲よりもさらに狭く、時計や目覚ましなどの設備もついていません。喫煙室なのですが、換気はあまり良くなく、吸っている間に目が痛くなります。 一階の部屋の隅には、二階へ昇る階段のでっぱりがあります。ベッドの横には、脱いだ靴を横におけるくらいのスペースがあるだけなので、大きな荷物は置けません。天井も低いので、かがんでいないと頭をぶつけます。部屋というよりも寝そべることができる席といった方がいいかもしれません。 でもソロテントに比べれば断然快適で、全く不満はありません。 大宮で乗車してしばらくすると、車掌さんが切符のチェックにやってきました。 「余目駅は朝早いので着く前に声をおかけしましょうか?」 へえー、そんなサービスもあるんですね。そりゃとてもありがたい。プロトレックのアラームをセットしてはいたのですが、起こしてもらえるなら安心です。 寝台特急の魅力は、何といっても静まりかえった夜の街の光景を眺め、誰もいないけれど明かりはついた駅が流れていくのを見送りながら、ほどよい孤独感を味わえることです。 天気が良ければ星空も見えるかもしれません。 星がなくても、ちらほらついた街の明かりが星のようにも見えるし、暗いとどっちを向いて走っているのかも、うとうとすれば上下さえも判然とせず、銀河鉄道999に乗ってるような気分になれます。 カタンカタン、カタンカタン、カタンカタン、カタンカタン・・・ ああ僕は今まさに旅をしているのだなあ。そんな旅の実感は新幹線ではとても味わえません。 缶ビール一本と大宮駅のエキュートで買ったワインの250ml瓶を空け、たぶん11時半ごろにいつのまにか眠っていました。 4時35分にプロトレックのアラームが鳴り、目を覚ましました。まもなく車掌さんのノック。電車は25分ほど遅れているそうです。 重いまぶたを持ち上げて藍色の空が徐々に質量を拡散させていく様子を眺めていると、朝が来るのが嬉しいような夜が去るのが寂しいような切ない揺れを感じます。 揺れ、夢? ただカタンカタンと揺れているだけ。危ない危ない。乗り過ごさないようにっ!洗面所に行ってざぶざぶ顔を洗いました。 余目駅に降り立ち、ブルーがブルーに見えなくなるまで見送ろう。 陸羽西線の5番線ホームに移動。新庄行きの始発にはまだ50分もあります。テルモスのお湯でカップスープを作りました。しばらくしてようやく朝日が昇ると、中から外からほんのり暖かさが増しました。
2011年04月13日
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徒歩キャンプ一日目は三波石峡から神流湖(下久保ダム)周辺を歩き、宿泊地である城峯公園キャンプ場まで歩きました。もちろんザックを背負ったまま、歩行時間は3時間半です。 三波石峡(さんばせききょう)は国指定の天然記念物にもなっている美しい渓谷で、エメラルドグリーンの川に巨岩がゴロゴロ転がっています。 ロッククライミングならぬロックウォーキング。童心に戻り、岩を渡るという単純な遊びに興じました。 実はこの峡谷、下久保ダムができた当時には水が枯れて無残な荒れ川になってしまいました。昔の清流を戻そうと、改めて恒常的に川に水を流すための大規模な工事や整備を行い、現在はなんとか復活しつつあるのだそうです。 岩場のあとはダムの壁沿いに急な登りが続きます。 下久保ダムは首都圏の水利用のために建設された大規模ダムです。300戸以上が水没したのだそうです。首都圏の大人口を支えるために田舎の小人口に犠牲を甘受してもらう。八ツ場ダムも原発も同じような課題を背負っているのですね。 そんな歴史の重さを考えたら、僕のザックの重さなど屁のようなものだな。気温は20℃近くまで上昇しているので、シャツ一枚でも汗がたらたら流れ落ちます。 今もし地震が起きてダムが決壊したら、ザックを置いて必死で走ることになるんだろうな。駆け下りる方が楽だけれど、ほんとに助かろうと思ったら駆け登るべきではないだろうか。うーん、無理だあ。息を切らしながら津波から逃げる気持ちをちらっと想像しました。 ダムの上に着くと風が抜けて気持ちいいね。ダム湖の広~い風景と遠くの山々、に癒されます。 一息ついてからダム沿いの道をのんびり歩いていると、西神山森林公園というカラフルな案内板が立っていました。 その地図に描いてある自然遊歩道を降りれば、ボート乗り場にたどりつけるようです。ダムのボート場・・・上下するダムの水位にどのように対応しているのでしょうか。気になります。こりゃ、行くっきゃないよね。 実はこの遊歩道なるもの、何年も人が足を踏み入れたことがないらしく、激しく荒廃していました。棘のある藪、倒木が道を阻み、丸太の小橋は朽ちて落とし穴の様。道標だけはしっかり残っているのですが、障害を回避するために逆に道を外れなければなりません。 やっとボート場にたどりつくと、すりむいた腕がひりひり、それにかゆーいっ! 見るとひっかき傷のまわりに発疹が浮き出ています。こんな時のためにステロイド軟膏も持ってきてますよ、もちろん。 ダムのボート乗り場は、浮いた桟橋にボートがつながれているだけのこじんまりした施設で、固定された建物はありませんでした。なるほどね、これなら水位の変化に対応できます。ボートに乗ってる人はいませんが、3,4人が桟橋に座って釣り糸を垂れていました。のどかな光景をながめながらおにぎりをほおばり、舗装道を上ってキャンプ場に向かいました。 岩渡り→急な登り→藪踏破、ただ歩くと言ってもかなりワイルドな遊び。疲れたけれど、楽しかったよ。歩くことはシンプルな冒険です。自虐的な快楽でもあります。
2011年04月05日
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今回の旅では、マイカーを使わずに行き帰りはすべて公共交通機関を利用するというのが、いくつかの挑戦の中のひとつの挑戦でありました。 熊谷駅から高崎線で本庄駅まで行き、神泉(かみいずみ)総合支所前行きのバスに乗りました。バスは1時間に1本くらいの頻度で、30分待ちです。普段は、30分も電車を待つなんてとてもできませんが、こんな状況だと30分くらいは平気です。これも時間の相対性でしょうか。 着いたバスの左やや前の席に座って発車を待っていると、二十歳前後の女性が乗り込んで右前の席に座りました。 膝までくらいのスカートをはいていたのですが、座った瞬間にスカートがまくりあがってしまい、クリスマスの鳥モモ並みに太腿があらわに。パンツまで見えてます。 貴重な映像だったので、高崎線足シリーズよりバス腿シリーズを描きたい衝動にかられました。 彼女は座ってすぐに携帯でトモダチと話しており、その間チラチラと艶めかしい光景を堪能させていただきました。しかし、この光景を次に乗ってくるかもしれない人には見せたくないというわがままな気持ちがこみあげてきて、携帯の会話が終わったところで、 「スカートめくれちゃってますよぅ」 と教えてあげました。 「あっ、ありがとうございます」 と恥じらいながら浮かべた笑顔がとてもかわいかったです。 さいさきよし。 途中で乗ってきたおじいさんは、停留所2つですぐに降りました。バスは市街地を離れて、里の風景へと移り変わっていきます。彼女は30分ほどして降りて、僕は終点までさらに15分ほど揺られていました。 終点の神泉総合支所前に着いて、目的地までの町営バスの時刻表を確認してみたら、4/1にダイア改正になったらしく、乗るつもりだった10:53分発が亡くなってました。次のバスは11:53発です。 まいったなー、もう歩くしかないか・・・と思ってザックを担ぎなおし歩き始めた時、なんと町営バスがやってきた。 急にダイア改正になったら町民はとまどうであろう、という配慮でしょうか。助かりました。 乗り込むと、運転席のすぐ後ろに役場の係らしき人が乗っており、時刻表の再作成のために時計と停留所の票を見比べて運転手とあーだこーだ言ってました。田舎のバスです。 三波石峡という渓谷を歩きたいので、その前の「今里」で降りたいと言ったところ、それなら次の三波石入口の方がいいよ、料金は同じだから、と親切に教えてもらい、その停留所で降りました。 降りてみると、そこにはバス停の標識は見当たりません。地元の人だけが知っている停留所なのでしょうか。 田舎のバスには、田舎の流儀があるのです。 翌日、山に登って降りた先は西門平(にしかどだいら)というバス停です。13:09分発に乗ろうと思っていたのに、急いでやっとたどりついたときには13:12。間に合わなかった~、と思いながら改めて時刻表を見てみると、13:09は平日の時刻であり、土日休日は14:09が最も近い時刻でした。 ラッキーなのかアンラッキーなのか微妙。 屋根も椅子もある停留所だったので、ザックを降ろしてテルモスのお湯でお茶を入れ、非常食の井筒屋の抹茶羊羹を食べながらバスを待ちました。バスを待つ1時間弱、その道を通ったのはおばあちゃんが1人と汚れたシルビアが1台だけでした。 バスを降りた皆野駅。 往復1本ずつの蒸気機関車パレオ・エククプレスに会えました。撮り鉄じゃなくても、武甲山と蒸気機関車が一緒に見える光景にはシャッターを切らずにいられません。
2011年04月04日
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お久しぶりです。ぶりぶり、元気です。 秩父の武甲山に登ってきました。ご存知の方も多いと思いますが、武甲山は秩父の街のどこからでも見える秩父の代名詞的な山です。秩父市街から見る武甲山の北面は、石灰岩の採掘のために不気味な異形を呈しています。 東側の生川(うぶかわ)登山口へと車を走らせます。巨大な石灰プラントが並ぶ道は未来世紀ブラジル的です。 杉林の山道は見通しが悪く、約2時間の全長で山頂は望めません。始めの三分の一は沢伝いに、次の三分の一は山腹のつづら折り、最後の三分の一は広い尾根(といってもやはり杉森のため見通しはない)を登ります。 山頂の少し手前から右に見える稜線の先は、採石のために絶壁のはず。 昼過ぎに登頂。北に赤城、榛名、その向こうに谷川らしき山々が見えます。手前の低いピーク群のどれかが、秋に登った城峯山だと思われますが、どれなのかよくわかりません。 西北西には、死ぬ思いで登った両神山のギザギザが見えます。 眼下に秩父市街。そして、その手前には採石場の絶壁が白い肌をさらしています。もうこの山には神はいないのかもしれない、なんて思いました。 初めて、ストックを使いました。登りも楽だったけど、下りの安定感がまるで違います。もう手放せないね。 下山後、近くの日帰り温泉「武甲の湯」に寄りました。内風呂の広い窓から、武甲山頂が見えました。あの山頂にさっきまで居たのだ、と思うと山頂で感じたのと同じレベルの達成感が湧いてきました。 久しぶりの登山は、山頂1304mー登山口518m=標高差786m、明日は筋肉痛かもしれません。
2011年02月08日
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久しぶりにたっぷり朝寝坊して起きたら10時近くだったのに、まだ二日酔いだった。 3月の熊谷さくらマラソン10kmにエントリーしたので、トレーニングのため走らなきゃ。5kmを33分23秒でなんとか走り切った。さくらマラソンでは4km地点で35分という制限時間がある。この二日酔いの状況でも余裕を持ってクリアできるので、本番でもそこまではなんとかなりそうだ。まだ10km走り切る自信はないのだが。 かなり疲れていたが、昼飯食ったら気力が戻ってきたので銀座に行く。 ブログで知り合った同郷のA氏が来てくれていた。実は初対面。とてもうれしかった。 昔からの飲み友達であるH夫妻が来てくれた。酒好きの二人は、僕の絵やコメントに共感してくれたり笑ってくれたり、とってもうれしかった。また一緒に飲む約束をする。 夕方のパーティでは、落合さんや山口君やその連れの女性らと、酒の話や富士山の話などできて、楽しかった。がんばって行ったかいがあったなあ。行きの電車の中では今夜は飲む気になれんなあ、なんて思っていたのに、ふと気付くと金麦3本飲んでた。 帰りの電車では、久しぶりに知られざるライフワークのひとつ「高崎線・足シリーズ」をこっそり描いた。 明日は午後3時くらいからミレージャギャラリーに居ます。展示はもう残り2日です。お見逃しないように!
