ぼくはいくつかの建設現場を担当しているので、時間が足りない時はお弁当をどこでも食べて時間を稼ぐようにしている。
その日も車の中で急いで食べていた。
顔見知りの警備員が、「ryujiさん、よくそんなところで食べられますねぇ」と話しかけてきた。事情を聞くと、ぼくが駐車したとなりで焼身自殺があったらしい。花が献花されている。
命と引き換えの叫び。この世に未練のある人は、人目に触れる場所を選ぶだろう。
この方は寂しい場所を選んでいた。数年後には700世帯が暮す広大な宅地に変貌するのだが、今は鬱蒼とした森で、その入り口に当たる場所だ。
悲しさに襲われ、ぼくのこころは軋(きし)んだ。
浮世
ぼくの住む街は江戸時代からの街道(旧東海道)に沿ってまばらにマンションがどーんと建っているところです。古い社(やしろ)とロジステックと書かれた巨大な倉庫が並立して建っているようなところです。
地区で二番目に大きなマンションの敷地内で納涼大会が今日行われていた。
様子を見にきて、さまざまな工夫に眼をみはった。落ち着きと賑やかさをうまく演出している。人々の楽しんでいる様子が人を掻き分けそぞろ歩くうちに伝わってきた。
たくさんの屋台-たこ焼き焼きそば焼き鳥串焼きホットドッグ 設備も食材も本格的だ。
ビニールで囲った仮設水遊び場 プールかな。 お子さん用だ。
神社の祭りでよくみかける風船売りのコーナー
手作りのカラオケ会場
ビアホールのような雰囲気のコーナー
それぞれのコーナーにたくさんの人たちが集まっていた。
成功だ。ぼくたちの8月初旬の夏祭りは完全に負けている。
つよく感じたことは、マンションは子供たちの生産基地だぁ!
老人と子供たちがこんなにしっくりと集まっている現場を初めて見た。
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萌芽月さん