40歳を過ぎてから、何度か、こんな問いが浮かんだ。
すでに、体のあちこちがぼろぼろで、同年代のライターの急死もあいついでいる。
決して、空想的な問いではなかった。
『日本中世の村落』(岩波文庫)を書いた清水三男にとって、同書がその答えだった。
大戦中、いずれ出征すれば、帰れるという保証はない。そこで清水が残そうとしたのが同書である。
事実、清水は、この本を書いてから5年後に、シベリアの捕虜収容所で人生を終えた。
本の内容は、荘園制と、中世の村落のありさまをできるだけ忠実に描き出したものである。
一般の人にはまったく関係がないテーマ、というわけではないだろう。
ここに描かれている村落の人々の血は、自分にも直結している。だから、自分というものを知るためのひとつの資料なのである。
最近、歴史の本を読むときには、そう思いながら読んでいる。
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