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2004年06月03日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ソフトバンクは派手なM&Aによるビジネス拡大が成功要因と見られがちですが、実際にはもっと着眼すべき点があると思います。
それは、
ポジショニング の上手さです。

これにはさらに2つの観点があります。
1)市場の中でのポジショニング
2)バリューチェーンの中でのポジショニング

1)の市場の中でのポジショニングですが、2つの原則があるように思います。
・新しい市場
・その中でNo1かそれに匹敵する規模をもてること。

既存市場に打って出ることは、戦いによる体力消耗と戦うための兵糧が必要です。
敵を作らず、体力を消耗せず、兵糧を必要としないという点で優れた戦略といえます。
ソフトバンクでは「投資」や「M&A」という形でその方針が現れているように思います。

2)バリューチェーンの中のポジショニングについて、あまり意識したことはないでしょうし、雑誌でも取り上げられないのですが、実はこの部分がソフトバンクの最大の強みです。
バリューチェーンというと企業活動の様々な領域の連鎖を指してしまうのですが、製品・サービスの提供者から消費者までのサプライ・チェーンを考えると、

製品やサービスの供給者

卸売業

小売業



この連鎖の中で、ソフトバンクは卸売業者の立場を最も好みます。
製造業者は高い利益率を確保できる反面、進歩と他企業との競争という状況にさらされます。
卸売業は、利益率は低いのですがメーカーや小売比べる競争は少ないといえます。
小売業も利益率が低く、価格面での競争に絶えずさらされます。
ソフトバンクの創業事業はパソコンソフトウェアの流通業(卸)とその出版業。

競合は無く、市場の成長に比例して事業も成長する。
出版業は、メーカーのようで実際には流通業です。パソコンに関する情報を本という形で市場に流通させる。これも、情報発信者の増大と情報を必要とする人の増加により市場が自然に成長し、その繋ぎ役であるソフトバンクは、ポジション的に自然に儲かる仕組みになっています。

今回の日本テレコムの買収も、コンテンツの提供側とユーザー、ないし情報を発信するものと利用する者をつなぐポジションへの進出といえます。
情報提供者、情報利用者の増大、それに伴う市場の成長により”繋ぎ役”であるソフトバンクには自然にお金が落ちる。通信、ブロードバンド、そしていずれは携帯IP電話という領域でNo1になってやる!という孫社長の目的が垣間見えます。

ソフトバンクの本質は「卸」。基本的な戦略は戦わずして勝つ。
そして市場の成長とともに、企業規模を拡大する。
営業力でがんばるのではなく、よいポジションをとってチャリン、チャリ~ンとお金が自然に入ってくるのを待つ。
これを「チャリン、チャリ~ンビジネス」という。

「インフラ・ビジネス」を地でいくのがソフトバンクの特徴だといえます。





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Last updated  2004年06月04日 11時35分50秒
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詳しくて、  
とても、緻密で詳しい解説有難うございます。

解りやすいです。感謝。 (2004年06月04日 02時03分45秒)

へぇ~  
空想起業家  さん
なんか、すごいっす。
分析力、すごすぎます。同じ人間とは思えない(笑)

私の好きなソフトバンク。孫さんの考え方ってすごいですね。それを分析するrassyさんも☆

勉強になりました! (2004年06月05日 00時53分48秒)

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