座乱読無駄話日記２

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2019.07.29

久々の京都

カテゴリ：日記など・・

昨日、暑い暑いといいながら、京都に行った。
　用がある者についって行っただけなのだが、祇園祭の見どころが終わったからか、意外と人出は少ない。四条通りが、するすると通行できるのは、めずらしいかも。あちこちに祇園社の提灯がかけられており、幔幕もあって、まだ祇園祭の最中だということが、ひしひし。
　四条の橋を渡っていると、橋の真ん中に、斎竹が建てられてあった。これを見るのは初めてかも。ここで、鴨川の水を汲んで、神輿を洗うのだ。
　今は、神輿に水をかけるということらしいが、昔は、本当に川の中にぶち込んだ・・とか聞いたので、まさに、禊の儀式で、もっと古くは、大阪湾まで行って海の放り込んだというから、悪霊払いの儀式だったのだろう。今は、かけられる水は、清め説と、鴨川の水の力を取り入れるというのと、二方向の解釈があるけれど、どっちにしても、エクソシストの聖水みたいなもの・・といったら、しかられるだろうか。
　人が少ない、八坂本殿。

　八坂神社近辺は、普段は、ほとんどが外国人観光ばかりですが、今回は、祭りの期間なので、白い麻の紋付に袴といういでたちの関係者がたくさんうろうろしていた。白い着物は、祭りの決まりだそうで、羽織は絽の夏羽織らしいいけれど、暑いからか、羽織を着ている人は見なかった。まあ、夏だから白というのはありでしょうが、ふっと、「儀式の白直垂」なんかを思い浮かべた。
　そのあと、三条に行く用事があるというので、ついていったが、根性がないので、祇園四条から三条まで京阪電車に乗ってしまった・・やれやれ。

　あとは、ぶらぶらと、歩いて誓願寺で、しばしお参りをして（だって、商店街を歩いていたら、本堂から、阿弥陀さまが「挨拶なしかいっ！」って感じで睨まれたようにお顔が見えて、これはご挨拶しなければ・・ってよった。

　２５日の天神祭に行かなかったので、まあ、京都だけど、同じ天神様だからよかろうと錦の天神様に、ご挨拶。で、出てきたら、なんと、真正面に錦小路が見えて・・って、勿論、知ってますよ。錦は何度も来ているから、だけど、この日は、すいていたんですよね。いつも、ものすごく人がいっぱいで、敬遠している場所なんですが、とおりがすっと見えた。
　そうか、♪ここは、どこの細道じゃ　天神様の細道じゃ。
　錦小路は天神様の細道だったんだと気づいた！
　いかにすいていても、行きはよいよい、帰りは怖い♪　ので、いくのはやめた。
　氷が食べたい、ソフトクリームが食べたいとか思いながら、まあ、ふらふらして、帰ったわけですよ。