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2007.07.20
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テーマ: 生き方上手(689)
カテゴリ: ショップ運営
18日は楽天市場に出展しているショップのカンファレンスでした。


カンファレンス参加3回目ともなると、
どうも余計な部分で余裕クシャクシャです

最後に盛大な立食パーティの懇親会が行われて、
そこでの趣旨はその名の通り「懇親」なのです。

若輩モノの私たちは、売り上げの大きなショップの方々にご挨拶をし、
少しでも「お近づき」になって、
ノウハウや情報をいただける様に努力しなくてはならないわけです。


rakuten4
ここでも漫才が始まっています~~

あのあの・・・違いますからぁ~~~
ここで面白がられていても仕方ないのでしょ~~~

rakuten1.jpg

はいです。
がんばりましょう!!
売り上げ伸ばすぞ~~~!!

って、
そのあと3人で(結局?懇親はどうしたの~?)
居酒屋で盛り上がった帰り道に、
その事件は起きたのです・・・


品川から山手線で、新宿まで3人一緒です。


空席は車両の中ほどに、向かい合わせに2つずつ、
私とパーラーさんが隣り合わせに座り、
店長タチさんは、隣に来たかったけど空いてなかったので、
泣く泣く向かい側に。

タチさんがパーラーさんの真向かいに座ると、

その横には、その空席に、横倒れになって寝ている
「20代位のフニャフニャ雰囲気」の男性が居ました。

その隣には、
「30代位の真面目サラリーマン風」の男性が携帯を手にしていました。


こちら側では、
私の隣に「50代位のイカつい男性」が座っていました。



電車が発車してまもなく、
私の隣の「50代位のイカつい男性」が突然立ち上がって、
「30代真面目サラリーマン風の男性」に、怒ったように話しかけました。

「今、ナニしとった?」

「は?」

「はぁ~じゃないやろ、その隣の寝てるやつは知り合いか?」

「いえ、違いますが・・・」

「じゃあなんで、隣の奴が足元に置いたかばんをわざわざ取って、
自分の背中に隠すんか?
そして今、それを自分の胸に抱えなおしたじゃろ~~!」

「はぁ~? ナニを言ってるんですか? 
そんなことしているわけないじゃないですか!」

こんな押し問答が続く中、
イマイチ状況が掴めなかった私が見たときには、
横倒れで寝ていた「20代位フニャフニャ雰囲気」の男性は、
胸にかばんを抱えて、寝ぼけマナコで起きていました。
(後で思うに、会話が始まった瞬間に戻していたのでは・・)

私の隣の「50代位のイカつい男性」は、広島あたりと思われるお国言葉で、

「・・・あんたは後から乗って来て、
寝ている男性の隣に座り、
その人が足元に置いたかばんをわざわざ取って、自分の背中に隠し、
しばらくしてさらに今、それを自分の胸に抱えた。
それを見た時に、盗む気なのかと確信した。

そこに他の目撃者も居る。

知り合いでないのなら、
泥棒の現行犯として、釣るしあげて引っ張って行こうと思ったが、

あんたは左手の薬指に指輪をしているし、
携帯で奥さんにでも連絡している風だった。
だから注意で終わらせた。

現行犯でなく未遂で良かったな。
有難いと思ったら、
これからはこんなことを2度とするなよ。・・・」

と語りました。

広島弁をここで上手に表現出来ないのですが、
それは、その言葉のニュアンスと、彼の朴訥とした人柄も手伝って、
電車の中での事件を固唾を呑んで見ていた人達の、
感動を呼ぶ言葉でした。
私も心の中で拍手を送りました。

それでもしらばっくれる30代男性に、
他の目撃者の女性も、とうとう話し出しました。

「私も全部見ていましたよ。
2度とこんなことしないでね。心を入れ替えなさいね」

そんな言葉を残して、
目黒駅に着くと、
大勢の人と共に、目撃者の2人は降りて行ってしまいました。

感動的に、それで終わったかと思ったこの事件・・・・


渦中の「(未遂?)30代男性」は、電車を降りるでもなく、
なぜかタチさんの隣の空席に移動し、
タチさんに向かって、クドクドと言い訳をしているのです。

でもその瞳は、
嘘がばれた人間の目の光と表情、そのものでした・・・・

どんなに言葉でごまかしても、
人間って、そこだけは隠せないんだな・・・
でも隠せない人だからこそ、まだ救われるのかな・・・

などと漠然と思いながら、
私はその時、まっすぐ過ぎて無鉄砲なタチさんが、
怒り出してしまわないか、ヒヤヒヤしていました。

ところが!
私の心配の鉾先は、タチさんではなかったのです。

私たち2人が、
タチさんの連れだと知った「(未遂?)30代男性」は
なにやら弁解の言葉を、向かいの座席の私たちに投げて来ました。

そのとたん!
いつも明るく楽しいパーラーさんが、
すごい剣幕でお説教を始めたのです!

「なにやってんのよ!
 そんな事していないで、まともな道、歩きなさいよ!」

必死で、
パーラーさんを抱きしめて止める私の言葉なんて
聞いちゃあいません。

すると、怒った「(未遂?)30代男性」は、
相手が女性だからか、立ち上がって近寄って来たのです。

でも・・
私たちが怖がる暇もなく、
数秒後にはタチさんがその胸倉を掴んでいました。

それでビビったのか、「(未遂?)30代男性」は、
おとなしくなり、口の中でゴニョゴニョ言っていましたが・・・

私たちが新宿で降りると、
それを見て後から降りて来て、
パーラーさんの背後に迫ったのです!!!

「ええ~~っ???」

後ろで見ていた私が叫ぶ暇もなく、
もちろん、次の瞬間には、
またタチさんが胸倉を掴んでいました。

何か怒鳴りながら胸倉を掴むタチさん、

すると、2人の若い男性がその間に入り、
まぁまぁ・・と止めているのです。

一部始終を見ていた人なのでしょう・・・

私はタチさんが、
ただ威嚇だけなのを知っているので、驚かないのですが、
他の人から見たら、
タチさんの方が強そうに見えるのでしょうね。

「(未遂?)30代男性」は、2人の若者に、
タチさんを止めてもらったお礼も言わずに、
発射のベルの鳴った山手線に戻って行きました。

かばんを盗まれそうになった20代男性は、
私たちに、その後フニャフニャと弱々しくお礼とお詫びを言って
去って行きました。

でも私は何より、
そこで止めに来た若者の存在が、なんだかうれしくて、
思わずお礼の言葉をかけてしまいました。
本当は、何を思ったのか、もっと詳しく聞いてみたかったのですが・・・


それにしてもウチの会社のこの2人。
一緒に飲むと、必ず何か事件を引き起こすの・・

それは私にとって「愛すべきものすべてに~~♪」って感じで、
長所の裏返しである短所も含めて、ぜんぶ大好きなのだけど。


でもこの翌日、パーラーさんが漏らした言葉が、
どう考えても私には「ダメ」なのです・・・

それはね、
ご主人と3人のお譲ちゃま達に言ったのだそうです。

「ああいう時、何も言わないで後悔しながら生きるより、
言って刺されて死ぬ方が、きっと幸せだと思うと思うから、
ママはこれからも同じことをすると思うよ。
だからいつか、刺されて死ぬかもね」


・・・・それは違うよ・・・

誰にでも愛する人と、愛してくれる人が必ずいるはず。
その人達にとって、あなたはとても大切な人なのです。

愛してくれている人にとって、
あなたの命はかけがえのないもの。
それは愛している人が居なくなった時を想像してみて。
苦しみは尋常じゃないよね。

そして「命」は誰かに無理に奪われてはいけないものなのです。

だとしたら、
誰かに命を奪いたい、と思わせてはいけないし、
そんな事が起きないように努力しなくちゃいけないと思う。

いつだってどんな時だって、人の感情を刺激しなくたって、
いくらでも解決方法はあると思うの。

その考え方は、
今回みたいなことだってそうだし、
日常の些細なことだってそうだし、
もちろん戦争とかだって同じ・・・

人間に備わった力で創意工夫をすれば、
きっとどんなことでも叶うと思う。

そして私は、そう思って生きて行きたいよ・・・






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最終更新日  2007.07.21 05:03:58
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