2010年12月04日
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ミレージャギャラリーの展示が昨日から始まりました。みなさんは、ここで僕の絵を見ているから、いまさら絵を見に来てくれなくてもいいですが、今年もなかなかいい額装をしてますので、額を見に来てください。ステキですよ。 僕の絵がステキなのはもちろんですが、他の方々の絵もとてもステキです。 スーパーリアリズムだけどなんとなくシュールな絵、 自分で紙まで作っている3Dな絵、 パステルカラーな胸キュンな油絵、 絵と詩が合体した心温まる絵(うちのかみさんが好きそうだ) 動物とアートの融合的な絵、 日本画と水彩の融合(このテクニックを真似したいっ) でっかい絵→感動したっ! など、みどころたくさんです。ギャラリーは銀座一丁目、ホテルモントレーの隣のビルの4階です。1階はベルギービールの店で、昼はやってませんが夜は楽しそうです。まだはいったことありません。 2階は小さなフランス料理店で、1年ぶりにはいりましたが、リーズナブルなランチがおすすめです。 今日のAランチは、 地中海風スープ アナゴを焼いたの、黒キャベツと紫人参添え リンゴのシャーベット コーヒー で、1500円です。グラスワイン(白)を頼みましたが、シャルドネ?甘酸っぱさのバランスがかわいらしくて、ああワインもちゃーんと考えて選んでるんだなあ、とわかるとても良い店です。おいしいです。平日ランチ、おすすめです。 初期のスケッチブックも置いてるので、パブデの酒遍歴というか、心の変遷をたどることもできます。生の絵日記なんで、赤裸々な記録をさらけ出す恥ずかしさもありますが、銀座松屋の屋上から飛び降りる気分で展示しています。アマチュアの生々しさに、ムラムラするかもよ。 そんなわけで、6日までやってますので、ふと思い出したら、銀ブラついでに寄ってってください。
2010年12月02日
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ミレージャギャラリーの展示が近づいてまいりましたよ。もう皆さんの予定表にメモされているとは思いますが、念のために再確認しておきましょう。 12月1日から12月6日まで、銀座ミレージャギャラリー「My Life展」 アクセスはホームページをみてください。 http://www.mireyagallery.com/ 銀座のJR有楽町の京橋駅からは10分、有楽町線の銀座1丁目駅11番出口から1分です。ホテルモントレーの隣のビルの4階です。1階にはベルギービール店がありますよ。 パブデは、12/1(水)の一日、12/4,5,6の午後はできるだけ居たいと思いますが、人が来ないと閑なんで、勝手に銀ブラしてるかもしれません。ギャラリーの人に言っていただければ携帯に連絡してくれたりもするので、もし居なかったら声をかけてみてください。 絵はともかく、今回もいい額を使ってますから、じっくり額を見てくださいね。こんな小物もちょっと置いとこうかと思いますんで、みんなでメンコ遊びでもしましょうか。
2010年11月21日
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金曜の夜は、はしご酒でついつい飲み過ぎてしもうた。しかし、土曜の朝は6時半にはなんとか起きて、旅支度を整えて、7時ちょうどに出立いたした。めざすは真田の所領「浅間隠山」である。 17号で高崎へ、高崎からは406号で西北西に針路をとる。 406号は、街中を抜けると信号の少ない快適なドライビングロードじゃ。ナビの到着予想時間がどんどん減っていく。彩度の低下した烏川沿いの山々を眺めながら、このような佳き日に山に登れることの喜びをかみしめる。 現在の真田の庄の景色も、幸村らが暮らしていた頃とたいした変わらぬのではなかろうか。400年なんぞ、たいした時間差ではない。 急坂を自転車でぐいぐい登っていく小学生を追い越す。彼もまた草の血を継ぐ者であろうか。 浅間隠温泉を過ぎると、道はどんどん痩せていく。途中で冬季閉鎖の重い鉄製バーを開いて、登山道へ向かう。登山口には15台くらい止められそうなスペースがあるのだが、1台も止まっておらなんだ。 09:40 身支度を整えて、登山口から歩きだす。 沢を横切ったあとは、ひたすら登りが続く。斜度の変化が少ない坂をひたすらに登る。富士山型の稜線のきれいな山は、アップダウンがなく延々と同じような登りが続くのが特徴である。 葉の落ちた木の合間から、山頂が見える。 黙々と登り続けるのはつらいけれども、山頂が徐々に近づいてくるのが励みとなる。 10:54 しゃくなげ尾根。狭くやや危険な尾根道の両側に、しゃくなげの木が密生している。花が咲く春には見事な光景であろう。機会があれば、その時期にもまた訪れたいものじゃ。 さらに、ひたすらに登る。脇に生えている木の皮がズルリとむけている。く、く、熊?? ザックに忍ばせたiPodのイヤホンを抜き、最大音量でポップな曲を流す。といっても、ポップな曲なんてエディ・ブリッケルくらいしかない。っていうかこれってポップっていえるんじゃろうか。エディ、熊の相手はおぬしにまかせたぞ。 黙々と急登。地図では第2ピークから西のコルを経て登頂するらしいのだが、踏み跡は直登コースのようじゃ。 自信がないが、踏み跡を信じて心臓を躍らせながら登る。ふと人声が聞こえたと思ったら、いきなり頂上に出た。 11:42 登頂 1757n 狭い山頂には、大勢の登山客がいて驚いた。全員が反対側の二度上峠から登って来たのであろう。そっち側から登ると、わしが登った半分の時間で山頂にたどりつけるらしい。 50人くらいが、それぞれのグループで山頂あたりの隙間を見つけてランチをしており、わしがゆっくりと休憩するスペースなどない。 激しい違和感を感ずるが、それを無視して設置してある方位盤を頼りに360度見える山々を同定する。 西南西には、浅間山が雄大な姿をさらしている。ゴルフ場の傷が痛々しい。東を向けば、榛名山たちの独特な風貌が見える。遠く北には、日本アルプスの峰々が浮かんでいる。 サウスルートからは、どんどん登山客が登ってくるので、のんびりなんぞしておられん。ささっとスケッチしたら、さあ降りようぞ。 12:12 下山開始。 下りは、落ち葉のラッセルというらしいが、登山道には紅葉を過ぎて落ちた葉っぱが降り積もっており、踏むたびガサガサと音を立てるのが楽しい。 ついついクロカン気分で小走りになってしまい、沢に戻る頃には膝がガクガクになっておった。 13:19 沢にはまる。 足元危うい沢渡り。見事にバランスを崩し、右足がざっぶ~んっ。 お江殿の笑い声が聞こえてくるようじゃっ。しかし、不幸中の幸いとでも言おうか、もう右足はどんなに濡れてもいいと思えば、残りは楽に渡れた。ゴールまでもうわずかだし。 13:26 登山口に帰着。 湯を沸かし、カップめんをくう。 浅間隠温泉の中にある鳩の湯「三鳩楼(さんきゅうろう)」に寄る。帳場ではお江殿と又五郎殿がのんびり談笑しておった。平和な世となり、二人とも隠居して旅籠なんぞ営んでおったか。 湯は誰もおらず、ゆったりとはいることができた。やや濁り、入れば沈殿していた薄茶色のものが舞いあがる。真田太平記の、幸村とお江殿が初めて出会うシーンが思い起こされた。 15:15 三鳩楼をあとにし、帰路に着く。 実は、真田昌幸殿が上州攻略の基点とし、そののち信之殿の支城となった、かの有名な岩櫃城がすぐ近くにある。またいつか、岩櫃山にも登ってみたいものじゃ。昌幸殿や信之殿にもご挨拶せねばなるまいし。
2010年11月14日
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3週連続ソロキャトレ(ソロキャンプ&トレッキング)をしてたので、たまにはかみさんを誘わんといかんかな~と思い、一緒に足尾に行ってきました。うちから2時間ちょっとでした。 渡良瀬鉄道の平行する122号を北上します。渓谷やダムを横目に見ながらの快適なドライブです。 足尾銅山の坑道を見学したあと近くの備前楯山へ登ります。3-40分の登りは、最近足腰鍛えている僕には気軽なハイキングでしたが、運動不足なかみさんにはだいぶきつかったみたい。 倒木に「くりたけ」らしいきのこが生えていました。きのこに詳しかったらたくさん収穫できるのになあ。 頂上は1272m、けっこう絶景です。向こうに男体山が見えていましたが、山頂は雲に隠れていて残念。実はこの備前楯山、過去には足尾銅山の公害で草木が枯れ、表土が流出し、はげ山になっていたらしいです。眼下には、まだ裸の岩肌をさらし続けている山々が見えます。気持ちいいけど痛々しくもある風景です。 国民宿舎「かじか荘」の温泉に寄りました。 空いてて内風呂と露天合わせて3,4人しかいません。アルカリ単純泉は、ぬるっとした触感で、表皮のたんぱく質が溶けていくのがわかり、さっきの表土流出を思い出させます。 露天風呂では、今ではすっかり木に覆われた山がどっかーんと迫ってきます。秘湯気分でいい湯だな。 帰りに草木ダムのすぐそばに建つ「富弘美術館」に寄りました。 御存知でしょうか、星野富弘。頚髄損傷で四肢まひになったあと絵を描き始めた画家兼詩人で、口で筆をくわえて描いているんだそうです。花の絵にストレートで素朴なセリフをつけるスタイルはよくカレンダーなどでみかけます。 思ったのは、同じようなことをしてる人ってやっぱりいるんだな、ってことと、世間にうけるためには、花とか動物とか癒される題材や命をポジティブにたたえる素朴な言葉じゃないとやっぱりだめだなってこと。 寂しげな酒瓶の絵に匂いと味に関するコメントでは、日常的に酒を飲まない人々はあまり魅力を感じないだろう。 ま、いいんだけどね。 不遜にも、星野富弘に負けてねーなオレ、って思いました。アートは勝ち負けじゃねーしぃって、勝ち負け意識してんじゃんっ。くそっ。 帰宅して、夕食にはくりたけなど4種のきのこを入れたきのこ汁を食べました。美味しかったです。ハハハ、ハハハ、ハハハハハハハハ・・・。
2010年10月16日
