レグザ録画ハードディスク復旧研究所

2021.01.03
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カテゴリ: 東芝レグザ
代行作業 ​もやっています。


xfs_repairでの修復の欠点とベストな方法の比較
  1. xfs_repairは不良セクターを修復できない。
    認識しなくなった原因の8割以上が不良セクターの発生によるため、xfs_repairで治しても不完全。
    ⇒不良セクターは​ HDD Regenerator ​で修復できる。
  2. xfs_repairでLost+Foundフォルダに移動されファイル名が失われることがある。
    ファイルはあってもファイル名が分からないと、タイトルがなくなり、全復旧が不可能になる。
    ⇒​ 復旧天使(Raise Data Recovery for XFS) ​では全ファイルがそのまま読み出せる場合が多い。⇒testdiskでパーティションを復旧後、Ubuntuで全ファイルが読み出せることがある。
したがって、HDD Regeneratorで不良セクター修復、復旧天使(Raise Data Recovery)で録画ファイルをワーク用HDDへバックアップ、レグザでの認識に必要なUUID取得、新しいHDDへUUIDと録画番組を書き戻すのがベストです。

例を見てみましょう。
CrystalDiskInfoで調べて、健康状態が「注意」「異常」になっている場合、xfs_repairは掛けてはいけません。xfs_repairを掛けると復旧不能になります。


不良セクターは、HDDの先頭付近にあることが多いです。HDD Regeneratorではこのように不良セクターは「R」となって修復されます。修復されるとデータが読み出し可能になります。コピーする場合、このように治してからでないと途中で止まります。


これは別のハードディスクのHDD Regeneratorの完了画面の例です。
この場合では先頭付近あった6つの不良セクターが修復され、遅延セクターが2つありました。
「D」は遅延セクターです。遅延セクターは治らないので新しいハードディスクへの録画番組の移し替えが必要です。


認識しないパーティション(Unknown partition)からも、復旧天使(Raise Data Recovery)を使えば、パーティションを見つけることができます。




ファイル復旧途中でファイルシステムが特定され、UUID(Unique ID)が表示されます。


Ubuntuでマウントできず、見つからないパーティション、ファイルもRaise Data Recoveryで見つかります。


こうなれば、復旧天使(Raise Data Recovery)からWindowsのワークドライブに録画番組が保存できます。この例では1.53TBが取り出せました。ほとんどの場合、全部取り出せます。
*上とは別の例からのスクリーンショットです。


Windowsのワークドライブで録画番組本体の.dtvファイルの数を確認できます。
この例では235番組でした。


録画番組とUUIDが取り出せれば、あとはコピーで新しいHDDへ移し替えれば完了です。


このとおりやったほうが、xfs_repairよりも安全で確実です。
代行作業 ​もやっています。





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Last updated  2023.02.22 11:58:19
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