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でら2007 @ Re:先生からの報告(04/13) 確かに今先生に出来ることはビトウさん …
o-kiyo @ Re:先生からの報告(04/13) 気にかけていたビトウくんの訪問をうけ、…
にろす @ Re:先生からの報告(04/13) 想像もできない つらい闘いに挑む先生、…
介護番長 @ Re:先生からの報告(04/13) ビトウさん。こんばんは 嬉しくもあり…

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Mar 23, 2012
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テーマ: ひとりごと(97)
カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は日記というよりも、自分のこの気持ちを忘れないために綴ります。

自分への語りかけなので、このブログを読んだ人はあまり気にしないでください。



人生を変えてくれた人が今までの人生の中で4人。

一人は高校時代、ラグビー界へ引き入れてくれた恩師。

そして、初めて社会人になったとき、仕事の厳しさを教えてくれた上司。

そして、ラグビーを引退してから、父親の経営する建築業に携わり、

目標もなく、ただお客さんのしたいようにしていた自分に

建築の奥深さとプロであることの意識を植え付けてくれた二人の先生。


この中の高校の恩師の記憶を記録しよう。




たるみきったチームを改革しようと、自分自身の独りよがりで選手とぶつかり、

いわゆる「意見の相違」というやつで結果的にチームを去ることになった。

半分喧嘩別れのような状態で関市のラグビー関係者から距離を置くようになった。

自分にとって「味方でない人間」に会いたくなかったからだ。


地元では「アイツがチームをめちゃくちゃにした。」

「アイツは地元を裏切って他所のチームでラグビーに精を出している。」

そんな後ろ指を指されるような噂が時々耳には入ってきたが、

「アホの言うことは無視しよう。俺の気持ちも知らないで。

言い訳するのもバカらしいから国体で結果を出せば、誰も文句は言わないだろう。見てろ。」

そうして、今の清流ラガーズ(兼国体チーム)の強化に励んできた。

事実、清流ラガーズは順調に強化が進み、現在は関西クラブトップリーグまで昇格した。



選手たち自身の努力や、勤務先の協力、国体関係者、チームスタッフの努力。

どれか一つ欠けても、今の状況は作り上げられなかっただろう。


地元のラグビー協会から距離を置いたという事は、恩師とも距離を取るようになった。

試合会場で恩師を見かけても挨拶はすれど、去った後ろめたさからか

あまり自分から積極的になれなかった。




気にはなるけど、自分の変なプライドが邪魔をして行こうともしなかった。


そして、恩師が病床に伏していることを、年末に知った。


以前にも入院歴があり、また元気になって退院してくるだろうと周囲の人間は言っていた。

僕もそれを信じた。


が、先生と親交の深い知人と食事をした際、かなりつらい思いをされているとのことを知った。

今になって無性に心配になり、先生にメールをした。


清流ラガーズで、国体に向けて強化練習をしている事。

強化も進んでいる事。

いつか元気な姿で先生に会いたいと思っている事。

関市のラグビー協会に迷惑をかけたことを謝りたいと思っている事。


そうして、返事が返ってきた。

その返事には、

「体重が12キロ落ちた。」

「つらくても自分自身はチャレンジャーだから負けない。」

「お前は国体で忙しいのに仕事をしている時間はあるか。」

「子供たちは元気か。」

「関市のラグビーを憂いていること」

「国体は一発勝負で勝っても負けても監督は責任を取らねばならん」

「お前は仕事で、真から泣いた事や叫んだことがあるかい。後半の人生の為にも、騙されたり、中傷されたりの経験は大事だ。そこから人間を知り見る目を養うんだ。」

と、自分の身体の事よりも周囲の事を心配していた。

そのメールを見た途端、生まれて初めてメールで涙を流した。

拭いても拭いても涙が止まらなかった。

現場から事務所まで1時間あるというのにずっと泣いていた。


僕は本当にちっぽけな人間だ。なぜ今まで自分から避けてきたのだ。

周囲から「仕事と国体両方で大変だね」と言われ、

自分自身が「大変だ」と勝手にボーダーラインを引いていたのかもしれない。

俺は本当に心底全力を出し切れているか?

本当はもっと出来るんじゃないか?

人生において本気で泣き叫んだことはあるか?


暫く自問自答する時間が必要だろう。


この気持ちを絶対に忘れるな。

自分で限界を決めるな。

自分自身が年老いたとき、「いい人生だった」と振り返れるよう、

「やろう」と思ったことをやるんだ。

自分自身のために。


明日、先生に会いに行こう。

行っても会えるかどうか分からないけど行こう。

今まで自分から避けて、疎遠になっていた時間を取り戻すために。

会っても泣いて話せないかもしれない。

でも今のままじゃいけない。先に進め。先生の力になれる事があるかもしれない。


いつかこの記録を読み返す時が来るだろう。

絶対に今のこの気持ちを忘れるな。

2012年3月23日
18時15分





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Last updated  Mar 23, 2012 06:15:49 PM
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