元独身貴族のグルメ日記

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ケビン大杉

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2006/03/22
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カテゴリ: おすすめの本
今回はかなり硬めの本。
ロウアーミドルの衝撃

かつては1億総中流時代と言われ、ほとんどの人が中の上だと思っていたあの頃。
最近は2極分化が進み、8割の人がロウアーミドルクラス(中の下)にしかたどりつけない時代になったので、それに対してどう向き合っていくかというのが本の趣旨。

ちなみに、ここでの定義は、
   ~ 300万円:ロウアークラス(37.4%)
 300~ 600万円:ロウアーミドルクラス(41.5%)
 600~1000万円:アッパーミドルクラス(16.2%)
1000万円~  :アッパークラス(4.9%)
だそうです。


処方箋として、
 ○物価を下げるための規制緩和
 ○高コスト体質の政府の構造改革
 ○ロウアーミドルクラスの意識改革
等と、鋭い視点で述べられています。


この本の主題とははずれますが、考えさせられたのが牛肉のBSE問題とアメリカの衰退。
著者はBSEによる「一律」牛肉輸入禁止に対して批判的。アメリカでBSEが発生したからと一律輸入禁止であれば、日本の牛肉も危険だから食べられないということになってしまうという論理。
確かに、これは正論。
ただ、私がアメリカに感じるのは、フォードやカーネギーと言った、20世紀初頭にアメリカの工業製品がどんどん輸出されていたころ、彼らが作った製品は、「より良くより安く」提供され、消費者の生活を豊かにしたものです。
それが、今のアメリカは、「我々の作ったものが何故買えないのか」と、消費者の心情を無視して生産者の論理だけを押し付けているので、次第に世界からアメリカ製品が駆逐されていくという図式になっているのかと思ってしまいました。





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Last updated  2006/03/22 09:24:05 PM
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