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2017.10.07
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カテゴリ: わくわく児童文学
高楼方子のファンタジー〈トランプおじさんシリーズ〉の第2作を読んだ。

〇ストーリー

哲学者を目指しているトランプさんの特技は動物の言葉を話すことだ。人々から見れば村はずれに暮らす学者さんだが,動物の世界では有名な人間だ。ある日,そんなトランプさんを頼ってトゥモロウというコブタが現れた。一晩といいつつ何日も居候を続けるコブタから家出の理由を聞き,トランプさんと相棒の飼い犬は探偵となり,ある動物たちの行方を探すことになる。そこから見えてきたこととは?

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第1作の魅力は,何と言っても登場人物たちのとぼけた味わいだ。

哲学者プラトンを目指しているトランプさんも,クールぶっているのに小心な相棒の犬・イルカーネポポラーネも,頑張って探偵を目指すのだが,少しずつヘンテコな方向へとずれていく。気にしないで捜査を続けるトランプさんたちは,いろんな偶然もあり最後はきちんと解決へとたどり着く。

それでもトランプたちは,ちょっと感謝されるだけで,本人たちもそれで満足した様子で日常へと戻る。そのふんわりした味わいが魅力だ。

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それでもこのシリーズは,のんびりしているだけでなく,謎解きの過程で,ホラーサスペンス風の展開があり,まさかとは思いつつドキドキするシーンがある。第1作では怪物ペロンジの存在,そしてこの作品ではドリーさんの正体がサスペンスのポイントとなる。



全体的には軽いノリのファンタジーなのだが,あちこちに隠し味的な要素があり,大人でも楽しめるというのが,高楼方子作品のいつもの魅力だ。

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第1作のキャラクターも少しだけ登場する。シリーズとしてもっと続いてもらいたいと思う。














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Last updated  2017.10.08 11:57:27
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