本ソフトウェアは x86 Liux 上で動作させるBINDとかの一般的な DNS サーバソフトウェアと比べるとものすごいパフォーマンスがいいらしいですが、個人的にはそんなことはあまり興味ないっす。
#ってか、動作環境が x86 マシンに比べて高価な Itanium マシンでしょ。これで性能がでなかったら意味ないじゃん!?
興味深い点は、Itanium チップのセキュリティ機能を活用した軽量 OS、SecureT micro OSというのを独自開発して、その上で動作する DNS サーバアプリケーションであるということ。つまり、この DNS サーバソフトウェアを動かすためには、Windows とか Linux/UNIX といった汎用 OS は必要ないんですね。でも、わざわざ DNS サーバとかのために OS を開発する必要があるのか?という議論があると思います。とはいえ、OS からして Secure64 の独自技術だけで完結しているということはかなり低レベルの実装まで、よりセキュアにできる可能性がありますね。
現状では、HP 社の Itanium マシン上で SecureT micro OS + DNS サーバを単独で動作させるイメージで、コスト的にペイするのか?という問題もありそう。でも、HP 社の仮想化技術HP Virtual Server Environmentを使えば、同一マシン上に同社の汎用 UNIX OS である HP-UX や、Windows、Linux と SecureT micro OS + DNS サーバを動かせますよね、やろうと思えば。そうなると、データセンタの一角で、仮想的なアプライアンスサーバとして汎用マシン上でちょろっと動かして不特定多数のユーザーにサービス提供するという使い方が考えられます。
で、特定目的の軽量 OS + 仮想化技術という組み合わせで仮想的なアプライアンスソフトウェアって方向性は新興 IT 企業を中心に増えていく予感がしますねー。技術者としてはやっぱり OS 作るというのは夢だし、「30 日でできる! OS 自作入門」という本もでてるぐらいだし、仮想化技術はナウなトレンドだし。ハードウェアとしてアプライアンスサーバを出荷するより、ソフトウェアの方が流通させるのは容易だし。