レグザ録画ハードディスク復旧研究所

2023.10.01
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カテゴリ: 東芝レグザ


​私は​レグザのハードディスクの録画番組を復旧する代行作業を行っています。

REGZAレコーダーで使用していたエレコム製SeeQVault HDD(ELD-QEN2080UBK)の録画番組復旧事例です。Ubuntuではマウントできませんでしたが、Raise Data Recoveryで録画番組がすべてバックアップできました。
エレコム製SeeQVault HDD(ELD-QEN2080UBK)ですが、ロジテックやアイ・オー・データ機器も同じ形のSeeQVault HDDを販売しており、ふたを力を入れてスライドさせると簡単に分解できます。


Seagate BarraCuda 8TB ST8000DM004が入っていました。


CrystalDiskInfoでは健康状態が「注意」になっていました。


HDD Regeneratorでは不良セクタはありませんでしたがディレイがたくさんあり、後半に行くほど増えています。スキャンに15時間掛かりました。


Ubuntuではマウントできませんでした。


Raise Data Recoveryで録画番組をすべてバックアップできました。




試しにxfs_repairを実行してみたところ、322個のファイルがlost+foundに移動してしまいました。やはりxfs_repairでは完全復旧はできません。

ディレイが82個あったので、新しいハードディスクに録画番組を移し替えて交換します。



そしてREGZAレコーダー(DBR-W1007)で登録初期化を行います。
初期化は必ず別の変換基板で行う必要があります。元の変換基板で初期化するとSeeQVaultの暗号が更新されて、録画番組が再生できなくなるので注意が必要です。

と、ここで問題発生!
レグザレコーダーで録画番組をコピーしたSeeQVault HDDが認識しませんでした。REGZA 65M530Xでは認識するものの録画リストがでませんでした。結果として復旧できませんでした。
残念ながら復旧不可として診断料のみで返却となりました。

​私は​レグザのハードディスクの録画番組を復旧する代行作業を行っています。





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Last updated  2023.10.03 21:25:12
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