連絡帳

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外国語を身につけるための日本語レッスン



外国語を身につけるためには、まずちゃんとした日本語を身につけよう、という本。

私たちはだいたい主語がなくても会話はできる。語尾をはっきりと言わなくても、相手は察してくれる。
そんな話し方をしていたら、外国語を身につけるのは大変、だそうです。

川端康成の「雪国」。有名な冒頭の一文。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」

これを日本文学研究家が英訳すると
「THE TRAIN came out of thelong tunnel into the snow country」

日本文には主語がない。これを悪いというのではなく、主語が主人公とも列車ともとれるから、この一文は名文なのだ、と。
でも英語ではそうはいかない。

なるほど~。確かに英語や他の外国語は主語が必ず入ってますね。


あるドイツ人の話、とのこと。
「日本に住んでいると、日本人が言葉を最後まで言わず、曖昧に言葉を濁すことが多いので
どうして言いたいことをはっきりと言わないのだろう、と私はイライラすることが多い。
特になぜそうしたいのか、どうしてそうするのか、理由を言ってくれない日本人が多いので
私は日本に来た当初ずいぶん困惑した。そして、いちいち理由をきいては、日本人に
煙たがられていた。ところが日本人との会話に慣れてみると、この『理由をきかれない』というのが
とても楽であることを私は知った。きちんと考えずに意見を言ってもそれで通ってしまうからだ。
だから、半年ごとにドイツに買えると、私が何かを言うたびにドイツ人が『なぜ?』『どうして?』と
尋ねてくることに私は辟易する。
どうも私は、日本語の環境の中で暮らしているうちに『日本的な感覚』を身につけてしまうらしい。
そのため、話をするときにどうもはっきりと理由を言わないらしいのだ。
そして一ヶ月ぶりに日本に日本に帰国すると、今度はまた理由を聞きすぎて日本人のひんしゅくを買うのだ。
私は何度ドイツと日本を行ったり来たりしても、なかなかこの感覚に慣れない。どちらの国へ行っても、自分のなかで言語感覚を切り替えるために時間が必要だ。
ヨーロッパの中やアメリカを旅してもこうしたら問題は発生しないのだが」


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