新しいスマホに楽天モバイルのeSIM(本体に内蔵された、カードのいらないSIM)を移したいけれど、何をどの順番でやればいいのか不安、という人は多いと思います。eSIMはカードを差し替えるわけではないので、最初は戸惑いますよね。
楽天モバイルの機種変更は、今の回線がeSIMかSIMカードか、新しい端末がiPhoneかAndroidかで、やることが少し変わります。順番を間違えると旧端末で認証できなくなることもあるので、先に流れをつかんでおくと安心です。
この記事では、SIMタイプ別の手順、iPhoneとAndroidの違い、楽天Linkとデータ移行をどの順番でやるか、つまずいたときの対処まで、楽天モバイル公式の情報をもとにまとめました。
この記事の情報は2026年6月時点のものです。
楽天モバイルの機種変更は、「今の回線がeSIMかSIMカードか」と「新しい端末でeSIMを使うかSIMカードを使うか」の組み合わせで手順が決まります。
まずは下の早見表で、自分がどのパターンか当たりをつけてください。
| 今の回線と新端末 | 必要な手続き | 手数料の目安 |
|---|---|---|
|
eSIM→eSIM(iPhone同士でクイック転送の条件を満たす)
|
eSIMクイック転送。再発行は不要になる場合あり | 0円 |
|
eSIM→eSIM(クイック転送が使えない・Android)
|
my楽天モバイルでeSIM再発行→新端末で開通 | 0円 |
|
SIMカード→eSIM(iPhoneでクイック転送の条件を満たす)
|
クイック転送で物理SIMをeSIM化できる場合あり | 0円になる場合あり |
|
SIMカード→eSIM(クイック転送が使えない)
|
my楽天モバイルでeSIM再発行→新端末で開通 | 0円 |
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SIMカード→SIMカード
|
SIMを抜いて新端末へ差し替え | 差し替えだけなら0円 |
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eSIM→SIMカード
|
SIMカードへ再発行→到着後に開通 | 3,300円+配送待ち |
自分がどのパターンか分かれば、あとはそこだけ読めば大丈夫です。この記事も、このパターンに沿って順番に説明していきます。
最初にやることは、今の回線がeSIMかSIMカードかの確認です。
いちばん確実なのは、my楽天モバイル(契約者向けの管理アプリ)の「申し込み履歴」を見る方法です。開通済みの申し込みを選ぶと、SIMタイプのアイコンで確認できます。複数回線を契約している場合は、電話番号も合わせて確認してください。
端末の設定からも分かります。iPhoneなら設定アプリのモバイル通信の画面に「eSIMを削除」と出ていればeSIM、その表示がなければSIMカードです。Androidは「ネットワークとインターネット」や「モバイルネットワーク」から、表示されているSIMを選ぶと確認できます。
新しい端末側も先に確認しておきましょう。楽天モバイルで買った端末や、楽天回線対応製品でAPN(スマホをネットにつなぐための設定)の自動設定に対応している端末なら、初期設定でAPNを入れる必要はありません。他社や中古で端末だけ買った場合は、 楽天モバイルの対応製品ページ で使えるかどうかを確認してください。
ひとつ注意したいのが、 「eSIM対応」と「楽天回線対応」は別 だということです。eSIMが使える端末でも、楽天回線の全機能が保証されるとは限りません。楽天回線対応製品でない端末は動作保証の対象外になります。
いちばん多いのが、eSIMからeSIMへの機種変更です。iPhone同士のクイック転送が使えない場合や、Androidへ移す場合は、この基本の流れになります。やることは大きく3ステップです。
「開通手続きが完了しました」と表示されたら、いったんWi-Fiを切ります。アンテナの横に4G/5Gが出て、ブラウザでWebページが開けたら開通できています。
ここで一番大事な注意点があります。SIM再発行を申請する前に、 旧端末のeSIMプロファイルを削除しないでください 。先に消してしまうと、旧端末でSMS認証ができなくなり、通常の手順で進められなくなることがあります。申請も旧端末で行うので、旧端末はメールと認証が使える状態のままにしておきましょう。
