親がアホでも子は育つ（楽しみ順子の日記）

塾に入りたい親子と面談をします。
小6の子供の隣に座ったお母さんが、
ニコニコして「英検3級は取りました」と教えてくれます。
ちょっと、誇らしそうです。

え？

「英語の塾だけは行っていました」

え？

「英語だけは恥をかかないように…」とかなんとか言います。

　え？

何で英検？

「本は好きですか？」
「本は全然読まないんです」

「漢検は受けたことがありますか？」
「ないです」


そんな子が来たら漢検と数検をどんどんやってもらいます。
本を読めない子供は全部の教科で躓きます。
教科書が読めないということは致命的です。

英検3級の上の準2級を取ろうと思っても、

日本語で書いてある問題文が読めないのです。
気の毒です。

どんどん漢検をやらせて文を読めるようにして、
数検をやらせて、思考力を付けて、自分の学年より一つ上を受けさせます。

英検は一番簡単なので最後で良いです。

だって、そうでしょう？
思い出してください、お母さんお父さん！
自分が学生の時にクラスにいなかった？

本が大好きで物知りの子。
格好良かったよね？

数学ができて、思考力のある子もいたよね？
格好良かったよね？


英語からやると心が乱れますよ。
「小学生で英検3級を取れたから自分は天才かも？」って思った。
親も褒めてくれて、すっかりプライドが高くなった。

でもね、
中学に入ってから、教科書が読めないので各教科で困った挙句に、
得意だと思っていた英語も、日本語の問題の意味が分からないから伸び悩む。

その隣で、本の大好きな同級生が、
英語は初めてなのに困っていない様子に焦ります。

学校に行きたくなくなるかも？

親が良かれと思って英語からやらせたことが不登校につながるって事あるかもしれません。

子育ては、自分勝手に自分の個性を発揮しなくていいんですよ。
昔から言っていることが、だいたい正しいんです。

早寝早起き朝ごはん

国語・算数・理化・社会って言うでしょう？
その順番でいいんです。

お子さんは、どんな事に興味がありそうですか？
サッカーが好きならばサッカーの本でいいです。

一緒に旅行をするために良い本もありますよ。

本好きな子供に育ててあげると勉強で苦労がない人生になります。将来絶対に感謝されます。

これは、頑張りがいのある仕事ですぞ！
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今がわかる時代がわかる　日本地図　2023年版 （SEIBIDO MOOK） [ 成美堂出版編集部 ] ​