猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

2009.01.12
XML
カテゴリ: 研究

最終日の収穫は0。
結局イタチ2頭とアカネズミ4頭しか獲れなかった。
n=2では統計解析を行えない。
地理的変異の解析では1個体群としてn=5くらいだったら、無理矢理だが主成分分析、判別分析はできる。
回帰分析はn=10でも微妙だ。

毎回、生きた動物を相手にすることの難しさを実感する。
その度に、どうしたら捕獲効率を上げられるか考えてきた。
今までの調査経験から分かったことは、
1.河川敷の水際で捕獲しやすい。
河原の砂にはよく足跡が付いている。
足跡があるということは生息している証拠。

2.田んぼ脇の水路で捕獲しやすい。
日本中どこでも棚田状の田んぼがある。
このような場所では、田んぼの脇に水路があり、水路の反対側は斜面になっていることが多い。
水路にかかる木やコンクリートの橋にしばしば細長い糞が落ちている。
これが生息の証拠。

しかし、僕はテンの足跡・糞をイタチのものとよく間違えてしまう。
テンの足跡・糞はイタチよりちょっと大きいのだが、形がはっきりしないと微妙。

彼らの生態については分からないことがたくさん。
雪の夜と、晴れの夜ではどちらがよく活動するのか?
昨夜は明るい夜だった。
足跡はほとんど付かなかった。
ということは晴れた寒い夜はあまり活動しないのか?
ほとんどの野生動物では、こういった生態的情報がない。

もうしばらくの間、長期調査に出かけることはないだろう。
論文が書けないと次のステップに進めないのだから。

これから一旦実家に戻って、1日休んでから京都に帰ります。

ブログランキングに参加しています。
今年こそ頑張ってたくさんの人に見てもらえるようなブログを作っていこうと思います。
1日1回クリックして頂けるとありがたいです。
banner2.gif







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.01.12 13:57:52
コメント(0) | コメントを書く
[研究] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: