あれこれ思いつくまま

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2006.03.06
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カテゴリ: 季節の想い
なぜなぞ科学:胎内では無呼吸なのに、赤ちゃんはなぜ生まれてすぐ呼吸できるの?
 生まれたばかりの赤ちゃん。母親の体内では羊水に包まれて呼吸していないのに、なぜ生まれてすぐに呼吸できるのだろうか。
 胎児は母体の胎盤とつながっているさい帯(へその緒)を通じて、必要な酸素をもらい、不要な炭酸ガスを排出している。肺呼吸はしていないが、胎盤が肺の役割を果たしている。
 しかし、胎児を超音波画像で見てみると、胸の部分が規則正しく動いていることがある。これは「呼吸様運動」と呼ばれる。東京女子医大母子総合医療センター所長の仁志田博司教授(新生児学)は「呼吸の準備運動かもしれない」と説明する。
 胎児の肺の中は、肺の内部で作られる水分(肺水)で水びたしの状態だ。肺水は肺の成長に欠かせないが、水びたしの状態では呼吸はできない。
 松戸市立病院新生児科の長谷川久弥医長(呼吸器疾患)によると、陣痛が始まると、ホルモンの働きにより肺水を作るのが抑制される。さらに、胎児が産道を通るときに胸が圧迫され、肺水の一部がしぼり出される。狭い産道から外に出てきた反動で、赤ちゃんの肺はふくらみ、空気が入り込む。こうして初めての呼吸が始まる。
 これと並行して、さまざまな刺激が赤ちゃんの脳内の呼吸中枢に伝わる。温かい羊水から外気にさらされることによる肌への刺激や、さい帯を切断されると一時的に低酸素状態になることなどが呼吸を促す。
 長谷川さんは「おぎゃーという泣き声も、肺に残った肺水を外に押し出す作用を持つ。一つ一つの動作に意味があるのです」と話す。【下桐実雅子】





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最終更新日  2006.03.06 09:30:14
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