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それはBARであったり、山であったり、ソロキャンプであったり、目覚めのテントであったりする。 ちょくちょく会う友人が、実は学生の時に山岳部だったことが判明し、山の話題で盛り上がる。僕はにわかファンなんだけど、だからこそ熱く語れるのである。 あー、今週は3日も休みがあるのに、天気が悪いらしいし、家族的には3週続けて泊まりっていうのはどうかな~っていう負い目もあるし、悶々としている金曜の夜なのである。 先週の秩父キャンプの絵にようやく色をつけた。 あー、ヒマラヤに行ってみて~っ”!”! 来世はシェルパに生まれてみようかな。 明日も走るぞ。この葛藤や欲望を運動エネルギーに変換することを「昇華」というらしいことは、昔、保健体育でならったぞ。鎖場のためにそろそろ上半身も鍛えないとね。
2010年10月08日
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ベースキャンプをあとにして、今日は城峯山(じょうみねさん)へ登る。 城峯山は秩父市の北に位置し、120年前あった秩父事件という民権運動の反乱軍が立てこもった山らしい。子供でもお年寄りでも登れるハイキングコースとして紹介されていたのだが、現実はなかなかきつい。 男衾(おぶすま)口から頂上までは約1時間半。榛名富士の時のような危険なところはないんだけど、標高差約500mの急な山道をひたすら登る。 息は切れるし汗だくだ。 頂上の少し手前に、城峯神社という立派な神社があって、実はここまで車で登って来れる。キャンプ場もあったけど、誰もテントを張っていなかった。こんな静かなところだったら、ここに泊まれば良かったかも。 神社では来週の龍勢祭りに向けてと思われる神事が行われていた。 現地人のシェルパとあいさつしたあとは、頂上までの約15分は気楽な尾根筋だ。景観はさほど良くはないけど、汗ばんだシャツを乾かす風が気持ちいい。 山頂では360度の景観、のはずだが、3分の2は雲に隠れていた。展望塔に登ると1038mほどの標高なのに意外な高度感が快感。晴れていればこの方向に富士山も見えるらしい。1時間半の登りでこんなに疲れるなんて、富士山へのまだまだ道は遠いなあ。 念願の「山頂でおにぎり」をほおばる。今朝、キャンプ場でにぎってきたものだ。 山がそこにあるからだ、と言ったのはマロリーだったか。百の山があれば百の楽しみがある、と言ったのは誰だったろうか。山を女や酒に入れ替えることもできるが、山があれば山に登りたいというのは、子供が絵を描くのと同じレベルの人間の本能に違いない。
2010年10月03日
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BAR巡りというのも、夜のフィールドワークですけれども、最近は昼のフィールドワークにはまっているんですよぅ。 きっかけは、はるな愛の24時間マラソンとイってQのイモトのモンブラン登頂です。はるな愛にできて、自分にできないってことはないんじゃないか、それならば、それだけの理由で挑戦してみようか、ってわけでして、実は2週間前から早朝ジョギングを始めてます。今のところ雨でも休みなしで続けられてます。 先週は、埼玉県名栗村の竹寺から子の権現への山道をテクテクテチテチ往復2時間歩きました。 思ったよりきつかったですねー。 死にそうな年寄りが急な坂を這うように登っていて、こんなじじいやばばあに負けるわけにはいかん、心臓が口から飛び出して膝がどろどろ溶けだしても追い越さねばならん、酸欠状態の中でそんな一念で歩きました。 もともと好きな一人遊び、実を申せばキャンプも大好きで、最近は家族で年に1,2回がせいぜいですけれども、昔は嵐の中でタープを止めてたペグがふっとぶ恐怖を味わったり、夜中にテントの外でごそごそしてる野生動物の気配にどきどきしたりしたこともあったんです。 何より昔見たあの満点の星空が忘れられない。 10年くらい物置で眠っていた1~2人用テントを引っ張りだしたら、異様な匂いがしました。一日天日干しにしてても全然抜けない。この中で眠るのはとても無理だ、と断念し、改めて新しいソロテントを買っちゃいました。 何の関連もなさそうですが、孤高の雰囲気を漂わせていると自分では思っているミモザの絵を載せておきます。 楽しみだなあ。 さて、予行練習として、股間にテント張って寝ようっと。
2010年09月22日
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東フィルの定期公演の感想です。 3月は11日のオペラシティに行けなかったので、昨夜のサントリーホールに振り替えて、若手指揮者の川瀬賢太郎が振るベートーヴェンを聞きました。 【1曲目 シュレーカーのオペラ「烙印を押された人々」序曲】 20世紀前半のドイツで活躍したオペラの作曲家だそうです。初めて聞きました。シャンパンが噴き出してこぼれて流れていくような音楽でした。この1曲だけではとらえどころがないので、また機会があれば他の曲も聞いてみたいです。でも、オペラは値段が高いからなあ。 【2曲目 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番】 「エンペラー」というあだ名がつけられたアレです。ラフマニノフの第3番やラベルのそれと並んで、僕の大好きなピアノ協奏曲のひとつ。なんといってもこの背筋がピンとなる気高さがいいんですよね~。 ピアノは日本ピアノ界の至宝・中村紘子。クラシックのクの字も知らない人でも名前くらい聞いたことがあるだろうと、かみさんに聞いてみたけど「誰、それ?」と言ってました。 ど素人が言うのもなんだけど、印象はいまひとつかな。ピアノもオケもまだ余力を残しているといった感じがします。この曲って、崇高で華やかで激しく誇り高いじゃないですかあ。だからもっとこう、ロマンチシズムとは無縁な非人間的なターミネーター的な力強さが欲しいんですよ。 その点で、中村紘子はとても人間らしくて物足りない。オケだってもっとピアノを突き放すくらいの自尊心と輝きが欲しい。特に第3楽章では、もっとガツーンっと鳴らして欲しかったなあ。うまくまとめちゃってなんかつまんない。 視覚的には、若君と老練なお局の組み合わせは、官能小説によくあるテーマの一つ「義母との情事」っぽくて、見てはならないものを見ているような背徳な香りがほんのりと漂っておりました。 「こ、こ、ここで激しく、一気にイキタイんですけど、いいですか?」 「ああケンちゃん、あなたの好きにしていいのよん、でもここはもっとじらすように・・・」 「わ、わ、わかりました、おばさま」 「いやっ、ヒロコって呼んで」 って感じ。 音楽であれだけ濃厚なコミュニケーションをするのだから、もっと他の形でのコミュニケーションもできなくはないはずだよなあ、うん。 【3曲目 ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」】 皇帝のあとに運命かよっ。その正統過ぎる組み合わせに違和感もありましたが、こっちの方がなかなか良かったです。有名曲だけにミュージシャン達はわかっているし、指揮者もおばさまの女性上位から解放されて存分に振ってました。 オケもつられて元気いっぱい生き生きと鳴らしていて、脊髄で感じられるような快感。若いんだから、もう一回できるよね、みたいな。 あの「じゃじゃじゃじゃーん」のところはどう振るのであろうかという素人的な興味もありますよね。「ぞぞぞ~っ」ってゾンビが這い出す感じの振りつけでした。わかるかなあ、わかんねえだろうなあ。 ただ、バーンっと一気に鳴らす直前に、毎回のようにシューッって音立てて息を吸うの、やめて欲しいですね。蛇語なんですかね、あれ。っていうかそれが聞こえてる僕も蛇語が使えるってことなんですかね。つい気になっちゃうので、せめてもっと短めにシュッくらいにしてください。 もうひとつ、2階のちょうど須田ッチを正面から見下ろす席だったので、ピアノの障害もなくなったおかげで彼女の姿をたっぷり観察できました。 いつものようにシャーマン・須田ッチ(ビオラの須田さん)は髪を振り乱して踊り狂っていました。演奏前には髪も整っており教育ママ的な理知的な風貌なのですが、曲が始まった途端に人格が変貌し獣性が露わとなります。肉を引きちぎる勢いで激しく頭を揺らすので、たった1分後にはもう髪はバラバラ。あれじゃ、髪が邪魔で楽譜なんて見えないでしょう。 正面から見てるのに、なぜかときどき彼女の背中さえ見えます。椅子の上には半ケツしか乗っておらず、興奮する場面になるとその半分すら浮いていて、勢い余って立ち上がってしまうのではないかと、ドキドキハラハラしてしまいます。 いや~、彼女ってば、ほんと最高っ。若手指揮者もけっこう踊るポンポコリンタイプだったので、ぜひまた共演して欲しいですね。
2010年03月26日
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最後に絵を二つ載せときます。松山城と金比羅さんです。松山城の一句は、 春雨やグレイに煙る城下町 パブデ・ピカソ 金比羅での一句は、 梅は散り桜はまだか七百段 パブデ・ピカソ 以上で四国シリーズは終わりっ、ちょっと飽きてきたんで。
2010年03月15日
