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Mot_ten @ Re[1]:Epiphone SG Classic Worn P-90 -Inverness Green-…(02/04) SG-YORIさんへ 何か後押しできる事があれ…
SG-YORI @ Re:Epiphone SG Classic Worn P-90 -Inverness Green-…(02/04) これは・・・カミさんにおねだりしてみよ…
2007.10.19
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カテゴリ: ロック/ギター
昔の、フェンダーをコピーした日本製Eギターの安いやつは、5~6枚の板を接着して1本のギターのボディにすることは珍しくなく、私の見た中での最高は9枚というのがありました。

その9枚モノは驚いたことにサンバースト塗装で、真ん中の黄色部分から木目を確認できるものでしたが、アルダーらしく木目が目立たない上に上手に木目を揃えてつないでいるので、ちょっと見ただけではそれとは分からないものでした。
(ピックガードを外すとザグリから木口が見えたので9枚と分かりました。)

また別の日本製ボディで、複数枚接着したボディの上からアッシュの突き板を貼りワンピースに見える加工をしているものもありました。

こうした手間のかかる工程を安価なモデルに採用したのは、当時の職人の人件費が安かったこと、それに対して材料費の比率が高かったのでそれを押さえる方が全体のコストダウンにつながったことが挙げられます。

現在安い価格帯のギターは中国製が多いですが、圧倒的に安い人件費に支えられているわけです。そうなると安いのに見てくれの良いギターは『手がかかっている』可能性が考えられますね(笑)。

ちなみに「(かつての)日本人が手先が器用」「中国人は手先が器用」というのは実際の能力の話ではなく、低賃金でも携わる人数が多いため器用な人材を安価に調達できるという経済状況に過ぎないということです。

手先の器用なアメリカ人を雇っているカスタムショップの製品は高価でないとやっていけないのは、人件費面から理解できます。それに見合ったスペックを要求したくなるのは消費者として自然なことですが、それにより高級材を使用しなければならず、これがさらにカスタムショップ製品の値段を上げることになります。

買う買わないは買う側の自由ですが、カスタムショップ製品の値段は経済合理性に照らし合わせて適正であると言う他はありません。






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Last updated  2007.10.19 16:59:07
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Re:原料費と人件費(10/19)  
む~みん551  さん
ピックアップワインダーのアビゲイルやカスタムビルダーのブラックなど、大手のメーカーとは思えないぐらい職人さんの名前が一人歩き始めてますもんね。
(2007.10.19 17:54:43)

名工  
元テン  さん
む~みん551さん
「ありがとう。この賞を私を支えてくれたステッドラーの鉛筆とファーバーカステルのスケッチブック、燕市のノミと鋸、それから毎朝おいしいコーヒーを入れてくれるステファニーとそのコーヒーの輸入元のチボー、それからブラジルの労働者に捧げます。」
みたいな感じになりますかね。 (2007.10.19 18:45:11)

Re:原料費と人件費(10/19)  
DABESA  さん
友人のクラプトン・モデルのボディが8ピースで驚いたことがあります。リフィニッシュするのに色を剥いでわかりました。もちろんフェンダー製です。

決して安くはないモデルに多積層材を使うのはちょっと勘弁して貰いたいっす。
(2007.10.19 23:53:17)

塗り潰すから分からないって  
元テン  さん
DABESAさん
クラプトン・モデルで何枚も接いでいる例は他サイトでも見ましたので、意図してやってたんですね。
「塗り潰しだから分からないだろう、音には関係ないよ」とアメリカンな価値観で平然と言われそうです。 (2007.10.20 00:13:38)

木取りとかピースに関しては  
辰則@Gt.  さん
確かに、日本人が神経質すぎる側面はあるでしょうね。
楽器としての品質と乖離した部分に付加価値を求める消費者が多いという。

ピース数の多寡による出音の違いは、
少なくとも私には聞き分けられません。
木取りや木種、さらに原産地(木種の類義語?)についても同様です。
ただ、強度に問題があるのはやっぱ困ります。

デザインと音と弾きやすさと堅牢さ。
その4つのみを価値基準にすれば、それほど高額な投資をしなくても
満足できる楽器が手にできる可能性は上がる。

でも、多くの人たちにとって楽器は商売道具でなく
嗜好品ですから、ブランドとかも含めていろんな要素が絡んでくるのは当然。
仰るとおり「買うか買わないか」は消費者の勝手ということなのでしょう。

実感なのですが、韓国の一部の製造所は
国内に比肩し得るクオリティを備え始めている。
人件費が上がるスピードと品質向上のスピード。
先行きは見えにくいですが、楽器に限った話ではありますまい。

いろいろ考えさせられる問題ですね。


(2007.10.20 11:52:09)

最後は基本設計勝負か  
元テン  さん
辰則@Gt.さん
工業製品なのでパーツの品質管理と全体の工程管理、検品体制を完璧に行えばどこで作っても関係なくなるんでしょうね。
ドイツで作っていないという理由で市販のアディダスを悪く言う人もいませんしね。 (2007.10.20 12:04:26)

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