新しい端末がiPhoneで、旧端末もiPhoneなら、eSIMクイック転送という方法が使えます。条件を満たせば、楽天モバイルでのSIM再発行をしなくても、旧iPhoneから新iPhoneへ電話番号を移せます。今がSIMカードでも、eSIMに変えて移せる場合があります。
使える条件は、転送元と転送先がどちらもiPhone 11以降で、両方が対応するiOSであることです。ただし、iPhone SE(第2世代)は対象外です。iOSの条件は楽天モバイルとAppleで案内が少し違うので、最新の条件は公式で確認してください。
事前準備として、旧iPhoneがiCloudにサインイン済みで、Wi-Fi接続・パスコード・2ファクタ認証・Bluetoothがオンになっている必要があります。新iPhoneの初期設定(クイックスタート)の途中で「番号を転送」を選び、旧iPhone側で承認すれば移せます。初期設定が終わったあとなら、新iPhoneの設定からモバイル通信→eSIMを追加→近くのiPhoneから転送、で移せます。
クイック転送が終わったあとに「eSIMプロファイルダウンロードのお願い」メールが届くことがありますが、転送が済んでいればダウンロードは不要です。なお、この方法はiPhone同士が基本です。Androidへの機種変更や、Android同士の場合は、さきほどのeSIM再発行で進めてください。
新しい端末がAndroidの場合は、my楽天モバイルでのeSIM再発行が基本です。流れはeSIM→eSIMの3ステップと同じで、再発行を申請してメールを待ち、新端末のmy楽天モバイルアプリから「SIMの初期設定をする」で開通します。
Androidでつまずきやすいのが、開通ボタンを押したあとにQRコードが表示されるケースです。これはWeb版のmy楽天モバイルで操作している可能性が高いので、新端末のアプリを起動して、アプリから開通をやり直してください。それと、開通ボタンは本人確認が終わってから出ます。出てこないときは、本人確認の不備を知らせるメールが来ていないか確認しましょう。
SIMカードを使う場合は、組み合わせで変わります。今がSIMカードで新端末もSIMカードなら、旧端末からSIMを抜いて新端末に差し替えるだけで使えます。ただし、新端末の初期設定やAPN、楽天回線に対応しているかの確認は別に必要です。
逆に、今がeSIMで新端末がeSIM非対応など、SIMカードに変える場合は、my楽天モバイルでSIMカードへの再発行を申請します。SIMカードが届いたら、新端末の電源を切ってSIMを入れ、Wi-Fiにつないでアプリから開通します。こちらは手数料と配送待ちがある点に注意してください。
APNについては、楽天モバイルで買った端末や、APN自動設定に対応した楽天回線対応製品なら設定はいりません。対応していない端末では、APNに「rakuten.jp」などを入れる必要があります。
手数料は、SIMタイプで変わります。eSIMの再発行は 0円 ですが、SIMカードの再発行は 3,000円(税込3,300円) かかります。eSIMのほうが手軽で費用もかからないんですよね。
ただし、 eSIMの再発行は申請するとキャンセルできません 。届いたメールのあと、使いたい端末で開通する流れになります。一方、SIMカードの再発行は、発送前ならmy楽天モバイルからキャンセルできますが、配達済みだとキャンセルできません。旧SIMが使えなくなるタイミングは、SIMタイプや再発行の理由によって変わるので、心配な場合は申し込み前に該当のFAQを確認しておくと安心です。
旧端末が故障したり、なくしたりして、ワンタイムパスワード(OTP)を受け取れないこともありますよね。その場合は、通常の手順ではなくSIM再発行の申請フォームを使う案内があります。紛失や盗難のときは、回線の一時停止とSIMの再発行は別の手続きなので、まずmy楽天モバイルから回線を止めることも検討してください。
なお、端末の購入と回線の手続きは別物です。買い替え超トクプログラムのような端末購入のサービスを使っても、SIMタイプに応じた開通手続きは別に必要になります。端末のキャンペーン条件は変わりやすいので、 楽天モバイルの公式サイト で最新の内容を確認してください。
ここで混同しやすいのが、楽天Link(楽天モバイルの通話・メッセージアプリ)の引き継ぎと、回線の開通は別だということです。
電話番号が変わらなければ、楽天Linkのメッセージ履歴は自動で引き継げます。新端末に楽天Linkを入れて、契約中の楽天IDと電話番号でログインするだけです。ただ、楽天Linkにログインできても、それは回線が開通したという意味ではありません。モバイル通信の開通は、これまで説明したSIMの手続きで別に行う必要があります。