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道後温泉に泊まった。 温泉好きとしては、ぜひ一度来てみたかった場所である。温泉街には大きな旅館が立ち並び、商店街もあれば風俗店もあってにぎわっている。 泊ったのはホテル葛城。安い団体旅行にしては、なかなか良い旅館だったね。夕食も美味しかったし。桜鯛の刺身に鯛のかぶと煮、釜めしにも茶碗蒸しにも鯛が入ってた。鯛づくしってわけだね。 これが熊谷の「松志満」だったら、刺身に卵かけご飯の鯛めしと、骨のから揚げが出てくるのだけれど。 満腹の苦しさが鎮まるのを待って、今夜も夜の観光に出る。 旅館の近くに、「千と千尋の神隠し」のモデルとなった有名な「道後温泉本館」がある。趣のある古い木造建築だが、ほんのりと艶めかしさもある。入口前では人力車に乗ったり坊ちゃんとマドンナの顔ハメパネルで記念撮影している観光客もいてにぎやかだ。 商店街を歩いていると、おみやげもの屋大好きのかみさんが、この辺を見て回りたくなったと言う。 松山には良いBARがたくさんある。友人のおすすめもあり、数軒をピックアップしておいたのだが、たまにはかみさんに付き合うのも家庭的には大切であろうと思い、BARは断念した。土佐にはそう簡単にはいけないが、松山にはきっとまた来る機会があるような気がする。その時まで楽しみを取っておくことにしよう。 有名な一六タルトを買い、箸の専門店で両親へのおみやげを物色し、ジェラートをなめ、柚子酢を試飲し、ぶらぶらしたのち、道後温泉本館のすぐそばにある居酒屋に入った。 「道後ビール」という地ビールを扱っている。坊ちゃんは金色のケルシュタイプ、マドンナはカラメル麦芽使用の赤いアルトタイプ、漱石は黒いスタウトタイプ。バスガイドさんは、マドンナにはキャラメルがはいってるなんて言っていたが、なんだ、カラメル麦芽のことであったか。カラメル麦芽とは、ローストすることで赤みと甘みを引き出した麦芽のことであり、ビールに砂糖のキャラメルが入っているわけではない。 翌日、新たなうんちくとしてバスガイドさんに教えてあげた。 せっかくなので一杯ずつ三種とも飲んでみた。どれもあまりくせがなくてややコクに乏しい。湯上りに飲むとすればちょうどいいのかもしれない。つまみは当然じゃこ天である。 翌朝の6時、道後温泉本館の開場を知らせる太鼓の音で目が覚めた。 急いで支度して、本館に行く。安い「神の湯」とプレミアムな「霊の湯」がある。安い神の湯にはいる。 思ったより普通の銭湯である。男湯は、「東浴場」と「西浴場」の2つがあり、どちらも同じ間取りだった。せっかくなので両方入った。 旅館に戻ってお土産屋を見ていたら、後ろから声をかけてくる人がいる。振り返ると同じ職場の人だったのでビックリ。日本は狭いねえ、そして道後温泉はそれだけ有名で今はやりの場所だということか。 不倫旅行かと勘違いされないかと、焦ってかみさんを呼びに行き、あいさつさせた。 彼らは僕らと逆回りで四国周遊をしているらしい。今日は雨だけど、お互いによい旅を。
2010年03月14日
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土佐は山岳と海洋の国である。 瀬戸内から高知県にはいるには、険しい渓谷を通らねばならんき、高速道路のなかった時代には出るのも入るのも大変な苦労じゃったろう。 海は広いが港がない。 主要な産業は、農業、林業、漁業、いわゆる第一次産業であり、大きな工業地帯や大きな企業ちゃあらせん。そして毎年毎年台風によって大きな被害が出る。人口が集中している都市は標高が低いき、南海大地震では津波による甚大な被害が予想されちょる。 こりゃあ、酒でも飲まんとやっとられんぜよ。 ところで、二日目の朝は、一転して晴天。 市内からは2,30分で、桂浜に着く。龍馬像の前で記念写真を撮影したあと、浜に降りてみた。波は荒い。広大な太平洋には、島影も船影もない。ただ海が果てしなく続くだけちや。 ここでまた一句。 桂浜うららかなれど波高し パブデ・ピカソ はい、秋山実之の電文のパクリです。 桂浜には、坂本龍馬記念館も水族館もある。パック・ツアーの悲しさよ、予定を変更して滞在を伸ばすことはできん。闘犬センターで、ちっくとだけでも土佐犬を見られんがか聞いてみたけんど、開場前じゃきせられんち断られた。しょうえずかったぜよ。
2010年03月12日
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旅館の夕食には大皿に盛る皿鉢(さあち)料理もあったけんど、安いツアーに相応して隙間の多い皿じゃった。カツオのたたきなんぞ今じゃいつでもどこでも食べられるき、特に感激もありゃせん。 海を見ちょらんき、はるばる土佐に来たという実感がまだわかん。 となれば、昼には昼の観光、夜には夜の観光に、出かけぬわけにはいかんちや。「おまんも行くが?」とかみさんに聞けば、「うちも行くちや」言うき、雨の中、二人ではりまや橋までで出かけた。 事前調査で目星をつけちょったのは、はりまや橋のすぐそばにある「BAR CHARI CHARI」。あるミュージシャンの名前と店の前にあった自転車からヒントを得て、覚えやすい名前として閃いたんだそうじゃ。 狭い店内には、5,6席のカウンターと4人座れるテーブル席。急な階段を上ると、2階には個室とトイレがあるらしい。 初めはちっくと愛想がないにや、と思われた30代くらいの店主であったけんど、飲んでるうちにお互い馴染んできて、土佐のこと、絵のこと、酒のことなど色々話したが。お隣の男性のお客さんは市内に店を出している美容師だそうで、こういう技術系専門職の人の話は面白いにや。 地元の人たちと生で話していると、ようやく土佐に来たぜよっ、という実感が湧いてきちゅう。 サイドカーは、60mlか、カクテルグラスが満たされないのは見た目がさみしいけれど、味はまっこと旨いにや。サイドカーが旨い店は信用できるき。良い店を見つけてよかったっちゃあ。 次回のためにお勧めBAR情報ももらったき、しめしめ。とはいえ、生きちょう間に再び土佐を訪れる機会があるろうか・・・。 外に出ると風も強うなっちょった。 花の少ない季節、雨に濡れた木蓮が妙に色っぽいちや。そこで一句。 木蓮やちっくと酔うた土佐の夜 パブデ・ピカソ
2010年03月10日
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高松空港に降り立つ。 かみさんの希望により、今回は初めての添乗員付きパック・ツアーに参加。自分で行程を決められないのは不満だが、バスの中でビールを飲めるというメリットもある。 さっそくビールを購入して貸し切りバスに乗り込んだ。 車窓から善通寺の五重塔を横目にみながら大歩危・小歩危の渓谷へと向かう。 添乗員の女性は21歳の新人、一方バスガイドはベテラン。 善通寺市には、かつて大日本帝国第11師団の基地があり、乃木希典が最初の師団長となったこと、乃木希典の妻が面会に来たが追い返したというエピソードに関わる「妻帰しの松」があること、太平洋戦争時にはアメリカ兵の捕虜が収容されていたために空襲を免れ、そのため多くの資料が残され、現在でも四国防衛の要である第14旅団の司令部が置かれていること、など様々なうんちくをよどみなく語ってくれる。 メモなどは見ない。 四国八十八霊場のガイドなどもしているんだろうね。その博識ぶりに驚嘆した。 そばは噛むほど味が出るが、うどんはのど越しで食べるもの、いずれにしても、「そばはカメカメ、うどんはツルツル」で縁起よし、などのジョークも欠かさない。 大歩危・小歩危では、渓谷に転がる岩に関する地質学的知識まで披露してくれる。 本物のプロだね。 渓谷を上から見下ろして、かみさんとサスペンス劇場のスリルを楽しみ、午後3時頃に高知城に着いた。 残念ながら雨である。そして梅もなければ桜もない。 これもガイドさんの受け売りだが、この石垣は一度解体し、番号を付けて組み直したものでるらしい。雨に濡れて彩度を増したモザイクパターンがとても印象的だった。
2010年03月09日
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2泊3日で四国へ行ってきました。実は、四国へ行くのは生まれて初めてです。生の土地を見て、その土地の人と話をして、四国という土地がようやくリアルに感じられるようになりました。 高松空港→大歩危→高知城→高知泊 桂浜→四万十川→内子→道後温泉泊 松山城→坂の上の雲ミュージアム→子規記念館→金刀比羅宮→高松空港 というルートでした。 少しずつ、その旅行の感想を載せたいと思います。 また、初めて体験した添乗員付きパックツアーでした。 ガイドさんの博識やウィットに驚かされました。時間の自由が効かないことは苦痛でしたが、おかげで長~いバスの中はけっこう楽しめました。 高知ではBARに行きましたが、松山では行けませんでした。高知はなかなか行けないけれど、松山はまたきっと行く機会があるような気がします。だから、次回にとっておくことにします。
2010年03月07日
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友人たちと尾瀬岩鞍に行ってきた。昨日の夜10時くらいに到着し、3時頃まで宴会。それでもみんな朝から滑るというタフな人達ばかり。それなのに、あいにく一日中吹雪という悪天候。 あの広い岩鞍で稼働リフトは3基だけ。もちろんゴンドラも止まっており、ミルキーウェイさえ滑ることができない。リフトに乗っていると、ほっぺたが凍りついて痛いほどだ。でも、滑り始めるとスキーを介して下半身に伝わるふわふわ感がたまらない。絶え間なく新雪が供給されるのだから。やはり、上半身より下半身の快楽に身をゆだねるべきであろう。というわけで同じ緩斜面を一日中滑ってた。 18時間とめていた車を掘り出すのが一苦労。帰りは赤城までチェーン規制だった。
2010年02月06日
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ギャラリーでの展示が近づいてまいりました。 額装も完了し、一枚は手元に、残りはまだ額屋さんへ取りに行ってません。なかなか取りに行く閑がなくて。 かなりいい額を使ってますよ。 痛い出費ですが、額がいいと絵も上手に見えるので、ちょっと奮発しました。ぜひ額を見に来てください。
2009年12月02日
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今年も、ミレージャギャラリーでのグループ展に参加することになりました。 「Very Merry Christmas!!!」というテーマです。「クリスマスの絵なんか描けませんよ」と言ったのですが、「パブデさんの絵はそのままでクリスマスっぽいからそのままでOKです」なんて言われて、いい気になり引きうけてしまいました。このポスターを見ると、他の方々の作品はかわいらしいファンタジックなものばかりで、僕の絵は完全に浮いているように思われます。 このワインとホットバタードラムの絵は、僕のスケッチブックの中でもっともクリスマスらしいのではないかと思われたもので、実際に展示しようと思っている絵はさらにクリスマスとは無関係なものばかりです。 いまさらしかたないので覚悟を決めて展示します。 もし近くに寄ったらのぞいてみてください。 銀座2-15-5、ホテルモントレー隣のミレージャギャラリーで、12月9日(水)から14日(月)までです。 アクセスの詳細は、ギャラリーのホームページをご参照ください。 www.mireyagallery.com こうして自分の絵を発表する場が得られたのは、このブログがきっかけなので、皆様のご支援がエネルギーになっております。この場をお借りして改めて感謝いたします。 来てね!
