猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

2008.02.26
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カテゴリ: 研究
昨夜は盛岡のインターネットカフェに泊まった。

でも、一泊2000円は安い。
一昨日までの車中泊に比べればずっと楽だ。
それにインターネット使い放題。
ただ、設置してあるデスクトップパソコンのキーボードが使いづらく、ブログ更新をする気にならなかった(今朝は早かったし)。

昨日は岩泉から盛岡に戻ってきて、盛岡の隣町雫石にトラップを仕掛けに行った。
今朝はそのトラップのチェックとトラップを掛ける新しい場所を探しに行った。
盛岡から雫石までは30分。

今朝は何も捕獲できなかった。

調査が終わった後は玄武温泉に行ってきた。
玄武温泉の泉質はナトリウム-炭酸水素・塩化物泉。
塩化物が含まれているためか、湯の色が黄色っぽかった。
雫石は温泉が多くて良いところだ。
長距離旅行では温泉巡りが楽しい。

温泉のフロントのそばにはツキノワグマの剥製があった。
ツキノワグマ剥製
熊撃ちが捕ったものだろうか?
岩泉の道の駅にも飾ってあった。

今日は午後から岩手県立博物館で調査の約束をしていたので、昼過ぎに盛岡市内に戻った。
博物館では二人の研究員さんに対応して頂いた。

そのうち脊椎動物、無脊椎動物担当が1人ずつ。
今日会わなかったもう1人は植物担当ということだ。
特に脊椎動物担当の方には、岩手県のアマチュア研究者や地元の動物に詳しい人を紹介して頂いた。
日本国内での自然史研究(特に標本を集めること)では人脈作りが大切だと思っているが、色々な人を紹介してもらえることは本当にありがたい。

残念ながら、ここには哺乳類の標本が少ない。

さらにデータ(産地や採集年月日など)の付いた標本が少ない。
集められたのが古く、また一般の人の持ち込みが多いためにそうなってしまっているようだ。
かつての日本の自然史研究は、珍しい生物の標本を集めることに心血を注いでいた(今でもその傾向は残っている)。
そのため、普通種の標本なんてどうでもよいと言う価値観が広がっていたようだ。
しかし、普通種の研究は重要である。
例えば、ある1種の動物をたくさん採集すると1個体では分からないことが分かる。
統計的に標本を扱うことが出来る。
骨格標本と比べると剥製は多い。
しかし、本剥製(綿を詰めて、台に固定した剥製)は研究には使いにくい。
さらに頭骨が中に入っているものが多い。
最近は剥製を作る際には、頭骨を取り出すことが多い。
頭骨は色々な研究に使えるのに残念だ。

2人の研究員さんとは色々とお話しし、色々な情報が得られた。
でも、喋りすぎて迷惑だったかもしれない!?

調査が終わって、今郊外にあるコンビニにいる。
初めてフリースポットを利用している。
ブログの更新はやっぱり自分のパソコンからが良い。

明日も岩手県博で調査の予定。
明日は考古学担当の研究員が持っている標本を見せてもらえるかもしれない。





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最終更新日  2008.03.23 17:51:46
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