写真やアプリのデータ移行も、回線開通とは別のタスクです。iPhoneのクイックスタートでは開通とデータ移行が一緒に進む場面もありますが、Androidへの移行や、初期設定後のeSIM転送では分けて考えるとわかりやすいです。
順番で気をつけたいのは、SMS認証を使うアプリや銀行アプリです。新端末で認証が必要なアプリがある場合は、回線が使えるようにしてから移すとつまずきにくいです。あと、iPhoneで以前にMVNO(格安SIM)の設定プロファイルを入れていた場合は、それが残っていると通信できないことがあるので、削除が必要になることがあります。
開通でつまずきやすい場面と対処を、表にまとめました。
| 困りごと | 原因の候補 | 対処 |
|---|---|---|
|
開通ボタンの後にQRコードが出る
|
Web版で操作している | 新端末のアプリを起動して、アプリから開通をやり直す |
|
開通ボタンが出てこない
|
本人確認が未完了・不備 | 本人確認の案内メールから手続きをやり直す |
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OTPが届かない
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SMS受信不可・旧端末の故障・古いOTPを使用 | 最新のOTPを3分以内に入力、迷惑メールを確認。SMSが無理なら申請フォームへ |
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開通したのに圏外
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モバイルデータがオフ・機内モード・SIM未認識 | モバイルデータと機内モードのオンとオフ、Wi-Fiを切る、OS更新、再起動 |
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iPhoneで通信できない
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キャリア設定が古い・設定プロファイル残り | キャリア設定をアップデート、残っているMVNOの設定プロファイルを削除 |
つまずく原因の多くは、アプリで操作していない・本人確認が終わっていない・APNや設定プロファイルのどれかです。表のどれを試しても直らないときは、楽天モバイルのサポート窓口(チャットは9時から23時まで)に相談すると早いです。
完全に同じではありません。SIMタイプの組み合わせによって、SIMの差し替えだけで済む場合、SIM再発行が必要な場合、iPhoneのクイック転送が使える場合に分かれます。まず自分のパターンを確認するのが近道です。
eSIMの再発行は0円です。SIMカードの再発行は3,000円(税込3,300円)かかります。費用面でも、eSIMのまま移すほうが手軽です。
消さないでください。SIM再発行を申請する前に旧端末のプロファイルを削除すると、SMS認証ができなくなり、通常の手順で進められなくなることがあります。
eSIMの再発行はキャンセルできません。届いたメールのあと、使いたい端末で開通してください。SIMカードの再発行は、発送前ならキャンセルできます。
移せます。ワンタイムパスワードを受け取れない場合は、通常の手順ではなくSIM再発行の申請フォームや問い合わせ窓口を使う案内があります。
なりません。楽天Linkの引き継ぎと、楽天回線の開通は別の手続きです。ログインできても、SIMの開通が済んでいないと通信はできません。
まずモバイルデータと機内モードを切り替え、Wi-Fiを切って、端末を再起動してみてください。それでも直らないときは、OSの更新やAPNの設定を確認します。
楽天モバイルのeSIM機種変更は、最初に「今のSIMタイプ」と「新端末のOS」を確認すれば、進む手順がはっきりします。
基本は、my楽天モバイルでSIMを再発行して、新端末のアプリで開通する流れです。iPhone同士なら、条件を満たせばクイック転送のほうが早く済みます。開通したら4G/5Gの表示とWebページでチェックすればOKです。
順番さえ押さえれば、そんなに難しくありません。もしつまずいても、原因はだいたいアプリ・本人確認・APNのどれかなので、落ち着いて確認してみてください。
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