2009年11月10日
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桜島へはフェリーで15分ですが、今回はあまりゆっくりもしていられないので、残念ながら島には渡りませんでした。 もっとも桜島に近いところで見てみたいと思って、さらに奥にある長距離フェリーの発着場に行ってみたたのですが、今日の発着はないらしく、ビルはひっそりとして改札にはロープが張られていました。 さてどうしようと思っていたら、待合室で昼寝していたトラックの運転手とおぼしきおっさんが、 「にいちゃん、どげんしたと?」 と声をかけてきました。 「桜島が一番近くで見られる岸壁に出たいんですけど・・・」 と言うと、 「なーんや、桜島かい、そんならそこの通路通って行きゃええよ」 と教えてくれたので、従業員用通路・通行禁止と書かれた通路を通って貨物用埠頭の岸壁にたどりつきました。 桜島の見おさめだ。白い煙はセリフの吹き出し(Speech balloon)、桜島は何を言おうとしているのでしょうか。良ければ想像してみてください。 夕方、霧島を眼下に眺めながら鹿児島空港を飛び立ちました。たった1.5時間で羽田です。 日の落ちたばかりの東京湾。黒いコンビナートと倉庫とビルとキラキラ光る無数の照明に、未来世紀ブラジルかブレードランナーか銀河鉄道999の機械星などの不気味さが思い出されました。
2009年10月12日
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鹿児島は1泊2日の旅ででした。初日の夜に城山観光ホテルで講演会があり、そのあとの懇親会が終わったのが9時半ごろ。このあとまた一席設けておりますのでぜひと言われ、もしそう言われたら疲れているのでご遠慮させてくださいと返事しようと思っていたのですが、実際にその場面になるとお断りもできません。ご接待では、何を飲みますかと聞かれ、せっかく来たのだから普通の瓶ビールだの生だのでは納得いかない僕は、わがまま言ってこのホテル独自の地ビールを頼みました。小麦のフルーティなビールでなかなか美味しかったです。その後も、わがまま三昧です。ぜひ黒ジョカでお湯割りを飲みたいと所望しました。銘柄は薩摩隼人らが推薦する三岳(みたけ)、屋久島で作られている芋焼酎だそうです。香ばしくてうまかったっす。 例の穴あきそらきゅうも自ら率先して使わせていただきました。そらきゅうという杯は円錐形をしているために、飲み干さずに置けば酒がこぼれてしまいます。したがって、注がれた分を残すことができません。ついでにこいつには底に穴があいており、指でその穴を押さえていないといけないのです。 無理強いされたわけではありませんが、おもしろいのでついつい杯が進んでしまいました。おかげでようやく解放された12時少し前には、十分酔っ払っていました。でも、鹿児島に来て、鹿児島のBARに一軒も行かずに帰るわけにも参りませんから、なんとか気力を振り絞ってタクシーに乗り、事前調査で決めていたBAR小原へ。サイドカーとウィスキー2杯ですっかり気持ちよくなり、部屋に戻ったのは2時か3時。朝8時ごろに意識が戻りましたが、まだ完全に酔っ払っておりました。そんなわけで、観光開始が10時過ぎになってしまいました。観光の模様は次の記事に書きます。
2009年10月12日
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上空からみると一目瞭然ですが、鹿児島県は山の国です。山岳の中のわずかな平地に人が住んでいます。たぶんこの山々は海底に連続していて、実際は人が住んでいるのはその巨大な山脈の8合目くらいなんじゃないかな。桜島はしょっちゅう噴火してますし、霧島もときおりうごめくらしい。島もたくさんありますが、それぞれが山脈の中の一つのピークなのだろうと思います。鹿児島空港に降りる前、延々と続く山々と噴煙を上げている桜島を初めて目の当たりにして、そんな風に感じました。空港から鹿児島市まで、鹿児島湾のへりに沿う国道を走ります。湾の反対側はどこも切り立った崖で、斜面はいきなり海に落ち込んでいきます。城山観光ホテルの部屋から、桜島が見えました。 途中で風向きが変わったのでしょうか。立ち上った噴煙が大きなカーブを描き、まるで龍が桜島を食らおうとしているようでした。
2009年10月12日
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友人たちとピンクリボンのイベントに参加してきました。スマイルウォークというみんなでぞろぞろ歩いて、おっぱいを大切にしようとアピールするイベントです。天気が不安だったので、前前夜にテキーラサンライズでお祈りしたのですが、あまり効果はなかったようです。降ったり止んだりの不安定なお天気でした。12kmコースと6kmコースがあるのですが、僕らが歩くのは6kmコースです。六本木の東京ミッドタウンを11時過ぎに出発しましたが、混雑しているのと信号が多いことで、歩みがのろい。12時ごろ、ようやく1kmくらい歩いてまだ六本木ヒルズ。もう腹減っちゃったねー、ここでランチにしようか。汗をかいたあとには我慢できないこの一杯。ランチョンミーティングの結果、6kmなんて絶対無理だから途中をショートカットしようということになり、道にもどったら、なんと12kmコースの帰りの集団に遭遇。もーすぐですよー、がんばってー、っていうボランティアたちの声援に励まされてミッドタウンに戻りました。完歩証までいただき、多少後ろめたかったです。
2009年10月04日
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ヤンバダムを視察してまいった。 無駄に勃ちっぱなしの巨大な建造物。こんな山奥にこんなでかいものを建てるという計画自体が驚愕ものであろう。このままこの遺跡群は何百年も勃ち続けるのであろうか。何やら神々しささえ覚える。 通る車、通る車、みんな車窓から写真を撮っておった。今や一種の観光名所となりつつあるのじゃろうか。 こいつらを金精様(男根形御神体)に見立てて、みんなでヤンバダヤンバダとひたすらとなえながらランバダを踊れば、さらに無駄な人生がおくれるに違いない。 ヤンバダヤンバダ、ヤンバダヤンバダ ついでに馬をとばして草津の湯へまいろう。 硫黄臭が漂う大滝の湯につかり、無駄に溢れる湯畑も視察し、温泉まんじゅう片手に片岡鶴太郎美術館へ向かう。 ええのぅ、鶴太郎殿の絵は。とってもええのぅ。 素人でもこんなに色んな絵が作れるんだと思えば、人生をさらに無駄に送る勇気が湧いてくる。よし、わしも無駄に描き続けようぞ。 無駄に広い西の河原の大露天風呂につかって外で涼んでおると、いまどき痩身ギャル群にまぎれて出てきたかみさんの無駄に豊かなししおきがまばゆい。 どこまでも続く山、山、山。 400年前に岩櫃(いわびつ)城が立っていた山はどのやまなのか、このむき出しの崖がその山だろうか。400年もたてば、土砂崩れなどで地形もずいぶん変わっているのかもしれぬなあ。 幸村の討死にも無駄と言えば見事な無駄死にであった。 ヤンバダヤンバダ、ヤンバダヤンバダ 明日は連休の中日、さあてどんな無駄な遊びをしようかの。
2009年09月20日
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東京フィルハーモニーの定期公演、先日はチョン・ミョンフン指揮のブラームスチクルス第一弾、交響曲第1と第2でした。僕の指定席は指揮者の顔が見える席。このブラームスのために選んだのです。 人はやっぱり似てません。まだまだ練習が足りません。 ブラームスチクルスは、さらに交響曲第3,4番、ドイツレクイエムと続くので、とても楽しみです。
2009年07月26日
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バー企画の日帰りバス旅行に参加、小諸マンズワイナリーとメルシャン軽井沢蒸留所に行ってきました。 出発と同時に飲み始め、もちろんワイナリーでも蒸留所でも試飲、試飲、また試飲、帰ってきてからも二次会で飲み、たぶん異常な酒臭さの集団だったでしょうね。 おみやげも酒。 試飲してコストパフォーマンスに優れていた一升瓶ワインと国産リースリンググラッパです。 あんなに飲んで、また酒を買って帰るなんて、馬鹿の一つ覚えとでもいいましょうか、しらふに戻るとやはりこれは病的なのではないかと、多少の不安もないではありません。
2009年05月18日
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23日にオペラシティで東フィルのコンサートを見てきました。聞いてきたのじゃないかって?もちろん聞いてもきたのですが、なんといっても指揮者を斜め上前方から見下ろすという視覚重視の席を選んでいますので、その効果が見事に発揮されました。 あ、その前に今回も下のアイリッシュパブで腹ごしらえ。 ビールを飲むとトイレが近くなるのでほどほどにしましょう。 さて、感想です。最初のベートーヴェンの「エグモント序曲」では、シベリアンハスキー風の若き指揮者ダン・エッティンガーの情熱的な振りを堪能できましたし、次の「ピアノとヴァイオリンとチェロの三重協奏曲」では、どうしても我慢できずに、ちょっとスケッチもしました。 最後のレスピーギ「ローマの祭り」では、パイプオルガンにパイルダーオンした女性奏者が巨大オルガンロボを操縦する姿が同じ目線の高さでみることができました。演奏というより、まさに操縦です。 最後はエッティンガーがジャンプしてましたね。のだめでもジャンプする指揮者がいたのを思い出します。ティンパニの真上だったので、かなり脳みそ揺さぶられました。 なんといっても、上から見下ろすと演奏者たちのしぐさをじっくり観察できるのが面白いですね。 演奏途中、ヴィオラの前のヴァイオリンチーム(第2ヴァイオリン?)の最前列の人の楽器に弦が切れたか何かのトラブルがあったみたいで、2列目の奏者にその楽器を渡したんですよ。そうしたら、2列目の人が自分のヴァイオリンを1列目の人に渡し、壊れた楽器を3列目の人に渡し、すると3列目の人がまた自分のヴァイオリンを2列目の人に渡すんです。 へえー、へえー、へえー。 そんなことするんだ。そしてそのバトンがなんともスムーズに行われることに感動。 しかしこの席、ソリストを正面から見られないという欠点も露呈しました。次回の定期公演はチョン・ミョン・フン指揮のヴェルディの「椿姫」だそうです。歌手の背中しか見られないのは残念ですし、この席で和訳の電光掲示板が果たして見られるのかもわかりません。 あ、そうそう、注目しているヴィオラの須田さんも背中だけなのがちょっと残念。 でも須田さん、今回も指揮者を凌ぐほど踊ってましたね。途中で立ち上がりかけてましたもん。次回も後姿で楽しませてください。
