2006年12月03日
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 「多重心世界シンフォニックハーツ」は、住人すべてが多重人格者であることが常識だという惑星アーモネイディアを舞台としたストーリーです。そこでは人格を多く持っている者が全てにおいて優遇されるという階級制度や選民思想がはびこっており、人格を一つしか持っていない主人公のソロやカノンは酷い差別を受けています。少ない人格しか持っていない者や異常多声者、人格の数によって差別をするべきでないと主張する者たちも、そうした制度に反対していて反星府組織を結成し制度を推し進めるオーベルハイム政権を倒そうとしています。しかし、アーモネイディアでは実際の能力はともかく「人格を多く持っている=エリート」という思想が根強く、たいした能力がないにも関わらず人格が多い者が優遇されているのが実情です。ソロは「シンフォニア」と「人格調和機構」の戦闘に巻き込まれていき、多重人格者が発生する驚愕の真実や自身のルーツに迫ることになります。
 異常多声者は人格同士がケンカをしていたり、人格の交代をスムーズに行うことができないのですが、その代わり超能力を持つ人格や超技術を操る人格を持ってたりします。こうした異常多声者と多彩な人格を効果的に操る者たちの戦闘シーンや会話が大変面白かったです。ただ、主人公のソロやカノン以外では登場人格?がとても多いので読みはじめは突然人格が入れ替わったりシーンなど少し読みにくかったように思います。上巻の終りが衝撃的な展開だったので下巻を読むのが楽しめです。
 ジャンルは異世界アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>







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最終更新日  2006年12月03日 17時41分11秒
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