2006年07月10日
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レディ・ガンナーと二人の皇子(下)

 「レディ・ガンナー」シリーズは、様々な動物に変身する能力を持った異種人類(アナザーレイス)と普通の人間たちが一緒に暮らしている世界のストーリーです。過去には人間と異種人類との間で激しい争いがあったことで人間は現在も異種人類を恐れたり差別したりしていて両者の溝は埋まらず、緊張感のある微妙な関係が続いています。人間たちの国バナディスの外交官の娘であり、お嬢様なのに拳銃を振るい敢然と悪者に立ち向かう主人公のキャサリン・ウィンスロウは、相手が普通の人間でも異種人類でも全く差別しない人物です。キャサリンは知り合いになり仲間となった異種人類の4人の用心棒たち猫のケイティ、蜥蜴で鳥のベラフォード、ごちゃまぜのダムー、役立たずのヴィンセントたちとともに行く先々で起こる人間たちと異種人類たちに関わる争いを銃の腕とその人望の力で次々と解決していくことになります。
 皇太子のうちに妃八家という8つの有力貴族の娘たちとの間にそれぞれ子どもをもうけ、次代の皇太子にふさわしい優秀な男子を産んだ娘と結婚して王座につくという制度を持つエルディア王国。この制度は、できるだけ早いうちに優秀な人物を皇太子に選ぶことができるという利点がありますが妃八家の娘たちの名前がみんな「マリア」だったり、皇太子とマリアたちとの間に産まれた子どもたちが完全な権力争いの道具としてのみ育てられていたり、あまりに歪んだ制度にキャサリンは怒りを覚えます。特に女の子なのに無理やり男としてゆがめられて育てられ、そのうえ異種人類の刺客たちなどに命を狙われるフェルナンドと関わったことでキャサリンは、おかしな国の制度そのものに戦いを挑むのです。
 「レディ・ガンナーと二人の皇子」の完結編です。錯綜する大陰謀の謎が次々明らかになり、キャサリンと用心棒たちはエルディア国の闇をはらすため銃をぶっ放し、厳戒態勢の城塞から要人をさらい、獅子に変身する強力な異種人類と対決し、次々と建物を破壊して大暴れすることになります。制度に翻弄される人々を救うため、エルディア国という巨大な敵を相手に破天荒で痛快な活躍を見せるキャサリンや用心棒たちがとても面白かったです。
 ジャンルは痛快アクション・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
レディ・ガンナーの冒険 レディ・ガンナーの大追跡(上) レディ・ガンナーの大追跡(下) レディ・ガンナーと宝石泥棒
レディ・ガンナーと二人の皇子(上) レディ・ガンナーと二人の皇子(中)
レディ・ガンナーシリーズ





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最終更新日  2006年07月10日 16時42分38秒
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