2009年04月25日
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娘のインフルエンザとかなんとなく気分が盛り上がらないとかで、なかなか行けなかった今シーズン。初すべりは、会津のあだたら高原スキー場となりました。 サロモンのコマーシャルのような写真になっちゃいました。 これは昨日(土曜)の山頂近くからの景色です。天気良さげでしょ。でも風が強くてゴンドラがなかなか動かずにいらいらさせられました。 近頃珍しいシングルリフトがありました。林間を昇るリフトだから風がさえぎられるし、そのあとの中斜面がとても快適なので、繰り返し乗りまくりました。 友人たちとはぐれたのをいいことに、もくもくと滑っていると、徐々に雪とスキーと自分が三位一体に融合していく快感。やっぱ、スキーは超気持ちいい~~! 技のために立ち入り禁止だったコースがようやく開放されたのでいってみると、ジャンプ台を発見。モーグルのエアのように、高く跳べるような角度がついています。スキー場では、こういうのを見ると行かずにいられないわんぱくぼうずなので、早速突っ込んでいきました。 予想以上に高く跳んじゃって、滞空時間の長さにビビッてしまい着地のバランスを崩して大転倒。 腰をしたたかに打ってしまいました。 今日は、理由はわかりませんが、エア台が立ち入り禁止にされていたためにリベンジならず。残念です。 それよりも今日は風が猛烈で、昼には全リフトが運行停止、たてかけてあるボード達がどんどん飛ばされていくは、前は見えないは、ほとんどパニック状態でした。駐車場では他の車につかまりながら歩き、自分の車についても風圧で車のドアを開けるのにも一苦労、とにかくものすごい風でした。 それでも、一度行くと、また行きたくなりますね。今週末もどっか行っちゃおうかな。
2009年02月08日
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人間ドックのバリウム検査で、「体中部ポリープ」を指摘されました。精密検査を要すとのことだったので、たぶん単なる「泡」だろうとたかをくくりつつも、バンジー気分で人生初の胃カメラに挑戦してみました。 先週予約したとき、飲み友達の美人看護師に、「鼻からか、口からか、どっちにする?」と聞かれたので、「どっちがお勧めなの?」と聞き返したところ、「そうねえ、近頃は鼻が人気よ」とのこと。鼻からのほうが、おえっとなりにくくて楽だそうです。生検したあとに出血などのトラブルがあった場合には、口からの太いファイバーの方が処置しやすいそうです。 武士ならば、あえてつらい方を選んでみるか、という考えも頭をよぎったのですが、武士ならば、おえっとなって見苦しい姿を美人看護師に見せるわけにはいかないと思い直し、「じゃ、鼻からにしとくかな」と、ちっとも怖くなんかないよってふりして答えました。 そしていよいよ今日を迎えたわけです。 まずは麻酔です。やはり飲み友達のごつい男性看護師から、鼻の穴にチューブを突っ込まれ、キシロカインゼリー(局所麻酔)を注入されました。これがチョー気持ち悪い。喉の奥にたらーっと流れてきて、むせそうになるし、この段階ですでに涙が勝手にぼろぼろ流れてきてみっともないです。こいつと友達やめようかな、とさえ思えてきます。 まだ飲み友達ではない担当医師は、気軽な雰囲気で、慣れた手つきでファイバーを操作します。 ファイバーは口用よりもずっと細いです。鼻から喉にはいるときと、終わって鼻から抜けるときに痛みがありましたが、いったん入って胃の中でごにょごにょしているときには鼻の違和感も少なく、なによりもオエッとなりません。 だから、選べるときには鼻からにするのが確かに正解のようです。お勧めです。 でも、でも、でも、なぜか涙は止まりません。 ピンクの粘膜を露わにしてしまった羞恥心や、声帯や噴門や幽門が何の抵抗もせずに蹂躙されていく様子を目の当たりにした屈辱感が、そうさせるのでしょうか。とにかく、だらだらと勝手に涙が左頬をつたい続けるのです。 単に、左鼻からはいったものを左目から排除しようとする生理現象かもしれませんが。 苦しみなのか悲しみなのか不安なのかよくわからないつらさに耐えきれず、思わず背中をさする看護師の手を握りしめてしまいました。手を握ってると安心するのね、ほんとに。直接の肌と肌の触れ合い、これ、介護や看護でも重要ですよ、みなさん。 さてさて、小さなかわいらしいポリープが確かに2個あって、「見えますかあ、ここにほら。過形成ポリープか炎症性ポリープで特に問題ないと思いますが、念のため生検しときますか?」と聞かれました。つままれて引っぱられて血がにじむ光景を想像したら、これ以上の狼藉は許してなるものかと思えてきて、「しないで、そのままでいい・・・」と言ってしまいました。ファイバーは鼻からはいっているので、口はきけるのです。 そういうわけで、2個のポリープはポリ子とリプ夫と名付け、大切に飼ってあげることになりました。そのうち、二人からポリ太郎が生まれるかもしれません。 ただビビっただけじゃないかって? いや、それはまあ、そのぉ、まさか。拙者ってば武士だもの、出血なんて恐れるわけないじゃん、あは、あは、あははははは。とにかく、さっさと終わって欲しいんじゃあーっ! ようやく無事に終了。 まずはドクターにありがとうを言い、次に手を握ってた看護師にお礼を言うため後ろを振り向くと・・・。 あれれ、美人看護師じゃないぞっ?! そうでした。最初からそれはわかっていたのです。それなのに、いつの間にか混乱しちゃって、美人看護師のつもりでこのおばさん看護師の手を必死に握りしめていたんだね。ああ、一生の不覚、もう二度と胃カメラなんて受けるもんかっ! 気を取り直し、ネクタイも締め直して更衣室を出ると、実は窓口にいた美人看護師が、検査後2時間は食べたり飲んだり禁止です、と説明してくれます。ついでに、今夜はお酒も禁止よ、ウッフッ、だって。「ええっ!生検してないんだから飲むよっ!」 冗談だとわかっているのに、思わずムキになって反論してしまいました。みっともない姿をみられちゃったから、恥ずかしさやくやしさを隠したかったのです。 1時間くらい経つと麻酔がきれて唾が飲み込めるようになったので、禁を破って缶コーヒーを飲みました。一仕事終えたあとの男には、やはり缶コーヒーが似合います。 泣き腫らした目の痛みがやわらいでくるころには、もう一生受けないという決意はすでに揺らぎだし、担当看護師がかわいかったらまた受けてやってもいいかな、って思えるくらいに武士道精神も回復していました。昼はもりもり食べ、午後はバリバリ働きました。 まだ胃カメラを受けたことのない人達にとって、この体験談が何かの役に立てばいいのですが・・・。ダメかなあ。
2008年10月15日
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山形県米沢市の山奥にある、「大平温泉」に行ってきました。毎年友人たちと露天風呂に行くイベントで、本当は6月に予定されていたのですが、地震のせいで僕だけ行けなかったため、改めて企画してもらったのです。 大平温泉は、車を降りてからも、急な坂道を10分くらい歩かないと到着できないという秘湯です。 路肩から脇を見下ろせば、転んだらどこまで転げ落ちるかわからないような急斜面、見上げれば靄の中の紅葉。渓流にかかる危うげなつり橋を渡ればゴールです。 渓流沿いにある露天風呂はややぬるめなので、冷えた夜には、出ようとすると、行かないで行かないでとお湯が体にまとわりついてきます。 風邪ッ引きで、喉はがらがら、咳はこんこんでしたが、ワインを飲みビールを飲みグラッパを飲み、友人たちと夜更けまで語りました。 もちろん、帰りはもときた急な坂を上って帰ります。 汗流しても行く価値がありますよ。よぼよぼになってからは行けませんから、皆さんも機会があれば今のうちにどうぞ。
2008年10月13日
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旅行に行って、酒の絵ばかりではなんなので、もう一枚載せておきますよ。 なんだか、どっかで見たことのあるような構図であり、知らぬ間に盗作しているのかもしれません。僕には本当の意味でのオリジナルってものがないって気もしますが、それはそれで悪くはないとも思えます。 どうですかね、この絵。やっぱり、なーんかわざとらしいですよね。
2008年09月30日
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湘南に来ています。 北鎌倉で浄智寺と明月院と東慶寺の山門を描きました。いずれ、その絵も載せたいと思います。 その後、観光客でごった返しの鎌倉小町通りを歩いて、鶴岡八幡宮に参拝し、樹齢1000年の大銀杏を描き、やはりぎゅうぎゅう詰めの江ノ電に乗って、海を見ました。 江ノ電に乗ったのは初めてだったので、ほんとに「江ノ島が見えてきたー♪」のに感激しました。 今、藤沢にいます。 少しホテルで休んだら、夜のお散歩に繰り出します。 洋酒倶楽部Bb(びーふらっと)にふらっと出かけようかと思っています。祝日もやってるかなあ。ショットバーアスティという女性バーテンダーのお店も気になります。 まず、一風呂浴びよう。
