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「マコちゃーん!」
チャコちゃんが こっちに やってきます。
「あ、だれか くる。 ぼくはもう かえるからね。 ぼくのことは だれにもいっては いけな
いよ。 それと やたらに じゅもんを つかっても いけない。 じゃあね」
にんじんうさちゃんは シーソーから とびおりると こうえんの うらぐちのほうへ かけて
ゆきました。
チャコちゃんが やってきて、ふしぎそうに ききました。
「いま、ここに だれか いなかった」
「ううん、だあれも......。 マコひとりで あそんでたのよ」
こんどは チャコちゃんが シーソーのかたほうに のりました。
ギッタン バッタン。
ギッタン バッタン。
ふたりは かわりばんこに あがったり さがったり。
そのうち マコちゃんは にんじんうさちゃんの いったことを おもいだしました。
ばんごはんの まえに あのじゅもんを いってみよう。
そうだ。 いま ちょっと れんしゅうして みようかな。
「うさちゃん だいすき にんじんちゃん」
ちいさな こえでした。
「なあに? マコちゃん いまなにか いった?」
と チャコちゃんが ききました。
「ううん、べつに...」
ところが、あら ふしぎ...。
となりのシーソーが だれもいないのに うごきだしたのです。
ギッタン バッタン。
ギッタン バッタン。
マコちゃんと チャコちゃんは びっくりして、シーソーからとびおりて しまいました。
ところが そのシーソーも とまらずにうごきつづけています。
おや? こんどは ブランコも うごきだしましたよ。
だれも のっていないのに キーキーおとをたてて ゆれているのです。
なんだか こわくなってきました。
マコちゃんたちは いそいで いえにかえりました。
