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そのひ ようちえんから かえるとちゅうの そうげいバスの なかでした。
マコちゃんの まわりのせきには なかよしの おともだちが すわっています。
みんな おしゃべりをして たのしそうです。
そのとき そうげいバスは まちの なかを はしっていましたが、 きゅうに くるまの う
ごきが おそくなりました。
そのうち どうろが じゅうたいして くるまは まったく うごかなくなって しまいました。
「この先の しんごうきが こしょうしたんだ」
と そうげいバスの うんてんしゅが つきそいの せんせいに いいました。
「そうですか こまりましたね」
じゅうたいの れつの まえのほうの しんごうきが こしょうで うごかなくなって しまった
のです。
そこは じゅうじろで まちで いちばん にぎやかな ところです。
そこの しんごうきが こしょうして しまったのです。
じゅうじろの かくほうこうから あつまった くるまが いちどに ストップして しまい、どこ
も まったく うごかなくなって しまいました。
くるまが あちこちで クラクションを ならしています。
ほこうしゃも どうしていいか わからず、こまっています。
さわぎで おまわりさんが やってきました。
くるまを せいりしようと していますが、あまりにも たくさんの くるまが こうさてんに あ
つまって しまったため みうごきが とれなくなっています。
「どうしよう マコちゃん」
となりのせきに すわっていた チャコちゃんが しんぱいそうに そういいました。
そのすぐうしろにいた ユカちゃんも おちつかない ようすで すわっています。
いえへ つくじかんは だいぶ おそくなりそうです。
(このままでは いけないわ)
マコちゃんは きもちを おちつけて、そっと めを つぶりました。
そして あの じゅもんを いいました。
「うさちゃん だいすき にんじんちゃん」
「いま なにか いった、 マコちゃん?」
と チャコちゃんが ふしぎそうに たずねました。
「いいの、きにしないでね」
と マコちゃん。
すると ふしぎ。
じゅうじろの しんごうきの あかりが つきました。
あかと きいろと あおの ランプが じゅんばんに つくように なったのです。
くるまは すこしずつ うごき はじめました。
ほこうしゃも あおになると あんしんして こうさてんを わたります。
マコちゃんたちの のった バスも まえに すすみます。
バスのなかは あかるい こえで あふれています。
マコちゃんは うれしく なってきました。
(そうだ。 たぶん にんじんうさちゃんは いつも どこかで わたしを みていてくれて い
るんだわ)
マコちゃんは とても しあわせな きもちに なりました。
バスは じゅうじろの しんごうを ゆっくり とおりすぎて、そのまま まちのなかを すすん
で ゆきました。