2008年09月23日
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この瀬見温泉は、源頼朝に追われた義経が、弁慶と一緒に平泉の藤原秀衡のもとへ逃げる途中に寄ったところ。亀割山の峠を越えたあと、義経の正室である北の方様が産気づきました。弁慶が湯煙の立っている岩を発見し、長刀で突いたところ、湯が沸き出したというのが発祥のいきさつです。 近くには、弁慶が座った岩だとか、硯に使った石だとか、弁慶が引っこ抜いて放った松(弁慶の投げ松)とか、ホラ貝を土に突き立てたところ湧き出た泉とか、ちょっと笑える伝説の遺物がたくさんあって、楽しめます。 この時生まれた子は、亀割山にちなんで「亀若丸」と名付けられました。実は8月9日が亀若丸の誕生日であり、「亀割子安観音」のお祭りはそれを祝う誕生祭なのだそうです。 いまさら子宝の祈願はしませんが、もしもし亀よ亀さんよ・・・ひっそりと脇にたたずむ金精様に手を合わせました。 朝ご飯前に、ぶらっと散歩に出かけました。 川沿いの森の散歩コースは涼しくて、人っ子ひとり歩いていないのでちょっと不気味でもありますが。 コースは片道約20分、ゴールには吊り橋があるらしい。微妙にアップダウンもあるので、だんだんと汗ばんできます。ようやく着いて橋を渡ろうとしたら、危険であるからと封鎖されていました。 しかたないね。とぼとぼと温泉街に戻り足湯で休憩、少し疲れた足の筋肉がほぐれてとっても気持ちいいです。 すれ違う地元の人は、小学生でも「おはようございまーす」と声をかけてくれます。これは都会ではありえないよなあ。とても新鮮な感覚でした。 近くには木造のコンビニが併設されている「ヤナ茶屋」、そばに犬や豚やうさぎ達と触れ合える小動物園などもあって、けっこう楽しめますよ。ちょっと遠いけど、のどかで落ち着くお勧めスポットです。
2008年08月13日
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週末は実家に帰ってきました。実家は山形県新庄市にあります。山形県の北の端にある目立たない町ですが、山形新幹線の終着駅なので、名前だけは知っている人がいるかもしれません。 今回は、両親の金婚式のお祝いがあり、近くの「瀬見温泉」に泊まりました。 両親、姉の家族、妹の家族、僕らの家族、みんな離ればなれに暮らしているので、全員が一緒になることはめったにありません。会う時と言えばたいてい親戚の葬式なので、今回はおめでたいことでみんなが集まった貴重な機会でした。 瀬見温泉は、新庄市から東へ約15kmのところにあります。四方を山に囲まれた小さな温泉街で、中心を小国川という川が流れています。この川は鮎釣りでは有名な川で、たまに全国的な大会も開催されるそうです。 この温泉街、僕が子供のころにはもう少しにぎわっていたように思うのですが、今では10軒以上あった旅館の多くが廃墟となっていました。 温泉街に入るには、小さな橋を渡ります。 橋の向こうの温泉街の入り口には、片づけるのを忘れたまま月日が過ぎ去ったような安っぽい七夕飾りがで、風に揺れています。 「千と千尋の神隠し」の最初のシーンで、家族が訪れたゴーストタウンを覚えておられるでしょうか。まさにそんな感じです。 生きて戻れるのかちょっと不安。 僕らが泊まった孫六旅館は、最近リニューアルしたのかとても快適でした。4時頃、夕食までまだたっぷり時間もあるから、一服しながら新聞でも読もうかとフロントに降りてみると、今日はちょうど近くでお祭りをやっているから見てきたらと言われ、みんなを誘ってぶらぶらと出かけました。 教えられた道を5分ほど歩くと、「亀割子安観音」という小さな神社(観音様なのにどう見て神社なのです)があり、その石段で数家族がバーベキューをしているというくらいの極小規模のお祭りをやっていました。近所の数人の大人が店をやり、近所の子供達が集まっているという小さな小さな町内のお祭りでした。 水ヨーヨーと金魚すくいと綿飴と焼き鳥と玉こんにゃくがあり、玉こんにゃくの鍋のそばでビールも売っていました。 なんと、生ビール一杯200円です。うちわ祭りでは500円だったのに。もちろんいただきます。つまみの玉こんにゃくは4個刺さって50円、これを8本買ったら2本おまけしてくれて、1串やっぱり50円の焼き鳥8本もサービスしてくれました。 2歳の姪っ子は水ヨーヨーをもらいました。 なんだ、実はいいところじゃん。
2008年08月12日
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パブデ・ピカソの展覧会出品を記念して、近頃描いたけど、出品作からもれた一品をお送りするシリーズが始まりました。 ブログを見てくれている皆さんだけに特別公開です。お得ですねー。 第一弾はこれ、タイトルは「A Shot of Bowmore」 プロブナンスシリーズの若いボウモアです。グラスの足元の光の屈折がステキです。 繰り返しますが、展覧会は16日から銀座ホテルモントレーとなりのミレージャギャラリーで開催されます。 皆さんのご来訪をしつこくお待ちしております。16日は、17:30からオープニングパーティがありますので、お友達とお誘いあわせのうえお越し下さいませ。待ってるよ。
2008年07月14日
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今日は、胎内くぐりというイベントがあった。神社の鳥居に、でっかい茅のわっかがあって、それをくぐると、赤ん坊に戻って穢れが消えるのだという。 乳頭のような子宮口のような瓶の底。 僕はまだまだ穢れていたい。
2008年06月30日
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ご無沙汰しております。お仕事関係でばたばたしていたこともあって、ちょっとさぼってました。 晴れても湿度が高い、じっとりねっとりした日が続いてますね。 そんなときは爽やかな絵を。 たいして、爽やかでもないか。 昨日は野を越え山を越え、2週間前に地震のためにたどり着けなかった山形県米沢市に行ってきた。といっても、念願の温泉ではなく、ある研究会で。 珍しく講演なるものをしたので、ただで飲み食いさせていただく。 米沢牛の炭火焼き、いやーうまかったなあ。でも絵はないんだ。お偉いさんに囲まれて絵を描くような雰囲気じゃなかったので・・・残念。 でもその後の二次会は久しぶりに会う友人たちと盛り上がれて楽しかった。 特に、昔よく一緒に夜な夜な飲み歩いたNちゃんと10年ぶりくらいで会えて、昔がみるみる甦ってきた。というか、そのままつい1週間前にも飲んでたような錯覚。10年たってもたいして成長もしてないってことだろうか、お互い様に。 結局12時過ぎにホテルに戻り、ちょっと飲み足りなかったので自販機のビールを飲みつつ宗教曲を聴いてたら、いつのまにか寝てた。 名残惜しい米沢の夜だったな。
2008年06月28日
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いや、いや、いや、今日も飲んだ飲んだ飲んだ。ワインにカラオケにキャバクラに、さすがにダーツバーは無理だった。あはは、あはは、あはは、いや~ホント飲んだなあ。ぎゃはははは、今夜もすっげーハッピーだあ。 眠くて眠くてしかたないのに、寝るのがもったいないよぅ、楽しくて。
2008年06月23日
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昨日も書いた宣伝ですが、もう一度しつこく書かせていただきます。 来る7月16日から21日まで、銀座のホテルモントレー隣ビルのミレージャギャラリーで開催される「水彩画展」に、僕も出品することになりました。 たぶん、16日と21日は、居ると思います。 16日は、夕方の5時半から、オープニングパーティもあるそうです。お友達をたくさん呼んでいいそうなので、マイブロの方々、もしお時間があればどうぞ。 なんと、この同じビルの一階には、「FAVORI(ファボリ)」というベルギービールの店もありるらしいですよ。「銀座ベルギービール」で検索したらすぐ出てきました。僕も行ってみなければなりますまい。 さあ、二次会の店も決まったことだし、土日も繰り出すことにするかな。
2008年06月13日
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7月16日(水)から7月21日(月)まで、銀座のミレージャギャラリーというところで行われる「水彩画展」に絵を飾ることになりました。 ギャラリーは、銀座のホテルモントレーのお隣のビルなので、小さいですがわかりやすいです。 www.mireyagallery.comを見ていただければ場所がわかります。 今日、DMが届きました。 どう見ても、僕が一番へたくそなのでとても恥ずかしいのですが、あえて自慢するとしたら、生々しい現実感でしょうか。実際飲みながら描いてるわけですから。 まあ、飲まなきゃ描いてらんねえっていうか・・・。 7月16日(水)の午後5時半から7時半まで、そこでオープニングパーティなるものもあるそうです。 どんどんお友達を誘ってきてくださいとのことでしたから、もし、時間があれば寄ってみてください。お酒の差し入れ、歓迎します。
2008年06月11日
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GW三日目、今日は午前中にジョイフルホンダに行きました。スケッチブックを三冊買って、額コーナーでアイデアを練りました。 何のアイデアかというと、勿論、どのように額装するかです。 実は、7月に銀座のホテルモントレーとなりのミレージギャラリーというところに、絵を展示することになったのです。 水彩画10人の展覧会で、一人4mの壁を与えられます。 正確に言えば、長さ4m高さ2mくらいの壁を一日5千円くらいで5日間借りるのです。 自分の絵はスケッチブックにごちゃごちゃ描かれているので、額に合うように切り取ることは至難の業です。うまくできるのかどうか、練習してみました。 なんかバランスが変な気がします。でも、額に入れることを意識して描こうと思うと、余計に変なバランスになってしまいます。 ちょっと悩みつつ描いている今日この頃。 例えば、これなんかはとてもよく描けていると思う。写実的で、臨場感も感じさせる。でも、なんだか魂が足りないような気もします。 4年前の今ごろに描いたマッカラン。 絵的には平面ですが、こっちの方が断然ステキに思えるのです。 絵の魅力は上手さじゃないのだな。テクニックがあるにはこしたことはないのかもしれませんが、テクニックが邪魔になることもあるでしょう。結局、一番大切なのはモチーフに対する愛情ではないかと思います。愛情感じるでしょ。 悩みながら飲みながら描き続けます。 7月の展覧会は、近くなったらまた宣伝しますので、お近くの方や遠くても閑な方は見に来てくださいね。ギャラリーのソファで友達と酒を飲んでもいいよ、というオーナーの許可も得ましたから。
2008年05月05日
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8時前だというのに、ほろ酔いでいい気分なパブデです。んっ?8時前のほろ酔いって別にふつーなのかも。 さて、この横浜の学会は医療器械の展示もあって、規模が大きいのです。各企業の最新のCT装置などもたくさん展示されます。中でもインパクトがあったのは、〇ダックとG〇と〇a〇a〇o〇i〇ですね。コンパニオンがミニスカです。 10年前くらいに一度、〇ダックブースにプリクラが置いてあり、コンパニオンと一緒に写真を撮ったのですが、次の年からなくなっちゃったのが残念。 その前には、勝手にコンパニオンと並んで写真撮っていたら、会場係りから、撮影禁止ですと、怒られたこともありました。 目の保養もしつつ無事にお仕事を終え、夜は再びイタリアン。 4人で横浜駅西口から歩いて10数分のプレチェネッラという店に行きました。料理がイタリアンなだけでなく、店の雰囲気がもうイタリアンな店で、楽しいひとときでした。 キタッラというパスタは、桜海老が練りこんであり、口中がエビ風味。一緒のワインはサグランティーノという葡萄で、サンジョベーゼの親戚だそうです。 いかにもイタリアンな酸味も甘味もタンニンもたっぷりの濃厚な味わい。 兎も食べちゃいました。 兎のイメージに潤の姿がダブって、可哀想な気もしましたが、潤だって兎は食べたいに違いないと思い直し、注文してみました。 初めて食べた兎は、確かに豚でも牛でも馬でも羊でも鳥でもない肉で、くせがなく脂肪も少なく、逆にワインの濃さを中和してくれました。 最後にグラッパが飲みたいといったら、4本持ってきてくれました。サシカイア、チョコフレーバー、ちょっと熟成させた琥珀、甘味の強いものの4種を4人で回し飲み。 個人的には、やはり荒々しさと上品さが同居するサシカイアが美味しかったですね。 この日はさすがに疲れて、熊谷に帰っても珍しくBARに寄らずに帰宅。次に横浜に行くのはいつになるのか、帰ってきたばかりでもう待ちきれません。
2008年04月09日
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週末はパシフィコ横浜で学会でした。 お昼休みにクイーンズスクエアに行ったところ、コンビニまで長蛇の列。しかたなくワールドポーターズまで足をのばし、サンドイッチとスタバのコーヒーを買い、近くの新港パークでランチです。 天気が良くって風も爽やか、とっても気持ちいい~。 夜はイタリアンデート。友人の女医さんが、研究を手伝ったお礼に、ごちそうしてくれることになっています。 クイーンズスクエア内にあるキハチ。 コースの中で、このイカ墨リゾットが印象的でした。上にホタルイカとウニが乗っています。ホタルイカも旬なのかな。 料理はおいしく、ワインもおいしく、会話も楽しい。そんな二人の時間はあっというまに過ぎ去ってしまいますね。 ほろ酔い気分で、横浜の夜に消えていく二人・・・ ってな具合にはならず、別れを惜しみつつ一人でBAR巡りへ。 まずは、LVSJのバーテンダーがっちゃんの友人が働いているという、BARハレクラニに行ってきました。 横浜駅から人通りの絶えた暗いビルの谷間を10分ほど歩きます。ちょっと寂しい・・・そんなとき、BARの灯りを見つけるとホッとしますね。 ハワイアンな名前からは、ちょっと変化球かと予想していましたが、中にはいると全然印象が違います。やや暗め、白い壁に木のカウンター、とてもシックで清潔です。こういう雰囲気はぴったり僕の好みです。 バジル風味のスプモーニとチョコフレーバードウォッカを使ったカクテルをいただきました。話が楽しくて、絵を書く余裕がなく、ハレクラニで描いたのはこれ一枚きりでした。 ホテルは横浜スタジアムのそば。帰る途中、関内のBar Moonlit Clubに寄りました。 ビルの三階、カウンターだけの狭い店ですが、地元にあったら通いたい隠れ家的なBARでした。 最近はまたウィスキーが高くなってきて消費者的にもBAR的にも厳しくなってきましたね、とか、 ラガブーリンはいったん高くなって、少し安くなったと思ったら、味が甘ったるくなっていませんか、とか、 正統的話題を語りつつ、若いアイラを飲みつつ、バックバーのボトルを物色するのは夜の楽しみの一つですねえ。むふふふ、ここもいい店だなあ。 ああ、帰りたくない・・・。 でも去年の横浜では3時過ぎまで飲んで昼まで酔っ払ってましたから、今夜はもう一杯もう一軒の誘惑に必死で耐えて、ホテルに戻りました。 横浜にはまた行きたい店がたくさんありすぎて、なかなかまた行けない。 罪作りな街だなあ。
2008年04月08日
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学会で横浜に来ています。天気もよく、桜吹雪がきれいです。 ちょうど今、ホテルにチェックインして部屋にはいったばかりですが、なんと部屋にパソコンが付いていて、インターネットし放題です。部屋もきれいだし、ツインのシングルユースで朝食付きで14000円はお得です。 ゆっくりもしてられません。これから友人とイタリアン、そのあと横浜BARめぐり。 せっかくのパソコンを活用する閑があるのか? さあて、顔を洗ってリフレッシュしたら、出かけよう。
2008年04月04日
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2日目の夜は、居酒屋「根っこや」に行った。 「なにわ本店」も「BARくう」も「根っこや」もこのあと行く「BAR山小舎」も、The Whisky World松江編で紹介されていた店だ。そのまま回るのは芸がないようにも思えるが、組嶽さんが一生懸命考えただけあって、歩いて回れるベストコースなのである。 「根っこや」も壁際のカウンター席から大橋川の夜景が眺められる。メニューは豊富で、全国各地のおいしいものや地物の材料を使ってひと工夫ふた工夫してある料理が食欲をそそる。スタッフも元気はつらつとして好印象だし、わが町にも支店を出して欲しいなあと思っちゃうようなとても良い店だった。 組嶽酒造の「王禄三種飲み比べ」を注文した。 左から順番に、超辛口、80%精白(80%を残しているということ)、無濾過生酒である。 うまっ!超辛口は香りで飲ませる吟醸酒、80%精白は逆に酸味や甘みや旨みが濃厚な舌と喉で味わう酒だ。かといって重い感じはしない。無濾過生酒はとても滑らかな舌触りでマイルドなネクター。思い出しても唾が出る。 ついでに奥出雲ソーヴィニヨンブランもうまかった。 外は急に嵐になっていた。ピカッドドーンッ、波立つ大橋川が牙を光らせる。まるで、やまたのおろちが娘をさらいに来たようだ。歩くのは無理だ。タクシーで移動しよう。なんてったって松江のタクシーはまだ初乗り560円だから気軽に頼めちゃう。 車から降りて「BAR山小舎」に駆け込んだ。びっくりした。この嵐だというのに、10人掛けくらいのカウンターは満席で、テーブル席にもお客さんがいる。みんな嵐が去るのを山小舎で飲んで待とうというつもりか。 創業51年、30年くらい前にこの建物に引っ越してきたというが、木のテーブルやカウンターは創業当時からのものらしい。 オレンジを使ったカクテルが20%オフの日だというので、かみさんはカシスオレンジ、僕も安易にオレンジブロッサム。味も確かである。 カウンターのお客さんが2人帰った。しめた、とカウンターに移動する。左隣では常連の青年がモルトを飲み、右隣ではべろべろな酔っぱらい中年オヤジがサイドカーを飲んでいる。かみさんはミモザを飲み、僕はブラックブッシュを飲んだ。本当に山小屋で暖をとるような暖かい店だった。 古い店というのは、古いというだけで素晴らしい。この店は古いだけじゃない。祖父が始めた店を2代目が継ぎ、今はさらにその息子が店を任されている。三代続けて酒場をやっているのだ。地元の酒飲みや旅人に愛され、100年も200年も続く店だ。そんな気がする。このショットグラスも長く使われているのであろう。グラスのカットが出雲大社の本殿の千木(ちぎ)のように見えた。 行きたいBARは他にもたくさんあったのだが、神社巡りで疲れていたし、雷雨だし、なによりかみさんと一緒だったので、ホテルに戻ることにした。 山小舎での1時間も一瞬なら、2泊3日も一瞬であり、2000年だって一瞬である。松江には、生きている間に絶対にもう一度来たい、と思った。 ホントは他にも書きたいことはまだまだたくさんあるのですが、きりがないから出雲旅行記はこれで最終回にします。
2008年03月13日
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